58話 魔法が使えない俺とホットスプラの宗教
すいません、同じ話を掲載してました。。
温泉町『ホットスプラ』に向かう俺達。
なんでも、温泉町で最近宗教が盛んになってて?イマイチ現地がどうなてるか分からないから、調査に行ってほしいとのことだって。
しかも、観光客がこの町から戻ってこないとか?
王都側は宗教に関与することが出来ないらしいし、俺達一般人が温泉目的で来たってなれば、中に入れるでしょ?ってことだって。
でもさー、俺じゃなくてもよくないそれ?全然誰でもできそうな依頼だと思うけど・・・もしくは、何か異常事態が起きてるとか?
「たくやさん、その宗教ってどんなものなんでしょうね?」
「しゅーきょーっておいしいのですか?」
「うーん、温泉に宗教って言っても色々あるんじゃないの?俺はよく分からないけどさ」
「なにかを信じて、すがりたい気持ちは分からなくないけどね!私は無いけど!!」
楽観的な態度のミュラは、つい先ほどギルドで冒険者になった。
俺が最初にやった魔力測定?は余裕でクリアした当たり、龍人族ってすごいんだなあって感心するよね。
ともかく、ちょっとした温泉旅行って気分で、リフレッシュしに行くつもりで臨もうかな。
◇◆◇
「はい!終わりっと!!」
「たくやさん!王都騎士が30人居てやっと勝てるライトニングワイバーンを一撃で倒すなんて!」
「流石なのですー!」
「たくやくんはやっぱりかっこいいなぁ!」
俺は今、ホットスプラ近くで、でかいワイバーンに襲われてた女3人を助けてあげたとこ。
こんな平野にワイバーンなんて、出てくるもんなんだなぁ。
腰抜かしてた女3人がこっちに近いてきたね。
「ありがとうございます!!魔法が効かないあの魔物を一撃で倒すなんて!」
「凄すぎです!かっこいいです!」
「このご恩どうやって返せばいいか!あ、身体で・・・」
やめろやめろ!服脱ぐな!
すげえ目を輝かせて俺に感謝してくるけど、別に対したやつでもなかったし、何もいらないなぁ。
・・・
取り敢えず俺は、感謝だけ受け取っておくと言って、その女3人と別れて、温泉町に着く俺ら。
温泉町ホットスプラに着く俺たちが最初に感じるのは、卵が腐ったような臭いと煙かな。
不愉快な匂いのはずなのに、何故かそそるような感覚がするね。
町並みは割と古風というか、王都とかのレンガ造りと違って木造建築な感じで、俺は割と好きな雰囲気かも。
森で修業してたのを思い出すよ。
でも、そこらに違和感があるだよなぁ。
「たくやさん、町皆さんお揃いのネックレスしてますね!」
「ご主人様!あの大きな石の女の人は誰なのですか?」
「すっごいねー!なんか皆んなぶつぶつ言いながら本読んでるよー!」
温泉町に似つかわしくない、半裸女の石像やら、分厚い本やら、よくわからないペンダントやら、色々と不可思議な空間で怖いよ・・・
正直めちゃくちゃ帰りたいけど、この原因を探れってことだよね?
一応一通り声を掛けてみようかな?
丁度近くに出店のおばさんがいるから、どんなもんか。
「ねえ、おばさんのその分厚い本なんなの?」
「これ?これはこの世界の唯一神もとい現人神・ミシア様の経典だよ。毎日この経典を読経して、1日3回の礼拝と祈りを捧げるんだよ。そうすると皆、神によって天の世界ビリタニアに導かれて幸福になるんだ。今だってそうさ。腰の調子もいいし、毎日幸せだよ」
やべー、話しかける人間違えたかも。意味わからねえ事ずっと言われてるし、もう逃げたいわ。
「この人は何をいって・・・むぐ!」
「ニナさん!だめですよ!」
「へー面白そうな本だねー!」
は?馬鹿止めろミュラ!そんなこといったら絶対・・・
「あら?ミシア教に興味があるのかしら?おばさんだけじゃなくて、これは皆が嬉しいことなのよ。ああ、これも必然、ミシア様のご啓示ってことなのね?いいわ、私が立派なミシェア・・・要は信仰する人ね?ミシェアにしてあげる。あなたもこれから毎日幸せな人生と、死後にきっと・・・」
「あ、私今でも楽しいからだいじょ・・・むぐ!」
やばいやばい!完全に宗教勧誘モードだよ!こんなことで時間食ってるまあいじゃ・・・まてよ?
この人はかなりの信者ってことは、もとになる原因にまでたどり着けるかもしれないな。
「ねえ、俺達もその宗教入りたいから、その集まる場所?とかに連れてって欲しいんだけど」
「たくやさん!?」
アンジェが驚いてるから、小声で俺の作戦をみんなに伝えて、またおばさんと向き合う。
「今おばさんの話聞いてすごい感銘を受けたよ!入信したいなー!その教祖様?と合わせてよ!」
「ああ、ナムミシアムニゴ。これも運命ね。でもごめんなさい。今日はもうミシア教会はやってないの。明日また来て頂戴ね」
「そっかー残念だなー!明日また来るよ!じゃあね!」
「ナムミシアムニゴ、ナムミシアムニゴ、ナムミシアムニゴ・・・」
うえー、きっつ!!!!
話すだけでこんな体力使うの初めてなんだけど!?
まあいいや、明日が本番だし今日はゆっくり温泉でも浸かろうかな。




