試験が終わって見直して
テストが返ってきた。
点数はどれも六割から七割前後で、まあまあかなと自分を納得させる。
「あー解答欄ずれたー」
パッキーちゃんが悲しそうに話す。
「私は漢字のミスが多いかな」
音で覚えていたせいか、ひらがなで書いて△をもらっている場所が多くある。
(書いて覚えることも必要だね……)
反省していると、コリスちゃんは問題用紙を見てノートに答えを書いていた。
「どうしたの、コリスちゃん。試験も答え合わせも終わったよ」
「うん。間違えたところをもう一回解きなおそうかなって」
「なんで?」
「どうして間違えたかがわかれば、次に役立つから」
「なるほどー、丸暗記や量をこなしていたよ」
「それもひとつのやり方だよ。私はこっちが覚えやすいだけだから」
コリスちゃんはそういうとペンを走らせる。
私は静かにその様子を見守っていた。
放課後になる。
部活の時間が始まり、みんなそれぞれの部活に向かっていく。
「勉強のやり方って色々あるんだね」
私とパッキーちゃんは帰る準備を終えて教室を出て、靴箱に向かう。
「ユカリちゃんの音やリズムで覚えるやり方もありだと思うよ」
よほど語呂合わせが気に入ったのか、パッキーちゃんはリズムをとりながら話す。
「そうだ。ブレスレットの調整終わったから今日からまた魔法の練習できるよ」
「本当!?」
「うん、レイ姉さんから昨日連絡があってね」
「前とどう変わったの?」
「ブレスレットにビーズが入るようにして、魔法を使うとそれが減るんだって」
「それじゃあ、いっぱい魔法が使えるんだね!ありがとうレイさん」
パッキーちゃんごしにお礼を言う。
「よかったね、ユカリちゃん」
アジサイを背にして。パッキーちゃんが楽しそうに私を見ていた。




