わたしのドラゴン、ドラドラ(プロローグ)
わたしのいちばんは ドラゴンのドラドラ
よるのはじまりの そらみたいな
ふしぎな あおのからだに
みなみのしまの うみみたいな
どこまでもとうめいな みずいろのトゲトゲが
あたまのてっぺんから しっぽのさきまで
ぴこんぴこんと ついていて
ひたいには
ママのゆびわみたいな ぎんいろのつのが ちょんと とびでてる
きりりとした おめめは
ハチミツみたいに とろりとして きんいろで ピカピカひかってて
ゆきみたいにまっしろな つばさがついているの
すてきなすてきな ドラゴン
わたしの ドラドラ
おたんじょうびに おばあちゃんからもらった
さいこうのおくりもの
「ただの ぬいぐるみじゃないか」
おにいちゃんが いじわるいうけれど
きにしない
だって
ドラドラは
しょうしんしょうめいの ドラゴンだもの
まいにち いっしょに あそんで
まいにち いっしょに ごはんをたべて
まいにち いしょに おやつをたべて
まいにち いっしょに おひるねして
まいにち いっしょに おべんきょうして
まいばん いっしょに おやすみなさいして
まいあさ いっしょに おはようするの
そしたらね
たぶん
きっと
いつか
ドラドラは
しょうしんしょうめいの ドラゴンになって
わたしを せなかにのせて
おそらへ きゅうんとまいあがるの
たかく
たかく
たかくとんで
あさと
よるのあいだをぐんぐんすすんで
ふしぎのくにを いくつもいくつも ぼうげんするの
だからね
おやすみ ドラドラ
また あした
わたしの おともだち
わたしの あいぼう
わたしの たからもの
ドラゴンのドラドラ
だいすきよ




