海の街 キューストン-3-
ここでのぼんやりとひかるはイメージとしては、ブラックライトを照らすと光る石のようなひかりです。
調べてもらった方が伝わりやすいかと思います。
▪️▪️▪️ 海の街 キューストン 遠洋にて▪️▪️▪️
もう何時間潜っているのかなぁ。
2、3時間はたっているだろう。
俺はかなりのスピードで潜っていているのに、まだ底に届かないとは。
予想以上に深かったかもしれん。
海に潜ったのはカベルネ•マトリカルアが欲しいからだ。
前回は一時間ほど潜ったところでとった。
海底に生えているので、もっと浅いところで潜ればいいと思われるが、浅いところではカベルネ・マトリカルアは貴重な栄養源なのだ。
一粒で深海の生き物は10日は生きれるため、よく食べられるので本数が少ない。もともと、もっと深いところで育つからな。
それにしても真っ暗だ。
音も聞こえない。
生き物もいない。
と思ったんだが、ここか。
俺は潜るのをやめて、魔法の灯りをつけた。
まだ海底には辿り付いていない。
灯りをつけて周りが見えるようになった。
そこには巨大な魚の顔があった。一つだけではない。数十の魚の顔が俺を取り囲むようにあった。
いやぁ〜でかいな〜。
俺なんか丸呑みどころではない口の大きさだ。口を広げただけで10メートルはありそうだな。
魔法で空気の泡を作った。
「あのーどうかしました?」
(ナニカガキタ。ナニシニキタ?)
「底に生えているの植物をもらいたいな〜って思って。」
(リュウギュウニコナイナライイ)
(ケドトリスギマズイ)
(ワルイヤツタベル)
「手で持てる量だけにします」
(ナライイ)
(モンダイナイ)
そう言ってスーッと巨大な顔が姿を消した。
やっぱり500メートル級はでかいな〜。
さっきの魚はリュウギュウギョだ。
リュウギュウギョは500年以上生きると数100メールになる。市場に回ってる1〜2メートルなど子供なのだ。
リュウギュウギョの卵は、深海で生まれるが浅いところまでプカプカ浮かんできて、子供がかえる。
そして成長するにつれて、どんどん深いところで生活する。
ただ成長途中で食われることがほとんどだから100メートルを越す個体はそういない。
成長途中では食われる側だが、100メートルを越すと食う側に変わる。
500メートル以上はもはや深海の王と言っても過言ではない。
まぁ、深海のヤバイところはその500メートル級のリュウグウギョが食べられた死骸を見つけたことだな。
パックリ食われてた。俺なら食われてもやりようがあるができれば遭遇したくはないな。
ちなみにだが俺が見た中で最大は1000メートル越えだ。一度だけみたがデカすぎる。
無事リュウギュウギョの許可も降りたしさらに俺は潜った。
—————2時間後——————
やっと着いた。
長かった。
俺は魔法の灯りを限りなく弱めて照らした。おおよそ俺の半径2メートルくらいがギリギリ見える程。
以前普通に灯りをつけたら一斉に魚がやってきてびっくりしたからだ。
小魚とかならまだ可愛げがあるが10メートルの魚がやってくるのは流石に嫌だ。
それにカベルネ•マトリカルアは少し灯りがあるだけで遠くにあってもぼんやりと紺色に光る。
だから今回もそれで見つけようと思った。
灯りを照らした瞬間そこに出てきた光景に俺は感動した。
どうやらここはカベルネ•マトリカルアの群生地らしく、ぼんやりとした紺色の灯りがあちこちで光ってる。
更にエビのような生き物が俺の灯りに照らされてかオレンジに光っていた。
他にも岩についたコケが色々な色に光出した。
どの光も明るく光らずぼんやりとしたひかりだが、綺麗だった。
「綺麗だなぁ〜。相棒にも見せたいなぁ」




