40話 魔法が使えない俺とお使いと出会い
なんて?転移がた、まりょくー何?
このロビってやつは、謎の単語並べてよくわからんこと言ってんな。
サリスなんてもう目回ってるじゃん。
「なあロビ。その玉って結局何?意味わかんないんだけど」
「あー、頭の悪いガキ共には分からないか!これは、次元n5に2xαに干渉してfx=n25+i+nxを展開して・・・」
分からん分からん分からん分からん!!!!
ロビの言ってることが、何一つわからないよ!!!ちゃんと言葉で話せよ!!!
「ろ、ロビ、私にも分かりやすく説明してくれ。頭がおかしくなりそうだ」
「サリスも頭悪いもんねー!ロビの言うことが分からないなんて!」
「俺らは超頭悪いから、超頭のいいお前の超分かりやすい説明よろしく」
不本意だけど、下手にでないと話が進まなさそうだから、頭でも下げてみるか。むかつくけど。
「全くもう!しょうがない!超簡単に言うと、『空間の移動が出来る』ってこと!」
・・・マジで?要はワープってこと?すごくない?え、これがあるだけで、何処でもいけるじゃん!
アンジェとサリスはポカーンとしてるし、ニナは首傾げて「むむむ?」とか言ってるし。
「空間移動ですか?す、凄いですね。これがあればどんな国でもいけますよ・・・」
「あ、ああ!いつでも何処でも海、山、祭り、何処でもいけるぞ!」
「むー、移動するって事は移動するって事なのですか?」
「サリスは遊びたいだけでしょ」
なんか皆んな喜んでるし、ロビなんてドヤ顔してるけど、結構これって技術革新なんじゃないの?
「ロビさぁ、よくあのダンジョンにあるって分かったよね。しかも、こんなやばいやつでしょ?」
「あー、前から魔力反応はあったから目をつけてて、解析したら見つかったって感じ。あと、この転移結晶を分析してったら、いずれ次元の壁も越えれるってこと」
次元の壁?なーんかよくわかんねえこと言ってんな。
「ロビさん、それってどう言うことですか?」
「意味不明なのですー!」
「おいロビ!どう言うことだ!私にも分かるように説明しろ!」
めっちゃニヤニヤしながらロビがこっちみてる。なんでそんな勿体ぶってんだろ。
「まあまあ、これと何かしら作用する物を合わせる事で、違う世界に行けるってこと!」
◇◆◇
って話があったから、俺らはその作用する物?を貰いに行くために『ドラゴニス・マウンテン』に行くらしいよ?
またお使いってこと。
なんでも、転移結晶を分析するのに、ドラゴンが住んでる山に行って、『龍眼玉』?が必要なんだってさ。
そう言う事でこれから向かってるんだけど・・・
「今回は私も行くからな!やっと、やっと!冒険者らしい事が出来るな!!!頭を下げろよ貴様ら!」
「忙しいんでしょ?無理に来なくても良いよ」
「そうですよ、サリスさん副団長なんですし」
「窓際も忙しいのですー!」
「やめろ!!そんな目で見るな!!!」
なんでサリスが付いて来ているかと言うと、フィラ曰く邪魔だかららしい。
ほんっとにこの人副団長なの?
で、今道中なんだけどでけえ岩山が見えてきたとこ。
あそこ登るのかぁ。ドラゴンいるんでしょ?やっば。
「見とけ!私はまた強くなったんだ!!ドラゴンなんてバタバタぶっ倒すからな!!見とけよお前ら!!」
「え、仕事してなかったの?」
「サリスさん、サボりは良くないですよ」
「どうでも良いですけど、あの人方誰なのですか?」
「見とけよ見とけよ!!!」とサリスが叫んでる横で、ニナが誰かを見つけたようだ。
んー、3人いるな?
金髪赤スカーフ白アーマーと、修道服と魔法使いローブの3人?
あ、こっちに気づいたみたいだな。しかもこっちに近づいてくるし。
なんだこの人ら?
そしたら、金髪は爽やかスマイルで俺らに話しかけてきた。
「やあ、君たち初めまして。僕は勇者パーティのクランだ。よろしく」
勇者パーティ?




