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僕は名前のない救済者  作者: ろにせら
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第1章 逃亡

初めての小説なので文章とかやばいかもですが頑張ります!

よかったらご指摘お願いします。

生い茂った木々が、月の光を遮るなか僕たち3人は一言も話さず、何時間も歩き続けていた。

逃げるため深い闇を味方につけ歩き続けてきたが、一人の男は我慢できなくなったらしく

「おい、そろそろ急ごうぜ。こんなに長い間足跡を消して歩いてきたんだ、走ったってもうばれないだろうぜ。それにいろいろ妨害工作もしたんだろ?」

っと彼は疲れた声で呼びかけてくる。

「うん、そろそろ走ろ。今から本気を出せば夕方になる前には着くはず」

僕がそれに答える前にもう一人の女は言い、そして走り出した。彼もそれに続いて走りだす。山奥とはいえこの辺の魔物は弱い種類が多く魔物に気付かれても問題はないだろうけどっと少し胸騒ぎがしたが走ることを、否定する要因もないので僕も「そうだね」と肯定して走り出すのだった。



3人は人間の大人と比べても屈強ではあるが、10時間以上も走り続けることはできない。急いではいるが3時間置きくらいに休憩を挟まなければならなかった。体を休めては進み、休めては進み最初の目的地へと急いだ。

急ぎながらも魔物の通った道や獣道を確認しながら危険を避けていく3人だが、僕が危惧していたように出会ってしまうこともあった、がしかし2,3匹の狼などでは3人は止まらない。簡単に退け進むことができた。予定より少し遅くはなってしまったが最初の目的地である、山の麓まで無事着くことができたのであった。麓には小さな小屋があり。小屋の中には、暖炉と加工され日持ちする食べ物が置かれている。



「やっと着いたか、早く入って休んじまおうぜ」っと彼は言う。それを

「ダメ。逃げるために仕方なくこんな風に無理やりきた、だけど夜は寒すぎる。兄は木を切って、薪にして。私は火種を作る。あなたは燃えやすいもの見つけてきて」彼に斧を手渡し、僕を指差して言った。

「わかったよ」いきなり与えられた使命に少し不満だったし、正直かなり疲れてるので休みたかった。しかし言っていることは尤もで僕はすぐに探し始めた。彼女のこういう所は少し苦手だけど、こういうときは頼りになる。

各々やることが決まり、行動に移し始めた。乾いた木、草、穂や綿を探し20分ほどで探し終え二人の元へ急いだ。

「火種はできてる、早くおいて」着いて早々僕に言った。僕は素直に小屋の中の暖炉に置いた。

彼女は置いた物の中でより燃えやすいものを選び火種を移しフーフーっと火を大きくしていく、そしてある程度大きくなった火を暖炉に入れた。

火が炎と言えるくらいに大きくなった頃に彼が切った薪をくべ始め、そこでやっと僕たちは息をついた。



「お前は、どこに行くんだっけ?」彼が僕に聞いた。

「僕は、国を1つ跨いだ先にある国の開拓村だってさ、二人は山を越えた先にある村の近くだっけ?」

「そうらしい、こっちは古くからあるから名前もわかってる。フィールって言うらしい。」

「ズ、ズが足りない」彼はすぐさま訂正された。行く先はどうやら方向的には逆らしい。僕より二人の方が早く知れそうだ。

「俺たちは近いからいいが、そっちは遠い。その間名前どうすんだ?」

「遠い近いは関係ない、名前がないと不便」確かにそうだ。

「とりあえず、山を越えるまでに仮の名前考えないとね。二人も考えておいたら?近くても名前は必要でしょ?」僕の言葉に二人は頷き考え始めたみたいだ。

僕も考えないと、時間はあるけど仮とはいえ名前だからしっかり考えたい。

僕は、豪勢ではないが落ち着いた夕食をとりながら話し、考え、気付けば寝てしまっていた。



「おい、起きろ。もういい時間だ。出るぞ」ゆさゆさと僕の体を揺らしながら声をかけてくる。

正直まだまだ寝ていたいが、そうも言ってられない。山は森よりも危険だ。この山は標高も低く朝早くにでれば一日で登り降りができる。

「そうだね、がんばろう。」っと言って準備を始めた。一通り終えてから

「妹さん、やっぱり起きなかったね。」とわかっていたことだが彼に言った。

「だな、こいつは何やっても起きねえからな。荷物を1つ背負わせて、おぶるから俺の荷物たのんだ。」

「仕方ないね、わかったよ」僕は彼の荷物を持って小屋を出た。

山を越えれば、すぐ近くに村があるはずだし。そこまで行けばもう心配もない。

あと少し頑張っていかなきゃ。



山は思っていたほどの危険もなく、どんどんと進めた。日が出て明るいことが2人の危機察知を早くし、そして少しあった不安も吹き飛ばしてくれた。

彼女は山の中腹に差し掛かるあたりで目覚め、それからは山登りのスピードもかなり速くなった。

それによって昼を少し過ぎる頃には山を越えることができたのであった。

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