登場人物:【裁雷】【氷嵐】【重鎖】
・リーリア 『最年少の七階位』
髪:栗色 瞳:茶色 身長/体重:154/49
スリーサイズ:B74 W57 H73
元人間の天使で、七階位に至るまでの最短記録保持者。
故にその能力も極めて優秀……のはずなのだが、本人の甘さが抜け切っていない為か、七階位になってからの実績はこれといって無い。
フィオドールの事を『フィオ先輩』と呼び慕い、新人天使時代はずっと付いて回っていた。
無論、新人研修の際に教えられたのは役に立たない知識ばかりで、リーリアは人一倍苦労し、人一倍努力する事になった。
それを見たフィオドールがまたちょっかいを出し……というのが永遠に続き、リーリアが一人で何かをする様になったのはごく最近。
そのせいでフィオドールに依存しており、常に『フィオ先輩が何とかしてくれる』という邪な考えが頭の片隅を占拠している。これも新人研修の賜物。
所持する能力は【天雷】
自身から直接放射したり、文字通り天から雷を落とすことも可能。対象との距離に左右されない、戦闘向きの能力なのだが……リーリアは放射以外の使い方を知らなかった。
介入中にフィオドールが見せた【天雷:纏】や【雷光貫手】など、【天雷】の派生を知ったリーリアは能力の研鑽を決意。何とか仕事の合間を縫って、フィオドールに教えを請う為の時間を作ろうとするのだが……
肝心の先輩に会い難い。名前を思い浮かべるだけで、妙にそわそわしてしまう。せっかく仕事を早く済ませても会いに行く決心がつかない。
性を意識した初心な彼女は『フィオ先輩にナニかされる』という、邪な考えが頭から離れないのだ。
『うぅ……二人きりはダメで――はぇ⁉︎ す、すす好きなモノですか⁉︎ 好きも何も! 私はまだ一人も知らな――』
・シクティス 『天界の頭脳』
髪:水色 瞳:碧眼 身長/体重:149/45
スリーサイズ:B68 W52 H69
元水精霊の天使。天に召される前の小世界でも、長い時間を生きている。
精霊には寿命という概念が無い為、本来なら天使になる事もあり得ないのだが、天使不足解消策の一環で声を掛けられた。
シクティス自身、小世界の知識は知り尽くしていまっていたのでこれを快諾。天界を未知の宝庫と思い飛び込んだ……が、実際は魔の巣窟。
辛うじて仕事が割り振られているものの、天使達がどこで何をしているか、誰の命令で動いているのかすら分からない状態だった。
仕方なく新人時代は天界の現状把握に努め、中位天使になってからは細々と改善を進めて行ったのだが……非効率を嫌うシクティスに、天界の杜撰さは相当のストレス。
度々発生する天魔大戦では八つ当たり気味に魔族を蹴散らし、その容赦無さから古参魔族達には【氷鬼】(ごく一部からは【氷姫】)と呼ばれ、今でも一定の知名度(人気)がある。
晴れて高位天使に至ったシクティスは、まだ話の通じそうなエイリーンへ『天界組織改善案』を提出。即座に採用、適用された。
この時点で七階位相当の活躍を見せていた為、シクティスを推薦で昇格させる話も検討されていたが、実行に移される前に本人が大魔王を討伐。自力で七階位へと至った。
能力は【氷嵐】
周囲に氷の嵐を生み出す能力で、この時に生み出される氷晶はシクティスの一部。感覚の共有はされておらず、氷晶として生み出したものを吸収する事も出来ないが、形状を自由に変化させられる。
更に水精霊時代は【氷嵐】に自分自身が溶け込み、能力と一体化。本気になった彼女は自然災害そのものと言っても過言ではなかった。
絶対的な強さ、そして『万象を識る』とさえ称された賢者振りで、小世界に居た当時は信仰もされていた。
これは同期のフレイアも同じであり、共通点の多さから二人の仲も良好。唯一の違いは思慮深さ。
『天界総括官』として様々な事で頭を悩ませている彼女だが、最近の悩みは専らフィオドール絡み。
特に、本契約の件をどうにかしないと仕事に身が入らない程悶々としてしまい、早急な解決が求められている。
『ん……好きなもの? ……未知。いや、本? ……文字かもしれない』
・エイリーン 『最高位天使のまとめ役』
髪:黒 瞳:薄桃色 身長/体重:166/???
スリーサイズ:B99 W61 H92
元色魔の天使で、七階位きっての巨乳の持ち主。
色魔は『異性をどれだけ魅了できるか』に誇りを持ち、エイリーンもその例に漏れず多くの男性を虜にした。
しかし、天使になってしまった……つまり、本番は無し。同年代が次々と交際を始める中、エイリーンは孤高を貫いた。相手を見付けようにも見付けられなかった。
原因はエイリーンの【吸精】が強力過ぎた為。
色魔なら誰でも扱える【吸精】は、行為の際にほんの少し(色魔が生きていけるだけ)の精力を吸収する単純な能力。
それをエイリーンは制御する事が出来なかった。触れれば相手を気絶させてしまう程の出力で、更に常時発動させてしまっては、如何に傾国の美女でも形無し。
諦めきれないエイリーンは、自身の【吸精】に耐えられる男性を見付ける為、小世界を回った。そして、その世界最強の男性――魔王を絶命させた時、彼女の婚活も途絶えたのである。
絶望の底から天を仰ぐエイリーン……その天から救いの手が差し伸ばされ、彼女は天使として召される事になる。
『これが最後のチャンス』と張り切った彼女を迎えたのは女の園……ついでに一点の不純物。
『あんな優男では……』とフィオドールに見切りをつけた賢者エイリーンは、異世界への介入に注力した。あわよくば色魔の特性が失われている事に一抹の望みをかけて……
しかし、結果は全滅。天使となった彼女は、触れるどころか目が合うだけで気絶者を出した。
もはや後には退けないエイリーン……『魔族! 魔族なら!』と意気込み、天魔大戦へ臨むが……彼女に触れた大魔王が気絶。それを無表情で圧し潰し、エイリーンは七階位へと至る。
転機は彼女の七階位入りを祝う席での事。
お酒に酔ったフリをしたフィオドールがエイリーンの胸に飛び込み、勢い余って押し倒すという事件が発生する。
直後、何事も無かったかのように謝るフィオドールを見たエイリーンは、賢者から愚者へジョブチェンジ。この瞬間を後に『運命に抱かれた』と語る。
主に使用する能力は【征重】と【鎖縛】
どちらも行動妨害系の能力で、本来ならサポートでこそ輝く組み合わせだが……エイリーンは【征重】を昇華。単独での戦闘も可能な殺傷能力を手に入れている。
これでもフィオドールの事が絡まなければ、七階位で比較的まともな性格の持ち主。
天使歴の長さも相まって事実上のまとめ役を担っているものの、明言はしていない。
『はい? 好きなものですか? エイリーンの好きな――好き? フィオ様……あぁ! フィオ様ぁ!』




