脳裏にひらめく考えに
「いたた……」
保健室で手当てを受ける。
膝にばんそうこうを貼ってもらい、続いて足首には湿布があてられる。
「あんまり痛むようなら、病院に行ってね」
「はい。わかりました」
白衣を着た保健の先生の声に返事をして、保健室を後にする。
歩いていても少し痛む。
ゆっくり歩いて教室に戻ると、コリスちゃんが出迎えてくれた。
「大丈夫?ユカリちゃん」
「大丈夫。手当てしてもらえたから」
心配そうに話しかけてくれたコリスちゃんにお礼も言って私は席に着く。
授業が終わって席を立つと、足に少し痛みが走る。
(病院行ったほうがいいかなあ……そうだ!)
服をまとった時のようにある考えがひらめいた。
放課後を待ち、部活の時間になる。
みんなそれぞれの部活に足を運んでいく。
「大丈夫?肩貸そうか」
パッキーちゃんが話しかけてきた。
「大丈夫だよ、あとは帰るだけだから」
「うん。痛いならいつでも言ってね」
パッキーちゃんと話しながらゆっくり歩いて、校門を出る。
「これ魔法で治せるかな?」
「うーん、師匠は安静にしとけって言うだけだったから……」
言葉を濁らせてパッキーちゃんが話す。
「そっか、魔法の練習になると思ったのに……」
「しばらく魔法の練習もお休みにして安静にしとこう?」
「服着るだけだし、新しいことやってみたいなあ」
「それについては師匠から聞いてきたことがあるよ。治ったら話すね」
「私の考えを試してみてからでも良いでしょ?」




