秋のはじめと新学期
夏休みが終わって新学期が始まる。
クラスのみんなと久しぶりに出会う。
中にはひと月半ぶりの子もいた。
「今日からまたよろしく」
担任の先生とも久しぶりに会う。
始業式の後、避難訓練をして今日は解散となった。
部活も始まったみたいで顔だけ見せる。
「それじゃあ帰ろうか」
パッキーちゃんと一緒に下校して、家に帰って公園に行く。
「なんか久しぶりだねー」
「うん。魔法は久々かも」
パッキーちゃんにブレスレットにビーズを入れてもらう。
「今日も公園には人がいるね。うちに来る?」
「うん、行く!」
パッキーちゃんの家に向かう。夏休みで何度かお世話になった場所に。
家に着くと、パッキーちゃんは玄関にカギを差し込む。
「あれ?今日は一人?」
いつもならライトブラウンの髪をした人が出迎えてくれるのに。
「うん。師匠なら、いったん魔法の世界に帰ったよ」
パッキーちゃんが家に上がり、お邪魔しますと一声言って私も続く。
「良いなー、簡単に行けて。あそこ通るのってすごく大変だよね」
「あそこはねー。いつもそうだから」
パッキーちゃんがエアコンを入れて、麦茶を淹れる。
私も何か手伝おうかとしたら、ゆっくりしてといわれた。
「最初に行ったときは途中までは楽だったのに。いつからああなったの?」
いまだにぐったりとした動物の姿を見かけては動物病院に運んでいる。
「うーん……いつからだろ?師匠からは気をつけてだけだし」
パッキーちゃんが差し出してくれた麦茶を一気に飲む。
まだまだ外は暑く、麦茶の冷たさが心地よく感じた。
「レイさんはどうなのかな?糸で繕ったところに行けたら原因わかるかも」
「そうだね。聞いてみようか」
パッキーちゃんはそう言って奥の部屋に行って水晶玉を持ってきた。




