目次 次へ PR 1/2 母から貰った最後のお菓子 玄関で祖母と母が言い合っている。 母が私を連れ戻しに来たのだ。 祖母に隠れるように言われ、玄関横の和室、テーブルしたに隠れて怯えている。 あの時隠れずに母を選んでいたら どういう人生を送っていたのか考える。 今でもあの時に母から貰った最後のお菓子を探している。グミかキャンディーかチョコレートなのか、何味か思い出せない。シナモロールの包装だったことだけ覚えている。 「悲劇のヒロイン」「被害者ヅラ」 そういう言葉で育った私は今、生きづらい。