表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/48

レティシア(2)

ブックマークの追加と評価ありがとうございます

( ・ω・)


お父様のカッコよさに憧れた次の日から私はお父様に


「私強くなりたい!お父様みたいに誰かを守れるくらいに!」


お父様は最初は渋っていたけど折れてくれた


お父様から聞いたけど私達アーベルク家の人間は代々優秀な剣の使い手が家から出ており他の貴族からも一目置かれていた


その事もあって私も剣を習うことになった


結果はさんざんだった剣の先生からは他の武器とか試してみることを進められた


本当はお父様みたいなカッコいい剣士なりたかったけど強くなりたいと思い色んな武器を試してみた


槍に弓、盾、棒と試したけどどれも満足のいく結果じゃなかった


1番ましだったのが棒術だったこれは相手を棒で殴るというものだった一見簡単そうに聞こえるが棒術は教わる事が多かった


足使いから体重の入った一撃や殴る角度など教わったが私は体を動かすこと事態が苦手だったのだ


それでも私は諦めたくなかったどんなにボロボロになっても立ち上がった


自分自信でも体を動かすことが苦手だと気づいたので魔物の対処法など調べたり知識を集めていった


もちろん棒術の訓練も忘れずに…


毎日ボロボロになる私の姿を見てお父様は棒術の先生を睨んでおり先生は泣きそうになりがらも教えてくれた


だがお父様はついに耐えきれなくなったのか私にやんわりと「やめた方がいいんじゃないか?」と言ってきたけど私は強くなりたいから断った


そしたら次の日にはお父様は元パーティーの魔法使い、カリオスというおじいさんを連れてきて私を見ると「ふむ…魔力はあるがちと少ないのぉ~魔法を使えたとしても中級魔法が限界じゃのぉ…ホッホ」


私は突然おじいさんから魔力があり魔法が使えると聞いて驚きと同様に嬉しさもあった


お父様はカリオスおじいさんを私に魔法を教えてやってくれと頼まれたみたいで私に魔法の基礎や応用などいろんな事を教えてもらい初級魔法は1年で全て覚えた


カリオスおじいさんはもう屋敷にはいないけど私は魔法に興味を持ちどうにか少ない魔力でも上手く活用できないか試行錯誤したりお父様に中級魔法の魔法書を頼んで買って貰って読んでみたりした


兄は剣の才能はあるが相変わらずの横暴さで私に突っかかってくるがいつものことなので適当に流す


兄は後ろで何かわめいているけどどうせいつものことだろう…気にするだけ無駄だ






それから私は11歳になり中級魔法を全部打てるようになった


たまには息抜きということで前にお父様に連れていって貰った花畑に複数のメイドを連れて行く途中で馬車の通り道で倒れている女性がいた


私は馬車から降りて女性の元に行き


「貴方何をしているの?そんなところで寝ていると馬車に引かれるわよ!」


女性はピクリとも動かずに私はもしかして死んでいるのかと思っていた時に


ぐぅぅうううう~~


辺りにそんな間抜けな音が響き音がした方に顔を向けると倒れている女性から聞こえていた


「ごはん~お腹ぺこぺこですぅ~どうかぁアンにごはんを~」


私は一瞬呆気にとられたがメイド達からは反対されたがアンと名乗る女性を馬車に乗せ花畑を目指した


馬車の中ではぐぅぅうううう~~とお腹を鳴らしている者はいるが私は「もうすぐ目的の場所に着くから着いたらごはんをあげるわ!」と言ったらアンは泣いていた


なにごともなく花畑に着き後ろから腹の虫で催促している者がいるので衣服が汚れないように下にシートを引いてバスケットからサンドイッチを取り出しアンに渡すと、泣きながら食べていた「美味しいですぅ~!!」正直顔が涙と鼻水で大変な事になっているので…

仕方ないので拭いてあげると、さらに泣き出したのでメイドからタオルを貰いアンの顔にタオルをぶつけ自分で拭かせた


サンドイッチを食べ終えたアンは恩にむくいたくメイドをやらせてくれと言い出し一緒に来たメイドと戦闘になりアンが勝った


正直私は驚いた家のメイドは暗殺者をも逆に狩る人達だそんなメイドを倒したアンは何者なんだろうと…思いとりあえずお父様に雇っていいか聞きに行くと


なんとお父様とアンは知り合いで元パーティーだそうだ


お父様いわくドジな奴だが強さは本物だからメイドを装った護衛として雇う事が決まった







次の日に突然お父様から呼ばれ部屋に行くと酷く不機嫌そうな顔をしており私を見ると笑顔になったけどまだ少し不機嫌なのがわかった


「王家の代3王子からレティを婚約者として迎えたいとのことだ…正直良い噂は聞かないが必ず証拠を集め婚約破棄させるから形だけでも婚約者になってくれないか?さすがに王家の誘いを断る訳にはいかないからな…すまん…」


私は承諾して形だけの婚約者として振る舞うことにした


しばらくすると代3王子と会う日がやってきた…







レティシア視点は恐らく後に2話続きます( ・ω・)




まだ評価押してくれていない人は付けてくれると嬉しいです!

それだけで書き続ける励みになります(`・∀・´)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ