表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

99/147

98話 魔法が使えない俺とイジャとの対決

「まあまあ、この男が死にかけてるザマも面白いんだけどね!野心?正義?バカすぎ!んなもん、魔物にでも食わせておけってさ!そう思わない?」


頭のおかしい言葉を並べる魔王の幹部さま。こんなやつ、生かしちゃおけないね。


「だから僕もお手伝いして、魔力の粗悪品を冒険者に売ったりしてたのにさー!アハハ!思い出しただけでお腹痛いよ!あの3人組ったらコンプレックス丸出しでさー!」

「お、そうか!とりあえず斬るわ!」


『縮地』と『空蹴術』での、高速突進を出してからの抜剣術を繰り出す俺。


腕を切り落とす勢いで振ったんだけど、ギリギリでかわされて、外まで逃げちゃったよ!ちょっとはやいかも?


でも、手応えはあったかな?出血してるし?


イジャは、ベランダから外まで逃げて、空中に浮いてるね。


俺もとりあえずベランダまで行っとくか。


「・・・痛いなぁ。大目に見てあげてたけど、痛い目に合わせないとダメみたいだね。というか、殺す」

「大目に見てあげてたのは俺だよ?お前そろそろうざいわ」


ベランダから飛び出そうとしたら、後ろから「たくやさん!」って声が聞こえたから、アンジェたちだね。


「私達も幹部を倒します!」

「やっつけるのですよー!」

「私もそろそろ、鬱憤が爆発しそうよ。あなた様のお手伝いします!!『フロート』」


うお、すげ!アンジェ、ニナ、ミシアが浮いてるんだけど!いいなぁ!


「はぁ、ちょっとだけ遊んであげるよ。戦うのは得意じゃないんだけどね」

「そうなんだ、じゃあ楽に死ねる、ね!」


ベランダから飛び出して、空を蹴りながらイジャに接近!


俺の後ろに続いてきてるね、よしよし。


イジャは短剣を2本取り出して、両手それぞれに持つと。


で、なんか剣を交差させてかっこいいポーズを取ってる。


いや、かっこよくないか!


「見せてあげようか、幹部の力をさ。トリシューラ達みたいな雑魚とは、レベルが違うのさ」

「へー、それは楽しそうだ、ね!!」


懐に入る為に加速する俺に対して、イジャは2本の短剣を俺に向けて投げてくる。


それを剣で弾いた瞬間、イジャが目の前まで接近してたね。


弾いた短剣をすぐに掴んで、そのまま俺を斬りつけてくるも、それを防ぐ。


おー、中々やるじゃん?


「たくや君よく反応したね。褒めてあげるよ」

「俺のことだけ見てていいのかい?」

「おっと」


後ろから、アンジェの雷属性魔法『トール・ブレスター』が飛んでるのと同時に、ニナも急接近して殴りにかかる。


「ニナパーンチ!」

「おっとぉ」


ワープして、ニナのパンチとアンジェの魔法を回避するイジャは、ちょっと先あたりまで移動してるね。


ワープって便利だなぁ。


「早いです!魔法がかわされました!」

「ニナのパンチ当たらなかったのです!」


アンジェとニナは驚いてる様子だな。ミシアは忌々しそうな顔してるけど。


「奴は素の機動力とワープを駆使して戦うゴキブリみたいな奴よ。どこから攻撃されるか分からないから、注意して!」

「ミシアー?余計なことを言うんじゃないかー。ほいっ」


あいつ、ワープでミシアのところまで行ったな?させるかよ!


ふう、ワープホールから出て来たイジャの攻撃を防いだけど、危なかったねぇ。


「あ、あなた様!わたくしの為にそこまで!あぁ体が熱って・・・」

「言ってる場合か!」


ミシアはこんな時に何言ってるんだ・・・


なんとか、ワープ中の気配はわからないけど、ワープした瞬間に感知することはできるから、対応は出来るかな?


「ふうん、たくや君ってすごい速いね。僕の速さより一段階上だよ」

「感謝の言葉として受け取っておくよ」

「でも、僕は特別なんだよね、おっと!」


アンジェが至近距離で、弓と同じかそれ以上の速度を出しているであろう、高弾速魔法をイジャに向けて放ったようだね。


しかし、明らかに見えてから反応したにも関わらず、一瞬でワープホールを出現させ、それに入り回避したな。


おいおい、やってることが、めちゃくちゃじゃねえの?


「すいませんたくやさん、逃してしまいました」

「気にすんな、まだチャンスはあるよ」


悔しがってるアンジェとは裏腹に、イジャはまたちょっと先に現れて、余裕そうな雰囲気で空を漂ってるよ。


「だから、僕は特別だって言ってるでしょ?君たちの攻撃なんて当たらないし、この程度なら瞬殺できるの!あ、たくや君は無理!強いからね」


まるでアンジェ達が足手まといみたいな言い草だな?ちょっとイラっとしたね。


こいつに、一泡吹かせてやろうか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ