第44羽 本当のステータス画面?
この頃雨が降ったり、降らなかったりで不安定ですね?
あの後朝ご飯を食べてから、僕たちは出発した。
出発するときにイースターさんからの、熱〜い視線を感じたが、見なかったことにした。
僕とリュウネがイースターさんの背中に、黒兎とソニカが卵袋に仲良く入り、袋から頭だけを外に出している。
何やかんやいって僕の幼馴染は、ソニカに少なからず恋愛感情を抱いているように見える。
だが悲しいかな、ソニカはまだ3歳なので、黒兎のことを恋愛相手としては見ていない気がする。
たぶんソニカは、黒兎のことを頼りになるお兄ちゃんくらいに思っているのだろう。
2人が恋人同士になるのは、まだ先の話しになりそうだ。
でもこれでもし、僕とイースターさんに何かあっても、ソニカは1人にならなくて済むんだな。
僕はいつも考える。僕とイースターさんは、俗に言うと勇者的存在である。
未だに魔王が産まれたもしくは、復活したとか、魔物が活発になったとか、そんな情報は耳に入って来ていない。
だけど、もしかしたらいつか、魔王との戦いを強いられる時が来るかもしれない。
その時、僕とイースターさんは大事な人たちを守るために戦うだろう。その戦いで死ぬかも知れない、だからそのときは、ソニカのことを黒兎に任せて、自分たちだけで、戦いに行こうと思っている。
ソニカは反対するだろう、だって意地っ張りな僕と、お人好しのイースターさんの娘なのだから、絶対にソニカを連れて行かない。ソニカに嫌われようと、僕たちの大事なたった1人の娘を、死ぬかも知れない戦場になんて、連れていけないからだ。
考えたくもないが、もしソニカを失ったら、たぶんいや確実に僕とイースターさんは、錯乱し怒りと共に魔王に戦いを挑んでしまうだろう。
そんな最悪の事態を避けるには、先ず自分の力量を知ることからだ。だが僕のステータスは、最弱の呪いとか言う迷惑極まりない代物せいで、全てが100になってしまっている。
ネーム 香月莉緒 性別 男 年齢 19歳
レベル 200→4 種族兎人族
職業 サモナー
婚約者 イースター
称号 人ヲ辞メタ者
HP 5,470/5,470
MP 1,430/1,430
攻撃力 2,500-2,360→100
防御力 6,480+1+2,360→100+0.5+2,360
素早さ 4,460→100
スキル 生活魔法レベル 10→11
スキル 婚約魔法レベル4
スキル 衣装変更 レベル1
スキル 超回復 ストック351
裏スキル 最弱の呪い レベル ∞
HP MP 以外のステータス全てが、100以上上がらなくなる。アイテムや装備によるステータスアップは、半減する。レベルは50で、一般人のレベル1と同じ。
装備 『学生服(女性用)』
装備『花嫁衣装(赤いランドセル)』
アクセサリー『兎証ウサギジルシの婚約指輪』
アクセサリー『兎証の小さな眼鏡』
少しどころの騒ぎじゃないほどに弱い……ん?生活魔法のレベルが、最大値の10から11に上がってる?バグかなにかか?おい、ダ女神……
「あぁ〜ん、創造神様〜もっと、もっと私を虐めて下さい!!」(寝言)
ダ女神はMに目覚めていた……てか、変な夢みるなよ!
そのときだった、ダ女神の頭上に何時ものタライが出現し、襲った。
どうやら創造神様も同じ気持ちだったようだ。
「ぎゃふん!?ここは?って、下界かあ〜あれ、まだ私夢の中なのかな。そうだ、そうに違いない、私が下界に落とされるなんて、何かの間違い……そう、あれは夢だ!そうに違いない!」
現実逃避をするダ女神、もう自業自得なんだから、早く納得して欲しい。
てか、元々はアナウンスさんなのだから、早く僕の質問に答えて欲しい。
「はぁ、やっぱり現実ですか。で、私に聞きたいこととは?」
僕のステータスバグってるんだけど。
「おお!やっとレベル11になったのですね!」
え?これってバグじゃないの?
「はい!私たちがこの何百年も、ただ見ていた訳ではないのですよ!私たちは、確かに消すことは不可能と言いました。ですが、言葉を少し変えることに成功したのです!」
なんと!?
初めてダ女神が神様らしく見えたよ。
「最弱の呪いの効果は元々、攻撃や防御が100以上上がらなくなるでしたが、そこを以外のステータスに書き換えました。それにより、HP MP 以外のステータスということはです、スキルのレベルもステータスです」
ってことは、普通はレベル10で上限のスキルのレベルを、100まで上げれるってことか?
「はい、その通りです!これが私たち神の、魔王への抵抗です!」
感謝するぜ女神様!これでまだ希望は残っている、僕のこの弱い生活魔法でも、レベル100にすればきっと、きっと、みんなを守るのに役立つはずだ!よぉーし、やる気出て来だぞーーー!!!!
僕は心の中で叫んだ。
「後、加筋は、攻撃の数値外なので、上がりますよ」
課金?
「お金の方じゃなくて、加える筋肉のことです。分かりやすく言うと筋トレです」
なるほどそっちの加筋か、面白い表現だ。
良し決めた、僕は来たる魔王との戦いの日まで、毎日ランニングと筋トレ、そして生活魔法のレベルアップに、力を入れる!大事な人たちを守るために!!
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