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第21章 こども家庭庁が白旗をあげた

それを知ったのが翌朝の7時のニュースだった。こども家庭庁の三田純子大臣の記者会見を見た三人は高笑いをしてお腹を押さえた。パソコンでビットコインが支払われているのを確認した茉白は人質にとっていたシステムを返した。多分、今日の業務から正常運転が出来るはず。茉白はメッセージを仕込んだ。「賢明な判断感謝する。金は受け取った。もう二度とやらない。安心しろ、三田大臣最近アップにたえられないくらい疲れてますなあ!有り難う。トムキャット。」以上の感謝状を送った。三人は喜んだ。感謝の書き込みも沢山貰った。この日は三人とも朝から機嫌が良かった。紬は休みでつくばサーキットのライセンス取得講座に申し込んでいたのでシャワーを浴びて出かける用意をしていた。ヘルメットとレーシングスーツとシューズと手袋は買ってあった。まず、風呂場からでるとオレンジのレーシングスーツに身を纏った。ヘルメットと手袋はトランクの中にあった。「紬ちゃん、似合ってるよ。」茉白が声をかけた。「カッコいいよ。」柚葉が声をかけた。柚葉もシャワーを浴びてまた、コーヒーをみんなに淹れて時間までゆっくりしていた。「いただきます。有り難う。」茉白と紬は柚葉に頭を下げた。三人はダイニングテーブルの椅子に座って、男に言い寄られた話を始めた。「私を愛人にしようとしたおっさん。首になって、裁判起こしたけど負けちゃたわ。ザマァ!」柚葉が笑いながら言った。「私の先輩は首は免れたけど居づらさそうで可愛そう。そうとうやりたがっていたから。私がレズビアンとバラしたけど彼、皆に言わなかったよ。私の事本気で好きだったんだとわかったら可愛そうな事したとおもっちゃった。口で抜いてあげればよかっなあ、なんてね。彼のデカそうだし?」紬はニヤリと微笑んだ。「私は、調理場へ移動しておじさんはおとがめなしだったよ。私が社員になれば首をきるんだろうけどおよがされている。店長優しいから。」茉白は浮かない表情を見せた。「茉白さん、何か心配事?」柚葉が茉白の顔を見た。「うん。変な客がいて、毎日来るんだ。俺と付き合えって、店長は常連だからと言うんだけど、こっちは生身だから怖くてこのマンションまでつけられないか遠回りして帰ってきてる。」茉白は今の心情を話した。「茉白さん、夜の仕事辞めたら?」柚葉は茉白の身を思い辞める事を勧めた。「昼間のコンビニとか?」柚葉は茉白の顔を見たが茉白は首を横に振るだけだった。茉白は、苦難を避けて通るのでなく自分で打開したかったから辞めたくはなかった。それが詐欺でも見られる茉白のやり方なのである。そんな所を見て柚葉も紬も茉白についてきたのだった。その時、柚葉は「私だけ趣味がないなあ?茉白さんはピアノ、紬ちゃんは車、私は何もない!」柚葉は二人の顔を見て困った表情を見せた。「別になかったらなかったでいいと思うよ。やりたい事があったらやれば。」茉白が柚葉の目を見つめた。「そうよね。やりたい事があればやります。」柚葉は茉白の目を見て微笑んだ。出かける用意が出来た紬が「行ってきます。」玄関を出ていった。二人は紬を見送り「紬ちゃん、気をつけてね。運転。」茉白は声をかけた。「わかってる。」紬は大きな声で叫んでエレベーターに乗った。二人は部屋には入らず共用廊下から身を乗り出し下の道路を爆音てま走り去る紬の車を見ていた。紬はつくばサーキットに着くとこれから講習を受ける走り屋達に囲まれた。「例のNSXだ!でもドライバーは女だぞ?」ギャラリーからの声が紬の耳に入った。「オーナーチェンジしました。私が買いました。宜しくね。ここで走りたいのでライセンス取りに来ました。」紬は皆に向かって挨拶をした。時間が来たので教室に入れられて講義を聞いた。一通り講義が終了し、「皆さん、ライセンスを発行いたします。サーキット走れます。走る方はこちらに並んでください。トランスポンダーを使う人は別途料金がかかります。」係員が皆を促し、順番に受付をした。全員ビギナー料金であった。大体が2000コースを選んだ。紬の番が来た。「枳殻紬さん。ライセンス証です。サーキットを走る際は必ず持参して下さい。トランスポンダー使いますか?本日は◯◯◯円になります。」紬はトランスポンダーを頼んだ。講習代、サーキット代あわせるとそうとうな金額をとられた。がしたないと諦めていた。紬はトランスポンダーを借りて車検に向かった。「この車、久しぶりですね。天宝喜さん。いや、違う、女の子だ。」係員のおっちゃんは一瞬戸惑ったが「あら、天宝喜さんじゃないですね。車検は合格です。トランスポンダーこちらでつけましょう?」係員は紬からトランスポンダーを渡されると運転席の窓に貼り付けた。「新しいオーナーの枳殻紬と申します。これから時々走りに来ますのでお見知り置きを宜しくお願い致します。」紬は係員の顔を見て優しく微笑んだ。ヘルメットをかぶり、手袋をした。「からたちさん。今日が初めてですよね。私が案内いたします。」係員はピットから出るとスタートの位置まで助手席に同乗してくれた。何台かの車がスタート地点に並んでいた。「からたちさん。最初は70秒くらいで走れば上出来ですよ。無理しないで走って下さい。帰る時に受付のレターケースの番号にこれなら16番にリザルトが入っていますからそれを持って帰ってください。わからない時は係員がいますから声をかけて下さい。」係員は丁寧に教えてくれた。「僕はこれにて失礼します。自分のタイミングでスタートして下さいね。」係員は紬の顔を見てニコリと笑ってガルウィングを開けて車を降りた。「有り難うございました。」紬は大きな声で叫んだ。紬は呼吸を整えアクセルを踏んだ。第1コーナーの手前でシフト・ダウンをし、ノンブレーキで第1コーナーに突っ込んだ。まわりに3台の車が走っていた、良い目標になると考えていた。相手はS15シルビアとランエボと86だった。まず、紬が第1コーナーをトップで抜け出した。立ち上がってS字コーナーへ抜けると第1ヘアピンなんなく攻略すると立ち上がってダンロップコーナーを走り第2ヘアピンもなんなく攻略して、ミスなしでバックストレッチに入るとスピードがどんどん加速した。最終コーナー手前で減速ギアは6速から1速まで落とし最終コーナーをたちがりを6速へと徐々にシフトアップさせてストレートで180キロをマークし、紬は感動し、ハンドルを握った。1着でゴールした。この車、高速になると車体が安定するのに感動すると同時にパドックを見ると車検をしてくれた係員が拍手をしてるのがチラリと見えた。余裕があった。そのまま第1コーナーへ減速しなが突っ込んでいくと速いスピードで曲がれる事を知りアクセルを踏んだ。2周目も手を抜かず全力で走りきった。時間はあるので3周4周5周と周回を重ねていくたび多分タイムは速くなっている気がしていた。最後に流す感じで1周してピットへ入った。係員の桑田さんが近づいてきて声をかけてくれた。「手元の時計で70秒。だった。初めてにしては上出来だ!でも天宝喜さんは54秒台だぞ。まだまだこれからだな。紬ちゃん。」桑田は紬の顔を見てニヤリ微笑んだ。「54秒か!まだまだだな!」紬は悔しそうな顔を見せた。紬のサーキットデビューは終わった。紬の味わう高揚感は初めて体験するものだった。受付に行き、トランスポンダーを返却し、リザルトを貰って見るとベストタイムが5周目の69秒555だった。手元の時計より10秒速かった。つくばサーキットを後にしてお腹が減ったので途中のラーメン屋に入ってラーメン餃子を完食した。そこに茉白からグループラインが入った。「サーキットはいかがでしたか?楽しみました。」と入っていた。紬はすぐに返事を返した。「最高だった。今度茉白さんを乗せて走りたい。」と返した。その頃、茉白はビアノを弾いていた。ラ・カンパネラだ先生の言う通り変化をもたせて弾いていた。誰かが見ている事を意識してダイナミクスを頭に入れ弾きんだ一通り弾き終えるとパソコンに向かって嫌な客の小林興業の斎藤竜次の口座全額を引き落とし金を頂戴して百万円を頂いた。これでしばらくは店に来ないだろう?と思い高笑いをした。後、とらえもんの会社インターマデラテクノロジーにランサムウェアを仕込んでエビチリと青椒肉絲を作ってラップをかけてテーブルの上に置いておいた。ご飯も炊いておいた。店で覚えた料理だった。メモを残した。「私が作りました。食べてください。茉白。」書き残した。そして、バイトへ出かけた。案の定、斎藤竜次は来なかった。


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