もしもの話とこれからと
「で、昨日のミミズクさんってなんだったの?」
お昼休みにパッキーちゃんに聞いてみる。
コリスちゃんは日直日誌を書いている。
「最近向こうからこっちに来る道が迷路みたいになったらしくてね」
小声で話すパッキーちゃん。
「そうなの?」
「師匠が言うにはね。おかげで余計に疲れちゃうそうだよ」
「あの人が元に戻ったのは?」
「一瞬だけ気がついて魔法を解いたんだって」
「そうなんだ……」
パッキーちゃんの答えに肩を落とす。
「どうしたの?」
「私にも魔法の力が目覚めてあの人に魔力送れたのかなって」
「そうだったら良かったね。またいろいろ考えてみようよ。ところでさ……」
パッキーちゃんが話を切り替える。
「何の話?」
「前いたところとこっちではいろいろ変わっていて面白いなって話」
会話に入ってきたコリスちゃんにパッキーちゃんが答える。
(上手に言うなあ)
感心して話を聞く。
食べ物、文化、考え方、誕生日、学び方、パッキーちゃんは話し出す。
「いろいろ変わるものなんだね。クリスマスや新年はどう過ごすの?」
「なんかやるなら参加するよー」
パッキーちゃんが目を輝かせて話す。
本当に好奇心旺盛であれやこれやと知りたがる。
「クリスマスは昼ぐらいに集まって新年は初日の出見に行く?」
コリスちゃんが私を見たので、ちょっと考えて提案してみた。
「初日の出か……朝早いから、私たちだけだとちょっと怖いかな」
「それなら心当たりがあるよ。その人もクリスマスの集まりに呼んで良い?」
レイさんを紹介するつもりなのか、パッキーちゃんはにこやかに話す。




