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異世界恋愛 ──十六王国物語──

黒侍女と魔法の手帳

作者:三條 凛花
これは、木漏れ日の国と呼ばれ、森に囲まれたルスリエース王国の物語。

希少なジュエラベリーを日暮れまでに集めろと城を追い出された、新人侍女のララ。

それは無理難題であった。雨降る森の中で途方に暮れていると、ジュエラベリーがたくさん詰まったカゴを見つける。

その中には、手紙と、見たことのない素材の手帳が入っていた。ーーそれは、“前世”の自分の持ち物であった。

侍女の中でも底辺である黒侍女として蔑まれていたララだったが、取り戻した記憶を武器に、自分を、周りを、ひいては歴史までをも変えていく。
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