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ヴァイキング  空の民‐5‐

Q 何故ドラゴンレースの時は会話がないのですか?


A ぼっちで観戦してるからです。

最後のレースに出場したのは5人だった。

竜種に乗る、族長、商隊の二人、族長の娘。

更に唯一のワイバーンに乗っている、島で一番の力持ちと有名なおじさん。

しっかしワイバーンデカくないか?二回りほど大きいが速く飛べるのか?

そんなことを考えながらスタートの合図を待っていた。



選手が全員揃い会場の熱気も最高潮に高まってきたところで、スタートの笛が鳴らされた。

『ブオーーーーーーー『ドカーーーン』

「「「オオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」」」


笛がなると同時に爆発が起きた。そして盛り上がる会場。

「ガハハハ!今回もお先に行くでー!ガハハハ」

爆炎の中から真っ先に飛び出してきたのは族長だった。

乗っているドラゴンが火属性を使うのか。いきなり爆発させるとか、なんでもありだな。


「何を!?今回は俺が勝つ!」

「オラオラオラオラ!その程度じゃ、俺は止まらんぞ!」

かなりの爆発だったと思うが、他の参加者も当たり前のように無傷で出てきた。


初めは族長のドラゴンが先行していたがあんまり速く飛べないのかすぐに集団に追いつかれた。

このレースに出場しているドラゴンが一番小さくても家ほどの大きさはある。

つまり全員かなり大きい。


そのドラゴンが5匹もかたまってしまうと

「ウオォォォ。俺様が通るぞーー!!」

体の大きいワイバーンが他のドラゴンに体当たりしながら進み出した。

ドラゴン同士がぶつかるごとに湧き上がる歓声。


ドラゴンも多少ふらつくが、すぐに体勢を立て直していた。

ただ1匹体勢を立て直せずに落下していくドラゴンがいた。あれは族長の娘だな。

海面ギリギリでなんとか復帰できたドラゴンはそこで水の魔法を使い出した。

水玉を作り出す魔法なんだが、デカくない?

海水も取り込んでどんどん大きくなってゆく。その大きさはあのワイバーンの数倍はありそうだ。


そして発射した。

そして湧き上がる歓声。派手なの好きだね。


どうやらワイバーンをピンポイントで狙っていたらしく、ワイバーンを避けて飛んでいたドラゴンにはそこまで被害が出なかった。

そして直撃をくらった本人はと言うと

「うおおおーーー」

と言いながら落下していった。そこは住宅がーー

ドガガガガガ、と派手な音を立てながら落下した。そして湧き上がるーーー以下同文



派手にぶっ壊したなと思っていたが、どうやら甘かったらしい。

落ちたワイバーンは空も飛ばずに家々を壊しながら地面を駆けていた。

「オラオラオラ!どうした?その程度なのか?ガハハハ!」


そして湧きーーー


そして住宅街から抜けたころ、また飛び始めた。




その後も雷属性の魔法であちこちに雷撃が落ちたり、土属性の魔法でドロ爆弾を飛ばしたりと派手な試合だった。

他にも見どころがあった。それはドラの鳴らし方だ。

思いっきり殴って鳴らす人もいたが、わざわざ鳴らす道具を持ち出して鳴らす人もいれば、頭突きで鳴らす人もいたが。

頭突きで『ゴーン』じゃなくで『ドゴーーン』と鳴らしたおっちゃんには恐れいった。



見てる分には楽しかったな。俺はなぜここの島民がドラゴンレースに本気になるのかわかった気がした。




「あ、まずい。そういえばまだドナドナ出してない。」


俺はその夜の宴を断って森の中に行った。ドナドナの好きな草があるといいな。


宴は毎日してます。そして2、3回参加しました。そこで腕相撲100人抜きの記録を打ち立てた。


骨粗鬆症   噛まずに言えますか?僕は無理です


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