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30話 魔法が使えない俺と神=ダクレクシア

俺たちは、母親を核として形成された自称神・ダクレクシアを解放するために、とりあえず戦うことになったんだけど、周りの魔法使いが棒立ちで俯いてるの、邪魔だから散ってほしいんだけど?


「神様さー、その石っころってどこにあんのー?っぶねえな!」

「「この女の腹にあるはずだ。検討を祈るぞ」」

「なにが検討だよっと!そのビーム撃つのやめろし!!」

「うわ!光線がいっぱい来るのです!!!」

「避けるのが精いっぱいで!魔法の詠唱が出来ません!!」

「任せてください。『ラグナロク』」


やっぱ時間停止手すげえなぁ、攻撃が止まるし楽なこったないね。


「サンキューフィラ!よし『縮地』!」

「あれれ!周りが動いてないのです!!」

「こ、これはどういう・・・」

「時を止めました。5秒ほどしか止まりませんし、使用後10秒は使うことができませんのでお早めに」


5秒もあれば十分!このまま直進して・・・いや思ったよりやっぱ短いわ。


でも、懐まで入ったからこのまま・・・うえ!どっからそんなでかい剣出てきてんだよ!っぶねえなあ!!ギリかわしたけど、当たってたら死ぬっつうの!


「た、たくやさん!大丈夫ですか!?」

「ご主人様!!ニナも行くです!!」

「もう一度発動します!・・・『ラグナロク』」


ゴーンって謎の音が聞こえてまた動きが止まったね。じゃあ今のうちにっと・・・


あの服の上から光ってて盛り上がってるところか?あれをぶっ壊せば・・・!っておい!止まってんじゃねえのかよ!!大剣ブンブン振り回しやがって!!


「あいつの動き止まってないのです!うー、光線が邪魔なのですよー!」

「攻撃さえできればいいんですけど・・・!」

「・・・わたくしがアンジェさんを守りますので、詠唱をお願いします」

「ど、どういう・・・」

『ニブラ・ヘイム』


はえー、おっきい青い鏡みたいなの出てきて、光線消し飛ばしてるじゃん!無敵じゃね?あれ。


「これに触れた部分の時間を消し飛ばしています。今のうちに詠唱を・・・ゴフッ」

「フィラさん!・・・分かりました!」


フィラの口から血吐いてるけど、あいつ大丈夫か?結構身体に負担かかってるんじゃね?


『レイジングフレア!』


「おっきい火の球が飛んでくるのですよ!アンジェさんすごいのです!!」

「光線があの魔法とフィラの鏡に集中してるな!ニナ行くぞ!」

「ハイなのです!」


大剣をかわして、『空蹴術』で空を蹴って、・・・いやー弱点ちっせー!ちょっとでもぶれたら母親お陀仏になるっつーの!もう一個の大剣はニナが守ってくれてるし、このまま・・・あ、そうだ。


「ねー郷の奴らさー!いつまでそこで突っ立ってんの?邪魔なんだけど?」

「な、なんだとこのガキ!!大人に向かってなんだその口の・・・」

「うるせーよ。子供がこんだけ動いてんのに、大人ってのは見てるだけで偉いんだな!自分の郷でしょ?」

「な、魔法の使えない子供が何を・・・」

「だーかーらー、魔法も使えない子供が必死こいて、お前らの仲間助けようとしてるっつってんの!そこのジジイがてめーらの何なのか知らねえけどさー、仲間助けようともしないで、よく郷だのなんだの言って恥ずかしくねえのかって言って話!わかったら、とっととこっちの援護しろって!しねえならこのまま郷から出てけよ」


はーすっきりした。鬱憤溜まってたから、なんか集中出来てなかったんだよなー。これで、普通に戦えるっしょ!


「そうだ・・・あの子供の言うとおりだ。俺たちの郷と仲間が今苦しんでるんだ・・・俺達も!」

「そ、そうよね!私たちの郷を守らないとね!!」


やっと動いたかよもう。これで少しは楽に・・・うっわ、花火みたいにきらっきらした魔法がボコボコ神に当たってんじゃん!


魔法の郷は伊達じゃないね。


「皆さま・・・ありがとうございます」

「良かったですねフィラさん!」

「ごー主人さまー!!ニナ辛いのですー!!」

「わーった!もう終わらせるから待ってろよ!」


本調子になったし、この戦いも終わらせないとね!

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