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本が導く恋物語~その本どんな内容なんですか?~  作者: アマテン


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雛菊ちゃんとおばあちゃんの家に㉔田舎の夏祭り:仮面と瀬奈とりんご飴

WMMPがひと段落したので更新再開します

「坊主・嬢ちゃん、お面要らねえか?」


 わたアメを食べながら見回っていると様々なお面を並べたお店のおじいさんが声を掛けてくれます。


「ショウ爺のお面屋だ。ショウ爺は木彫りを作るのがうまくてあのお面も木を削って作られてるんだ」


 大地君に手を引かれお面を見に行きます。


「手に取ってみてくれていいからね」


 一つ手に取って触ってみると驚きました。プラスチックのように表面がすべすべです。木材を削って作ったのであればざらざらしてると思ったのですが。形は犬や猫・熊・狐などの動物を模した物が多い。かぶることを前提作られていることからお面自体も軽いです。


「僕は狸の仮面にしようっと。雛菊ちゃんはどうする?」

「私は狐の仮面にします」


 目が細い狐の仮面。一目見て気に入りました。このお面ゴムバンドで付けるわけではなく紐で付けるタイプです。大地君は慣れた手つきで付けていますが私はなかなかうまくいきません。


「ちょっと貸して、雛菊ちゃん」


 その様子を見ていた大地君が私から仮面を受け取って取り付けてくれます。正面から紐を結んでくれるので大地君の顔が近づいてきてドキドキします。


「頭は痛くない?」

「はい、大丈夫です」

「じゃあ行こう」


 仮面をつけて歩いていると


「兄ちゃん・雛姉ちゃん」


ドン


「ぐっ、だから急に抱き着いてきたら危ないでしょ?瀬奈」

「えへへ」

「瀬奈ちゃん、こんばんわ。きれいな浴衣ですね」

「いいでしょ?お母さんに買ってもらったんだ。雛姉ちゃんも浴衣似合ってるよ」

「ありがとうございます」

「二人ともお面買ったんだ。私も買ってくるから待ってて」


 猫のお面を買ってきた瀬奈も一緒にお祭り会場を楽しむことに。


「あ、りんご飴だ。買いに行こう、二人とも」


 瀬奈につられて着いたのは赤くきらめくりんご飴が置いてある屋台。


「いらっしゃい。何か買うかい?」

「これ頂戴」

「あいよ」


 瀬奈は中くらいサイズのりんご飴を選んで買う。あのリンゴはりんご飴用に品種改良した物でサイズが通常の2/3ぐらいで食べやすくなっている。


「切ってるリンゴも売ってるんだすね?」

「リンゴをそのまま食べたい人もいるけど食べにくい人もいるからね。その人用に通常サイズのリンゴを六等分してカットりんご飴にして売ってるの」

「ではカットりんご飴を六つください」

「はいよ。この袋に入れるからゆっくり食べてね。そういえばそろそろ盆踊りの時間だね?」

「うん。この後行こうと思ってるよ」

「そうかい。なら楽しんでおいで」

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