おばあちゃん いっちゃった
あるあさ
おばあちゃんが おにもつもって おうちのそとにでた
「またね。次は、おにいちゃんのお誕生会ね」
おばあちゃんが おにいちゃんのあたまを ナデナデする
「ケンちゃん。今度はあなたにすてきなプレゼントを見つけてくるから、楽しみにしていてね」
「うん」
おにいちゃんは
なんだか
もやもや
むやむやしてた
おくちのなかが なんだか いっぱい まんぱいみたい
「おばあちゃん、またきてね」
ぼくは マリちゃんのうでのなか
ママも おにいちゃんも マリちゃんも ちくわさんも
おばあちゃんに バイバイしてる
バイバイ
おたんじょうかいのよるに
ハナコさんに みんな バイバイして
ハナコさん おうちのそとにでて
ハナコさん おうちにいない
バイバイは さびしい
バイバイは つまんない
ねえ おばあちゃん
ぼく いらないの?
ゴ―と ガタンゴトン
ずっと ぼく おひざのうえにいたよ?
「ドラドラ。またね」
そんな!
「あなたはマリちゃんのおともだち。これからはマリちゃんと一緒なの」
マリちゃんといっしょ うれしいな
でも
おばあちゃんも いっしょがいい
どうして?
どうして バイバイなの?
いやだ
いやいや いやだよ
おいていかないで
どうして ぼくは おはなし できないんだろう
もやもや
むやむや
しょんぼりだ
「おはようを百と三回ごあいさつしたら、また会えるから。まっててね」
そういって
おばあちゃんは たびにでた
百と三回 かぞえたら
おにいちゃんのおたんじょうび
うん
ぼくはドラゴンのドラドラ
いいこだもの
すてきなドラゴンだもの
ごあいさつ がんばるよ
だから ぼくは
かぞえはじめた
いち……
に……
さん……




