表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

62/144

61話 魔法が使えない俺と黒い教会

町の男から女性を助けた俺は、現状を聞いてるところ。まじでセーフって感じだよ。


「ぐす、えっと、温泉入ったら2人とも様子が変になって、えぐ、それで神とかよく分からないこと言うから、指摘したら、うえ、宿屋の人が入ってきて・・・」

「温泉!?・・・まじかよ」


結構妄想になるけど、温泉に何かの成分が入ってて、それでおかしくなったとしたら?


でもこの女の人はなんともないよなあ。特別性?


やば、男が起きたよ!


「うーん、あれ俺は・・・っ!あれ、なんで俺今までミシア様とかよくわかんないことを!?」

「え、正気に戻った?」


俺が殴ったからか、正気に戻ったみたい。間違いなくない?


「ねえ、一応記憶はあるの?」

「ああ、ちゃんと今までの事は覚えてるんだが、ここまで宗教にのめり込む意味が分からない」


女の人もその様子を見て少し安心してるみたいだね。


「あの協会で何が起きてるのさ?」

「そうだな、俺らは妄信して神を崇めるんだ。そして、偶に宗教を嫌うやつがいるから、そいつに酷いことをして教会の人に明け渡すんだよ」


へーひっどいね。信じる信じないもその人次第なのにね。


「あと、信者の中から優秀だと認められた奴は、ミシアの加護を受けるとか言って、教会の中で暮らすことになるさ。それからそいつが外に出ることはない。クソ、普通に考えたら分かることなのにな!!」


教会はかなりやばいことをしてるみたいだな。端的に、妄信させた奴から選抜して、そいつを監禁するってこった。これは黒だね。


「あと聞きたいんだけど、いつからみんなそんな風になったの?」

「・・・分からない。気がついたらこうなってたし、教会も立ってた。あそこには、源泉があるのにな・・・」


源泉、教会?


それって温泉に魔法が掛かってるってことじゃないか?


アンジェ達が正気だったのは、俺が一緒に温泉に入ってたからってことか。


やーばいことになったぞ。早めに何とかした方がいいなこれ!


◇◆◇


とりあえず、女性と男に変になったふりをしろって口裏を合わせて、俺は宿に戻ったと。


んで、部屋にいた3人に今起こったことを話したとこ。結構みんな驚いてんね。


「つまりですよ?あの温泉に入るとみんな信者になるってことですよね?何かの魔法が掛かってるみたいな?」

「ニナたちが無事なのは、ご主人様のお陰なのです!」

「これは怖いトラップだねえ。監禁して何をさせてるんだろうね」


なんとなく理解してくれたみたいだね。


でも、もとになる原因を探らないといけないし、どちらにしろ教会に潜入するしかないかも。


「今から潜入しない?夜なら警備が手薄だと思うけど」

「そうですね。もしかしたら、他にも被害が出てるからもしれませんし」

「即断即決なのです〜!」

「夜の教会に入るって、ワクワクするよね!」


んじゃ決まりだね。昼に回った時、ある程度場所は把握したし。


はい、では潜入開始! 


◇◆◇


 町の奥の方、教会前に来た俺らを待ってたのは、大きい煉瓦造りの協会で、所々にステンドグラスがついてる、2階建てで大き目の教会。


周りは火が灯ってて明るいし、中も薄っすら明るいね。


それにしたって結構敷地広いんじゃない?温泉町に似つかわしくないし、こんなもんいらねえだろ。


入り口前に何人か見張りが要るなあ、こいつら気絶させるか。


「ちょっとあいつら寝かせてくるから、みんな周り見張っててね」


「分かった」の3人の了承を聞いて俺は『気配遮断』と『縮地』を使って、見張り全員をみねうちで気絶っと。ほい終了。


「流石ですねたくやさん!」

「ご主人様はアサシンなのです!」

「たくや君はなんでもできるねえ!」

「なんでもは出来ないよ、出来ることだけだし。んじゃ、入るか」


夜とはいえ、この警備の数はざる過ぎるんじゃないかな?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ