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本が導く恋物語~その本どんな内容なんですか?~  作者: アマテン


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雛菊ちゃんとおばあちゃんの家に㉖河川敷の花火

「ああ、楽しかった。次は花火だね?」

「そうだね。まだ少し時間があるから食べ物買っとこうか?」

「だったらタコ焼きがいい」

「OK、じゃあ行こう」


 3人で向かっていると甘い香りの中に何かが焼けるいいにおいやソースのにおいも混じってきます。タコ焼きの屋台ですが看板にデフォルメされた大きなタコが竹串を持っているので一目でわかります。


「おばちゃん、ソースとおろしボンズ1個ずつ頂戴」

「あいよ、ちょっと待ってな」


タコ焼きの屋台はおばあさんが一人で運営しており、私たちの注文を受け取ると鉄板のたこ焼きを専用の棒でクルクル回した後


ぽんぽんぽん


とパックにたこ焼きを詰め、手早くはけでソースを塗ってくれます。


「おまちどう。いくつかサービスしといたよ」

「ありがとう」


 タコ焼きの屋台を離れて、いくつか屋台で買い込み集合場所である河川敷に向かいます。


「3人ともこっちよ」


 愛さんや梢おばあちゃん・和也おじいちゃんと瀬奈ちゃんの家族が河川敷にブルーシートを敷いて座っています。周りのは同じようにブルーシートやござをひいたり、浴衣のまま河川敷に座っている人もいます。私たちも皆さんの元に向かいます。


「たこ焼き買ってきたのね。一個頂戴」

「いいですよ。どうぞ」


 パックを開けると愛さんが爪楊枝で一刺しして口に含みます。私も


パク


一個食べてみます。もちもちとした触感に口に広がる本田氏の風味とソースの味が空腹のおなかを刺激します。続いて2個目も食べていると


「こっちも食べる?雛菊ちゃん」


大地君が差し出してくれるのは手のひらサイズのカステラボール。一口かじってみるとタコ焼きとは違うモチモチの触感と仄かな甘み、中にはチョコソースが入っていてすごくおいしいです。このように買ってきたものを食べていると泡の中央部分でライトが点滅し始めます。


「あ、そろそろ始まるよ、花火」


 先ほどのライトの点滅は花火の合図のようで数秒後


ヒューー ドン


打ち上げ花火が始まります。地元でも観たことはありますが、ここでは距離も近く空もきれいなので満点な夜空に花が咲くようにすごくきれいです。私は思わず隣の大地君の手を握ってこの光景に魅入ってしまいます。この旅行たくさんの経験もできて最後にこんな思いでも作れまして、勇気を出して誘ってみてよかったです。

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