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27話 魔法が使えない俺と魔法『ラグナロク』

サリス副団長を王都に置き去りにし、フィラの故郷セブンズサイドに向けて歩いてる俺とアンジェとニナ、フィラの4人だけど、騎士団長のフィラが俺らと行動するのって、違和感しかないんだよなー。


「ねえ騎士団長。サリスは」

「フィラってお呼びください」


・・・だりーっ!!!!!


「フィラ、サリスに仕事ぶん投げて大丈夫だったの?窓際族のポンコツなんでしょ?」

「たくやさん言い過ぎじゃないですか・・・?」

「サリスですか?大丈夫ですよ、仕事を全て終わらせましたから、あの子に仕事なんてそんなにありません」

「え?じゃあ、なんでアイツ置いてきたの?」

「うるさいからです♪」

「うへぇ、フィラさんは怖いのです・・・ん、くんくん。魔物の匂いがするのですよ」


ほんとだ、魔物の気配がするな。これはー、後ろかな?


あー、あれはガルムだな。結構強めなオオカミで魔法使ってくるやつ。それが6体くらいか?


まあ、こんくらいならパパッと終わらせて、今日の晩飯にでも・・・


「皆さん!ガルムが魔法を撃ってきますよ!気をつけてください!」

「ニナ頑張るのですよー!うおー!!」

「皆さん頑張ってくださいね〜」

「え?オメーも頑張んだよ!」


騎士団長さんは、戦闘に不参加らしい。一緒にいるんだから手伝う素振りくらい見せても良いんじゃないの?


おー馬と同じくらい早くこっち向かってくるから、そろそろ抜剣準備でもするかぁ。


でも、2体くらいは魔法で風の魔弾をバンバン撃ってきてるから、まずこれを弾いてって感じかな?


『万物の悲鳴を物語る大地、脅威を持って魔を蹴散らせ!グランドプレッシャー!』  

「アンジェさん凄いですね!上級魔法をいとも簡単に発動するんですね〜」

「本当に思ってる?」


アンジェの詠唱で、ちょっとした岩山が現れてガルムに向かってく。こえー、ちょっとした天変地異だろ。


その岩山を足場にして、ニナが高速で突っ込みに行くと。連携?がちゃんとしてるなぁ、俺は強力とか苦手だし、素直に感嘆。


「わわ!!魔法にぶつかるのです!!」

「ニナさん!避けてください!


やべ、俺も行くか!とりあえずめっちゃ降ってくる魔法の雨を全部斬って・・・


『ラグナロク』


・・・全部止まった?風も魔法も魔物もアンジェもニナも、世界がぜーんぶ止まってるよ。なんか気持ち悪・・・


「フィラがやったの?」

「はい♪時間を止めました。あ、5秒くらいしか止まりませんのでお早めに」

「そ、そうなんだ」


時間停止ってさ、ずるくない?なんでもありじゃんもう。同じの土俵のやつとしか対抗手段ないよな。


でも俺は止まらないんだ・・・魔殺の効果が効いてるから?まあいいや。とりま、ニナを助けにいってー、『剣舞・水鳥流月』っと。


ゴーンって音がなった気がしたら、全部動き出して、ニナを襲う魔法は消滅。2人とも驚いてらっしゃるね。


「あ、あれ!!魔法が無くなってますよ!」

「なんかラッキーなのです・・・あ!ご主人様なのです!わーい!」

「はい、じゃー倒すよー」


アンジェの魔法で吹っ飛ばされた6体の魔物を、ニナはガルム2体蹴り飛ばして、俺が4体ぶった斬って南無参!いやー、晩飯がいっぱいだなぁ。


「ご主人様やりましたのです!!わーいわーい!!ぎゅーするのです!」

「うお、ニナ苦しいって!はいはいよく頑張ったな!よしよし・・」



「フィラさん!?大丈夫ですか!?」

「大丈夫です」


なになに!?騎士団長に何が!?新たな魔物か!!


「鼻血が出てますよ!!えっとー詰め物はー」

「すぐ治るので平気です。ありがとうございます」


鼻血かーびっくりした。そのくらいなら大丈夫か・・・


もしかして、時間止めたら鼻血出るのかな?


「ニナ、この狼食べてみたいのです」

「わかる、この肉うまそうだよね、ちょっと休憩しようか。フィラは鼻血出てるみたいだし。おーい2人ともー!」


とりま、狼倒してこの肉を食いながら休憩しましたとさ。


上手に焼けました!   

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