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—ドナドナのはなし—

話が思いつきませんでした。ごめんなさい。


私はドナドナ。


アストラさんの馬です。


彼とはずいぶん長い間旅をしてきました。


何年目でしょうか?ざっと70年以上な気がします。


彼との旅は飽きません。いろんなところに連れて行ってくれます。


霊峰に登ったり、大迷宮の中を走り回ったり。


楽しかった思い出ばかりです。


あ、でも霊峰に登った時は神獣とかいうものに怒られてましたね。


どうやら人が嫌いらしいです。なんできたんですか!って怒ってました。


それなのにあの人は、ごめん忘れてたって。馬鹿なんですかね。


ずいぶんと派手にぶっ飛ばされてました。


追いかけるのが大変でしたよ。


まぁそれもいい思い出です。


そんなことより、なんですかここは?


植物がほとんど生えていません。


少し茂っているのもなんだかしょっぱいです。


以前の森の中の方がよかったです。沢山の美味しい植物があって。


私は食べるのをやめて、ハーモニカなるものを吹くことにしました。


アストラさんからもらった大切なものです。


最近教えてもらったかいがあり、だんだん吹けるようになりました。


ファーーーン


いい音が出ました。


私は街に入りました。


首輪をつけると誰かの馬となり、街中を一匹でいても問題ありません。


ただ問題を起こすと大変なことになるので普通は放しません。


まぁ私は優秀ですし、何よりあの人からもらったお守りがありますし。問題なんか起こしません。


それにしてもこのハーモニカは吹けるようになったけどどのように吹けばいいんでしょうか?


そのことで悩んでいた時でした。遠くからとあるリズムが聞こえてきました。


これは!


そうこれですよ!


こんな感じで吹けばいいんですね。


私は嬉しくてなって音のなるところにかけて行きました。


音のなるところでは男が一匹いました。私のハーモニカと違って吹いていません。


何か棒のようなものでこすっているのでしょうか?私にはわかりません。


ただそんなことはどうでもいいのです。私は閃きました。


こんな風に音を出すのか!


思わず男の音に合わせてハーモニカを吹いてしまいました。


ファファファファーーーン




後書き設定


一度町を出てもその日なら何もせずに帰って来れます。

そういう切手を渡されます。

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