表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

56/143

55話 魔法が使えない俺と謎の白服女

「たくやさーん、あーん」

「たくやくーん、あーん」

「あーん、うん、美味しいよ。でも自分が食べたいやつ・・・」

「たくやさーん」

「たくやくーん」


龍人族の里2日目の夜、里に平和が訪れたと言うことで、里全体でパーティが行われていた。というか、祭りみたいな感じ?


里全体が明るく賑わってる様子に、割と温かみ的なやつを感じるよ。


いろんなとこに飯があったり、踊ってたり、チャンポンしてたり、色々とカオスな空間で、俺らをへの感謝の意もあるみたい。


龍人族全員ここにいるんじゃないかな?みんな集まって各々酒飲んだりなんだりしてら。


祭りとか自体は嫌いじゃないし、むしろ催しって好きなんだけどさ。


「あ、たくやさん、口に付いてますよ?取ってあげますね〜、ペロッ」

「たくやくーん、こっちの頬にソースついてるよ?ペロっ」

「・・・ありがとうね」


どれくらい経ったかな?アンジェとミュラが俺の両側を占拠して、ずっと放さないのは。


右からアンジェの飯、左からミュラの飯、これを交互にずっと口に運ばられるこれって、拷問なのでは?


「ミュラさん?私がたくやさんに食べさせるので、遊んできてもいいんですよ?」

「アンジェも今日の戦いで疲れてるんだから、休んだら?」

「2人とも・・・」


よく分からないけど、俺越しに2人はいがみあってるんだけど、なんでかよく知らない。


居心地悪いし、この空間から出たいなぁ。


ニナは龍人族の子供達と遊んでるし、サリスは男連中と何故か戦ってる。


みんな自由に何かやってるし、俺そろそろ1人になりたいんだけど。適当にどっか行こうかな。


「ごめん、ちょっとトイレ行ってくるよ」

「あ、なら私もついて行きます!」

「ちょっと!アンジェより私が!」

「流石にやめて・・・」


居心地が良いのか悪いのか分からない場所から、俺は無理やり解き放って、適当にふらつきに行った。


◇◆◇


ふう、やっと抜け出せたなぁ。


あそこにいると息が詰まりそうだったから辛かったのよねー。でも、両手に花って言うのも悪くないけどね。


後ろから音楽がちっさく聞こえながら、夜風でも浴びようか、な?


目の前に白い服の女いるけど、誰だこの人?しかも俺のことずっと見てるし。


見た感じ20歳くらい?の白いドレス着てる金髪、龍人族じゃないよなぁ。


話しかける?いやー、でもなー。


「万象外より来訪せし部外者よ。そなたの為人、知りるべきだろう」

「あ?」


何この女、意味わからん事言ってきたぞ。これはヤバいやつだな、戻るか。


「そなたよ、何故聞き入れぬ。因果の果てより出し、当然の権利だと分からぬか」

「・・・」


よし、戻ろ。背を向けてそのままさっきのところに・・・


「いや聞けし、話しかけてるっしょ。分からんの?」

「え、なに?こわっ!普通に喋れんのかよ」


さっきまでの硬い言葉と真逆の話し方をしてきて、ちょっとビビってるんだけど?


「当たり前っしょ、つか無視すんなっつーの!」

「なんで最初から普通に喋んないんだよ」

「その方が頭良さげじゃん?ちな、アタシ偉い人だから、もうちょっと敬えしww」

「なるほどね、頭悪そうだなって今気づいたよ。で、偉いって?」


もうさっきと今の温度差激しすぎて、風邪ひきそうだわ。しかも、自分のこと偉いとか言うし。


もしかして、本当に頭やばいやつ?


「あー!頭悪いってそれ不敬!天罰だから!あと、アタシ『神』だからもうちょっとちゃんとすれし!」


いやいや、不敬だの天罰だの神だの、ほんとにやばいやつじゃん。関わらないようにしようかな。


は?神?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ