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昔と今をつなぐ鍵  作者: ぷらすとぷらす
第10話 魔法の世界の出入り口
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考え方はいろいろで

「ただいまー」

「おかえり。ありがとうね」

 お父さんとスミレーユが出迎える。

 買ってきたものとお釣りをお父さんに渡し、スミレーユとじゃれあう。

 しっかりと抱きしめ、ぬくもりをわけて貰い、元気が出てきた。


 すぐに夕食の準備が始まる。

 手洗いとうがいをしてエプロンを身に着け、私もキッチンに立つ。

 固い野菜は押して、柔らかい野菜は引いて、転がりやすい野菜は斜めに切る。

(指より高く包丁を上げると切っちゃうから……)

 均一に切るには難しく、形も少しいびつ。

「シチューにしちゃえば一緒よ」

 野菜を切り終えた後、お母さんは励まされ、手際を見て学ぶ。

(野菜を入れる順番、灰汁の取り方、火加減、いろいろあるね)

 ふとパッキーちゃんのことが頭をよぎる。

(パッキーちゃんも今師匠さんとご飯かな)


「師匠ならまた魔法の世界に行ったよ」

 翌朝、美会員の活動中にパッキーちゃんに昨日の話を聞いてみる。

「ずっと出かけていたんでしょ?また行っちゃったの?」

「たまに帰ってくるよ。その時に魔法教わったりあったことを伝えたりだね」

「えー、ご飯は一緒に食べようよ」

「そうかなあ……一人のごはんって気楽で良いじゃん」

「魔法の世界ってみんなそうなの?」

「師匠はそうだよ。レイ姉さんのところは一緒に食べるみたいだしいろいろ」

「一緒に食べようよ。給食だって一緒だしさ」

「そもそもなんで一緒に食べるんだろうね?」

 パッキーちゃんの素朴な質問に言葉につまってしまう。


「きっと一緒にご飯食べることで仲良くなれるんだよ」

 なんて答えるかを悩みぬいた末、コリスちゃんに聞く。

(当たり前のことでもちゃんと考えられるようになろう)

 魔法の世界に行った時に備えて、私は決意を新たにする。


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