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婚約者とその幼馴染みはやたらといちゃつきを見せつけてきます。……いつまでも付き合ってはいられませんよ。  作者: 四季


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2/2

後編

 ガーネットは挑発的な物言いをしてくるがくだらないので相手にしない。


「アダムスさん、貴方との婚約は破棄します」

「は、はああ!?」

「婚約者がいる身で他の女性といちゃつき続けるような方とは共には生きていけません」

「どうして!? な、なな、何でっ……勝手すぎるよ! それは! さすがに許せないし認められないよ! おかしい! 間違っているっ」

「貴方のことは信用できませんので、共には生きません」

「なんでだよー! おかしいだろそんなのー! 変だろー! どう考えてもおかしいよベローニはー! 間違ってるよー!」


 さようなら、とだけ告げて、二人とはおさらばした。



 ◆



 アダムスとベローニの婚約が破棄になってからというもの、アダムスとガーネットの関係も大きく変わってしまった。


 ベローニへの慰謝料支払いの件で揉めたのだ。

 幼い頃から築いてきた彼らの関係は呆気なく崩れ去ってしまった。


「アダムス、最低! アンタのせいでアタシまでお金取られることになったし! あり得ないあり得ないあり得ないー! 本当に、さいってー!」

「知るかよ! 断らなかったのそっちだよね? 悪いのはこっちじゃない、そっちだよ! っていうかさ、そもそも、やたらと寄ってきてたのもそっちだったよね? だ! か! ら! ガーネットが悪いんだ!」


 二人にとって邪魔者的存在だったベローニがいなくなっても彼らが結ばれることはなく。


「前から思ってたけど! アダムスってどうしてそんなにバカなの!? 婚約者さんもバカそうだったけど、結局、アダムスだってバカじゃん!」

「馬鹿とか言うなよー!」

「事実じゃないの!」

「だとしても言うなー!」

「言うわよ」

「止めてと言われたら止めろよー!」

「嘘は言ってないわ!」

「だとしてもー! それは駄目だろー! いじめ反対だー!」


 関係は悪化していくばかりで。


「うるさい、黙って」

「はああ!?」

「騒がしいって。不快すぎ。ちょっとは大人しくしてよ」

「なんでだよー! おかしいだろそんなのー! 変だろー! どう考えてもおかしいよガーネットはー! 間違ってるよー!」


 ……喧嘩の果てにアダムスがガーネットを殴ってしまって。


 アダムスは捕まり牢屋送りになる。

 そしてそこで風邪を引いて。

 危険な風邪ではなかったものの、拗らせてしまい、衰弱して落命した。


 一方ガーネットはというと、殴られた際に受けた頭蓋骨のダメージにより普通の生活はできなくなってしまった。また、鼻の負傷によって顔立ちに異変が起こり、それを苦に、やがて自ら命を絶った。死の直前、彼女は、繰り返しアダムスへの怨みについて述べていた。ある時は激怒しながら、ある時は号泣しながら、アダムスに対して毒を吐き続けていた。



 ◆



「ベローニ! 今日はピクニックに行こう!」

「ええ、いいわよ」


 あれから数年、私は元気に暮らしている。


「ってことで、もうサンドイッチたくさん作っておいたんだ」

「えええ!?」

「準備万端、だよ!」

「そ、そう……なんだかすごくやる気ね」

「嫌かな?」

「いいえ」

「良かった。じゃ、行こう。天気もいいし、最高のピクニック日和だよ!」


 夫となってくれた彼はアクティブな人だ。けれども思いやりもある。だから一緒にいて不快感はない。思うことが違う時でも、彼となら、真っ当にしっかり話し合える。だからこそ、歪な関係が築かれてしまうことはないし、常に前向きな関係の二人でいられるのだ。



◆終わり◆

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― 新着の感想 ―
アバズレと子供。知能の低さが酷い。教育を受けた貴族と言うよりスラムの住人レベル。 なんかあっさり死んでるけど、こんな無学の阿呆どもを野放しにしていた親たちが報いを払わんとね。
元婚約者とその幼なじみの常識がヤバい
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