幕間:登場人物・設定資料集②
設定集です。基本的に作者のメモ程度に思ってください。
第二章終了時点で登場している人物や魔物、現在判明している《エルディア》の設定についての簡単な資料集。
本編ではまだ細かく触れていない情報も一部含まれていますが、今後の展開に関する重大なネタバレはありません。
◆ ユズ
名前:ユズ
本名:小日向 柚葉
年齢:17歳
種族:人間
職業:召喚士
本作の主人公。
《エルディア》のサービス開始から約三ヶ月遅れてゲームを始めた少女。
攻略、ランキング、邪神討伐競争などにはあまり興味がなく、ゲームを始めた理由も、配信で見かけた可愛い魔物に会いたかったから。
ゲーム開始時に不遇職扱いされていた《召喚士》を選択した。
魔物を戦力や道具として見る意識がほとんどなく、基本的には友達のように接している。
可愛い魔物、とりわけもふもふした魔物には非常に弱い。
第一章終了時点での目標は、
「魔物たちが安心して暮らせる場所を作ること」
だった。
第二章では、そのための土地に少しずつ魔物たちを迎え入れ、
・蟻族
・蜘蛛族
・蜂族
・小型の獣系魔物
・その他の弱い魔物たち
などが暮らす共同生活圏が形成され始めている。
本人としては、
「みんなで住んでいるだけ」
という認識。
街や国を作ったつもりはない。
しかし外部から見れば、
・道路
・水路
・住居
・倉庫
・工房
・農地
・食料生産
・警備
・役割分担
などがすでに存在しており、少なくとも一般的な集落の範囲は超えつつある。
第二章終盤。
《暁ノ華嵐》の魔の森攻略配信によって、その存在が日本サーバーのプレイヤーたちにも知られるようになった。
その際、魔物たちから、
「ユズ様」
と呼ばれていることが広く知られた。
なお本人は、
「なんで様付けされてるの?」
と本気で分かっていない。
◆ シロ
幼体
成体
種族:《神狼フェンリル》
性別:オス
契約者:ユズ
ユズが最初に契約した魔物。
雪のように白い毛並みを持つ小さな狼だったが、その正体は神獣に分類される《神狼フェンリル》。
見た目に反して非常に希少かつ強力な種族。
【神狼フェンリル】
狼型魔物の中でも極めて上位に位置する神獣種。
非常に高い身体能力と成長性を持ち、成体になれば一般的な大型魔物とは比較にならないほど強力。
警戒心も強く、本来は人間と契約すること自体が極めて珍しい。
シロはまだ幼体。
《神狼の首輪》を装着している間のみ、一時的に成体の姿になることができる。
成体時には人間を複数人乗せて走れるほど巨大になる。
人化能力は持っていない。
人間の言葉を話すこともできず、
「わふ」
「くぅん」
などの鳴き声で意思を伝える。
ただし契約を通して、ユズとはある程度感情を通じ合わせることができる。
ユズのことが大好き。
食べることと、撫でてもらうことも好き。
◆ ユキ
魔物形態
人化形態
種族:《月影猫》
性別:メス
契約者:ユズ
宿場町ミルフィアの路地裏で出会った猫型魔物。
銀灰色を基調とした毛並みと、淡い桃色の瞳を持つ。
臆病で人見知りだが、一度信頼した相手にはかなり懐く。
【月影猫】
夜や薄暗い場所を得意とする希少な猫型魔物。
人間からは、通称《化け猫》と呼ばれることもある。
純粋な戦闘能力はあまり高くないが、人化能力を持つ個体が多く、その能力を利用して人間社会に紛れながら暮らしている者も少なくない。
気配を消す能力、索敵能力、夜目などに非常に優れている。
特に、
「そこに何かが存在しているか」
という気配そのものを感じ取ることを得意としており、単純な視覚や嗅覚では見破りづらい幻覚や隠蔽にも強い。
主に、
・偵察
・索敵
・潜伏
・追跡
などを得意とする種族。
一定以上の個体は《人化》することも可能。
ただし、猫の姿では人間の言葉を話すことはできない。
ユキは人目がない場所や、信頼している相手しかいない場所では人化していることも多い。
人型では銀灰色の髪、桃色の瞳、猫耳と尻尾を持つ少女の姿になる。
かなり恥ずかしがり屋で、知らない相手が突然現れるとユズの後ろに隠れることも。
◆ コハク
魔物形態(幼体)
人化形態(幼体)
魔物形態(成体)
人化形態(成体)
種族:《九尾の妖狐》
性別:メス
契約者:ユズ
ダンジョン《白狐の迷い館》の初代ボス。
長い間、館の中から外へ出たことがなかった。
ユズが戦闘を拒否し、
「一緒に外へ行かない?」
と誘った結果、自ら契約を申し込んだ。
【九尾の妖狐】
狐系魔物の中でも極めて高位の種族。
高い知性と魔力を持ち、幻術や妖術を得意とする。
個体によっては非常に長い年月を生きることもある。
九本の尾は、高位の妖狐である証。
コハクは複数の姿を使い分けることができる。
・小さな白狐
・少女の姿
・巨大な九尾の白狐
など。
長期間館の中で暮らしていたため、外の世界を実際に見た経験は少ない。
しかし館に大量に残されていた書物を長年読み続けていたため、
・植物
・魔物
・料理
・地理
・生活
・文化
などについて意外なほど詳しい。
つまり、
「知識は豊富だが、実体験が少ない」
タイプ。
一人称は「妾」。
ユズのことは「お主」と呼ぶ。
ユズたちの中では比較的常識人であり、現在は主にツッコミ役を担当している。
◆ グランヴェル
種族:《古龍》
性別:オス
契約者:ユズ
愛称:グラちゃん
巨大な森の中心部で暮らしていた古龍。
黒銀色の鱗と黄金色の瞳を持つ。
非常に巨大。
人化も小型化もできない。
【古龍】
長い年月を生きた龍の中でも、特に強大な存在。
単に長生きしただけの龍を指す言葉ではなく、その力、知性、存在そのものが通常の龍とは別格。
周囲の魔物から強く畏怖されることも多い。
グランヴェルの周囲に魔物がほとんど近づかなかったのは、彼が非常に強大な存在だったため。
そのため結果的に、彼の寝床周辺は巨大な森の中でも比較的安全な場所となっていた。
基本的には面倒くさがり。
寝ていることが多い。
しかし、ユズが作った鍋料理を非常に気に入っている。
ユズと契約した理由にも、かなり鍋が関係している。
ユズに《古龍の加護》を与えている。
この加護により、グランヴェルを知る森の魔物の多くはユズを、
「古龍グランヴェルが認めた存在」
として認識する。
ただし、これは魔物を強制的に従わせる能力ではない。
理性を失った魔物、グランヴェルを知らない魔物、彼の存在を気にしない魔物などには通用しない場合もある。
現在はユズたちの居住地の近くで、相変わらずよく寝ている。
◆ ノア
種族:不明
職業:不明
所属:不明
突然現れては、ユズに色々な情報を教えてくれる謎の少女。
淡い桃色の長い髪と桃色の瞳を持つ。
一人称は「僕」。
《白狐の迷い館》の存在を知っていたり、
長距離転移を当然のように使ったり、
希少な《転移》のスキルブックを持っていたり、
古龍グランヴェルがなぜか彼女には強く出なかったりと、
明らかに普通ではない。
本人曰く、
「ただの女の子」
現在、ユズにとって最初のシステム上のフレンド。
正体は今のところ不明。
◆ クロエ
種族:女王蟻
性別:メス
役割:建築・土木・住環境整備
第二章で登場した蟻族の女王。
真面目で責任感が強く、非常に働き者。
ユズたちが住居を必要としていることをきっかけに出会った。
元々暮らしていた蟻族の巣は、地下水の流れが変化したことで崩壊の危機に陥っていた。
ユズたちの助けによって多くの仲間が救出され、その後、蟻族全体でユズたちの居住地へ移住した。
現在は主に、
・道路
・水路
・住居
・倉庫
・基礎工事
・土地整備
などを担当。
女王でありながら部下に全てを任せるタイプではなく、自分自身も普通に現場で働く。
「ならば私が働けば一人増えます」
という考え方。
そのため、ネフィエラやメリエルからは、
「働きすぎ」
と言われることが多い。
現在、三人の女王の中では最も実務・管理寄り。
◆ ネフィエラ
種族:女王蜘蛛
性別:メス
役割:衣類・布製品・繊維加工
第二章で登場した蜘蛛族の女王。
優雅で落ち着いた雰囲気を持ち、一人称は「わたくし」。
クロエとは以前から面識があり、互いに性格をよく知っている。
クロエが自分で働きすぎるのに対し、ネフィエラは、
「得意な者に任せる」
という考え方。
自分で全てを行うのではなく、優秀な部下へ仕事を任せ、全体の判断や管理を行うことを得意としている。
現在は主に、
・衣類
・寝具
・布
・糸
・生活用品
・繊維加工
などを担当。
配下の蜘蛛族が作る糸は非常に高品質。
人間社会でも《魔の森》浅瀬に生息する野生の蜘蛛型魔物から採取できる魔蜘蛛糸は高級素材として扱われている。
ただしネフィエラ配下の蜘蛛たちは、それらより遥かに高位の個体が多く、さらに意図的な生産・加工技術まで持つ。
そのため、作られる布や衣類の品質は非常に高い。
ユズ本人は、
「丈夫で可愛い服」
程度にしか認識していない。
◆ メリエル
種族:女王蜂
性別:メス
役割:食料・蜂蜜・農業
第二章で登場した蜂族の女王。
明るく自由で、かなりマイペース。
普段は花畑でのんびりしていることも多いが、必要な場面ではすぐに判断を下すため、決して無能ではない。
クロエからは、
「あなたはもう少し働きなさい!」
と怒られることが多い。
現在は主に、
・蜂蜜
・果物
・花
・薬草
・果樹
・食料保存
・農地管理
などを担当。
また、蜂族による受粉によって植物の生育も助けている。
人間社会では、《魔の森》浅瀬に生息する野生の蜂型魔物から採取できる魔蜂蜜でも高級品。
しかしメリエル配下の蜂族が生産する蜂蜜は、それより遥かに高品質。
ユズたちは現在、普通の食材として利用している。
◆ 三人の女王
現在ユズたちの居住地で、それぞれ大きな役割を担っている三人。
クロエ
「住」
ネフィエラ
「衣」
メリエル
「食」
という形で、結果的に衣食住を分担している。
三人とも性格や仕事に対する考え方はかなり違う。
クロエ
「あなた方は部下に任せすぎです」
ネフィエラ
「クロエが働きすぎなのですわ」
メリエル
「そうそう、もっと休んだ方がいいよー」
クロエ
「あなたはもう少し働きなさい!」
というやり取りがよく発生する。
ただし互いの能力についてはきちんと認めており、関係そのものは良好。
◆ アラクネ
ネフィエラ配下の蜘蛛族の中でも、人型の上半身と蜘蛛の下半身を持つ者たち。
高い知性を持ち、人間の言葉を話すことができる。
現在、主に登場しているのは以下の五人。
◇ ルヴェリア
役割:裁縫・工房管理
蜘蛛族の中でも特に裁縫技術に優れたアラクネ。
衣類制作を中心とする工房をまとめている。
ユズの衣装の修繕や調整も担当。
実用性だけでなく見た目にもこだわるタイプ。
◇ フィズリア
役割:染色・素材加工
布や糸の染色、加工などを得意とするアラクネ。
植物や鉱物などから染料を作ることもでき、蜂族が育てている植物なども素材として利用している。
蜘蛛族と蜂族の生産分野を繋ぐ役割も担っている。
◇ ミレルナ
役割:見習い/小物・ぬいぐるみ制作
まだ若いアラクネ。
裁縫技術そのものは修行中だが、可愛らしい小物や飾り、クッションなどを作ることが好き。
もふもふしたものが大好き。
特にシロの毛並みに強い興味を持っている。
◇ ゼルフィナ
役割:警備・戦闘
蜘蛛糸を戦闘に利用することを得意とするアラクネ。
他の四人に比べ、生産よりも護衛・警備寄り。
居住地周辺の見回りや、不審者の確認などを担当している。
非常に細い糸を周囲に張り巡らせ、
・侵入者の探知
・拘束
・迎撃
・警報
などに利用する。
第二章終盤。
《魔の森》を攻略してきた《暁ノ華嵐》と、最初に接触した住民。
当初は強く警戒していたが、彼女たちに敵意がないことを確認した後、
「ここで待て。ユズ様に確認する」
と発言。
この一言をきっかけに、日本サーバーのプレイヤーたちの間でも、
「ユズ様」
という呼び方が広まった。
◇ セリナージュ
役割:織物・レース・生活用布製品
織物やレース、寝具、カーテンなど、生活に必要な布製品を得意とするアラクネ。
衣服だけではなく、
「暮らしを快適にするための布」
を作ることを得意としている。
◆ 現在の魔物たちの居場所
グランヴェルの寝床周辺に作られ始めた、複数種族の共同生活圏。
当初はユズが、
「魔物たちが安心して暮らせる場所が欲しい」
と考えたことが始まり。
その後、
・弱い小型魔物
・蟻族
・蜘蛛族
・蜂族
などが次々と移住。
現在は、
・道路
・排水路
・水路
・住居
・倉庫
・工房
・花畑
・果樹園
・薬草区画
・食料保管施設
などが整備され始めている。
まだ正式な国名や町名は存在しない。
ユズ本人も、
「国を作った」
という認識は一切ない。
本人曰く、
「みんなで住んでるだけ」。
ただし第二章終盤、《暁ノ華嵐》が初めて外部プレイヤーとしてこの場所へ到達。
配信を通して日本サーバー中へその存在が知られることとなった。
◆ 「ユズ様」
第二章終盤以降、日本サーバーのプレイヤーたちの間で広まり始めたユズの呼び名。
元々は、ゼルフィナが、
「ユズ様に確認する」
と発言したことがきっかけ。
その後、
・クロエ
・ネフィエラ
・メリエル
・その他の住民たち
もユズを自然に「ユズ様」と呼んでいることが判明。
配信視聴者や掲示板住民たちも面白がって使い始め、急速に定着した。
一方で、《暁ノ華嵐》のメンバーは本人の希望もあり、
「ユズちゃん」
と呼んでいる。
◆ ルナ
種族:人間
所属:冒険者ギルド
宿場町ミルフィアの冒険者ギルドで働いている新人受付嬢。
ユズが初めて冒険者登録をした時の担当。
まだ仕事には慣れていない部分もあるが、真面目で一生懸命。
◆ マロン
種族:獣人
職業:宿屋関係
宿場町ミルフィアでユズが出会った少女。
大きなリスのような尻尾を持つ。
ユズに、
「尻尾触ってもいい?」
と聞かれた最初の被害者でもある。
◆ 《暁ノ華嵐》
日本サーバーでも特に有名なトップクランの一つ。
メンバーは女性8人のみ。
大人数による物量攻略ではなく、それぞれが異なる得意分野を持つ、
「少数精鋭」
のクラン。
長期間にわたり巨大森林《魔の森》を探索。
第二章終盤。
ついに日本サーバーでは初めて、ユズたちの居住地が存在する中心部近くまで到達した。
アメリカサーバーの《Frontier Dream》に世界最速到達を先に達成されたことから、それまで一部非公開だった攻略ルートなども含め、
「ここからは全て配信する」
という方針へ変更。
その配信中、
・加工木材を運ぶ蟻族
・高品質な糸を扱う蜘蛛族
・蜂蜜や果物を運ぶ蜂族
・整備された道路
・水路
・農地
・住居
・複数種族による共同生活
などを次々と発見。
ゼルフィナとの接触を経て、ユズたちの居住地へ入ることとなった。
現在はユズ本人から、
「住民へ危害を加えないこと」
を条件に、訪問を認められている。
◇ シフォン
役割:クランリーダー/精霊術師
戦闘位置:中~後衛
《暁ノ華嵐》をまとめるリーダー。
白を基調としたふわふわの衣装と、大きな兎耳が特徴。
柔らかな見た目そのままに、普段は明るく親しみやすい性格。
攻略中でも必要以上に張り詰めることはなく、自然と周囲をまとめていくタイプ。
配信でも気取ったところがなく、視聴者からの軽口にも笑って返すことが多い。
ただし危険な状況ではすぐに頭を切り替え、
・戦闘続行
・撤退
・進行ルートの変更
などの最終判断を行う。
未知の場所を探索することそのものが好き。
第二章終盤では、ユズたちの居住地へ入る際、一度配信を停止。
相手の許可なく生活圏を配信することを避けるなど、配信者としての常識も持っている。
ユズ本人から配信許可を得た後、
「ユズ様、実はプレイヤーです」
と紹介し、日本サーバーへ大きな衝撃を与えた。
◇ ミオ
役割:暗殺者/高速近接戦闘
戦闘位置:前衛
猫耳付きのフードと、白・黒・桃を基調とした軽装が特徴。
《暁ノ華嵐》でも特に速度に優れたプレイヤー。
短剣や暗器を使用し、敵の攻撃を避けながら一気に懐へ入り、急所を狙う戦闘を得意とする。
普段はやや無口でマイペース。
感情を大きく表に出すことは少ないが、冷たいわけではなく、仲間から何か頼まれると黙って手伝うタイプ。
強い相手や未知の存在に対する興味も強い。
◇ ハルカ
役割:忍者/奇襲・攪乱
戦闘位置:前~中衛
長い白銀の髪と兎耳、桜をあしらった和風装備が特徴。
正面から敵と殴り合うよりも、
・死角への移動
・奇襲
・敵の攪乱
・罠
・投擲攻撃
などによって、仲間が戦いやすい状況を作ることを得意としている。
性格は明るく人当たりが良い。
ただし、かなりの悪戯好き。
ユズたちの居住地についても、
「これもう国じゃない?」
と比較的早い段階から口にしていた。
◇ アカネ
役割:鬼人剣士/近接アタッカー
戦闘位置:最前衛
桃色の髪、二本の角、華やかな和装と刀が特徴。
高い身体能力を活かした刀による近接戦闘を得意とする。
性格は豪快で姉御肌。
戦うことは好きだが、無意味に他者へ喧嘩を売るタイプではない。
ゼルフィナとの接触時も、警戒しながらシフォンの判断に従い武器から手を離している。
◇ セレナ
役割:聖術師/回復・結界・支援
戦闘位置:後衛
淡い紫色の長髪と、白を基調とした聖職者風の衣装が特徴。
・回復
・状態異常解除
・結界
・魔法防御
・能力強化
などを得意とする。
性格は穏やかで上品。
《暁ノ華嵐》内では比較的常識人。
ユズたちの居住地についても、感情だけで判断せず、
「住居・食料・運搬などが揃っている以上、生活圏として成立している」
と冷静に見ている。
◇ ライラ
役割:斥候/索敵・追跡・危険察知
戦闘位置:遊撃
狼耳と銀紫色の髪、動きやすい軽装が特徴。
・魔物の気配察知
・追跡
・地形確認
・安全なルートの選定
・危険察知
などを得意としている。
第二章終盤の魔の森探索では、
・魔物が以前より襲ってこないこと
・道の先に大量の魔物がいること
・ゼルフィナの蜘蛛糸
などをいち早く察知した。
◇ エリス
役割:錬金術師/道具・戦術支援
戦闘位置:中~後衛
帽子、書物、薬瓶、大量のポーチなどを身につけた研究者風の少女。
《暁ノ華嵐》の知識・アイテム担当。
・ポーション
・爆薬
・煙幕
・特殊薬
・魔道具
・簡易結界
などを状況に応じて使い分ける。
また素材や生産物に関する知識も豊富。
ユズたちの居住地では、蜘蛛族が扱う糸の品質が、
「浅瀬で採れる一般的な魔蜘蛛糸より明らかに高い」
ことにいち早く気づいている。
現在、その詳細が非常に気になっている。
◇ モモカ
役割:料理人/料理・生産支援
戦闘位置:後方
桃色の長髪と兎耳、可愛らしいメイド風衣装が特徴。
料理スキルを中心に取得しており、使用する食材や調理法によって様々な特殊効果を持つ料理を作ることができる。
食料保存や食材鑑定などにも詳しい。
第二章終盤。
メリエル配下の蜂族が運んでいる蜂蜜を見て、
「普通の魔蜂蜜とは少し違う」
と感じている。
もちろん味も非常に気になっている。
◆ 異邦人
《エルディア》の住人たちがプレイヤーを呼ぶ際の名称。
プレイヤーだけが死亡しても復活することなどから、NPCたちから見ても普通の人間とは少し異なる存在として認識されている。
◆ 契約
召喚士が魔物と結ぶ契約。
必ず相手の同意が必要。
力ずくで弱らせたとしても、魔物本人が拒否すれば契約することはできない。
契約成立時、
「その魔物を一度討伐した場合に得られる経験値」
と同等の経験値を召喚士が獲得する。
つまり、強力な魔物ほど契約時に得られる経験値も大きい。
また、契約した魔物が敵を倒した場合、その戦闘経験値は召喚士にも反映される。
◆ 現在ユズと契約している魔物
・シロ
《神狼フェンリル》
・ユキ
《月影猫》
・コハク
《九尾の妖狐》
・グランヴェル
《古龍》
以上4体。
なお、
・クロエ
・ネフィエラ
・メリエル
はユズの仲間ではあるが、契約魔物ではない。
◆ 魔物の人化
一部の高位魔物や特殊な種族が使用できる能力。
全ての魔物が人化できるわけではない。
また、
「強い魔物ほど必ず人化できる」
というわけでもない。
現在、ユズの契約魔物の中で人化が確認されているのは、
・ユキ
・コハク
の二体。
シロとグランヴェルは人化できない。
またクロエ、ネフィエラ、メリエルなど、高位の魔物の中には人型に近い姿を取れる者も存在する。
◆ 《転移》
ノアから譲り受けたスキルブックによって、ユズが習得した特殊スキル。
基本的には、
「ユズ自身が一度訪れたことのある場所」
へ転移することができる。
近くにいる同行者も、互いに一緒に移動する意思があれば転移対象に含めることが可能。
ただし場所によっては、特殊な理由で転移できない場合もある。
◆ 《エルディア》の時間
ゲーム内時間は現実世界のおよそ三倍。
現実世界で一日が経過すると、《エルディア》ではおよそ三日が経過する。
また、プレイヤーがログアウトしていても世界は止まらない。
NPCや魔物たちはその間も普通に生活し、行動している。
そのためユズがログアウトしている間にも、蟻族による建築や道路整備などは進んでいる。
◆ サーバー
《エルディア》は国・地域ごとに複数のサーバーへ分かれている。
基本的な地形や大きな世界構造には共通点があるが、
・NPCの行動
・国家情勢
・プレイヤーが発見したもの
・プレイヤーの介入
・それまでに起きた事件
などによって、それぞれ異なる歴史を歩み始めている。
そのため、
「アメリカサーバーで起きたことが、日本サーバーでも同じように起きる」
とは限らない。
実際。
アメリカサーバーの《Frontier Dream》が到達した《魔の森》中心部には、
「特に何も無かった」
と発表されている。
一方、日本サーバーでは。
中心部近くに、
「複数種族の魔物が共同生活する場所」
が生まれている。
◆ 《エルディア》の最終目標
ゲーム開始時、神から提示された最終目標は、
《邪神の討伐》。
ただし、
・邪神がどこにいるのか
・どうすれば戦えるのか
・何をすればそこまで辿り着けるのか
などは一切説明されていない。
さらに、この競争はサーバーごとではない。
全世界、全サーバーのプレイヤーの中で最初に《邪神》を討伐した一人だけが、
「神に一つだけ願いを叶えてもらえる」
とされている。
なおユズ本人は。
現時点では、
《邪神》討伐競争そのものにあまり興味を示していない。
◆ 冒険者ランク
冒険者ギルドでは、
F
E
D
C
B
A
S
の順にランクが存在する。
F~Aが通常の冒険者ランク。
Sランクは単純なAランクの上位というより、歴史に残るほどの功績を持つ者などに与えられる特別なランク。
Cランク以上になると、一般的には一人前の冒険者として扱われる。
◆ 簡易クラン拠点
長距離遠征などで使用される、クラン専用の一時的な拠点。
正式なクラン拠点とは異なり、基本的には使い捨て。
安全を確保した場所へ設置することで、
・休憩
・簡単な物資保管
・遠征時のチェックポイント
などに利用できる。
また、一度町へ帰還した後、その簡易拠点へ一回だけ転移で戻ることも可能。
《暁ノ華嵐》はこの簡易クラン拠点を利用しながら、《魔の森》の奥地へ少しずつ探索範囲を広げてきた。
◆ 《魔の森》
中央大陸アルカディアに存在する巨大森林。
日本サーバーでも特に危険な未踏地域として有名。
非常に強力な魔物が多く生息し、森林そのものも広大なため、単純な戦闘能力だけでは中心部へ辿り着くことが難しい。
《暁ノ華嵐》は現実時間で数ヶ月をかけて攻略を続けてきた。
なお。
ユズ本人は第二章終了時点まで、
「この森が《魔の森》と呼ばれている」
ということすら知らなかった。
◆ 現在の世界最前線
アメリカサーバーの大規模トップクラン、
《Frontier Dream》
が《魔の森》中心部へ世界最速で到達。
現在のクラン平均レベルは80前後。
その中から選ばれた十数人ほどの探索チームが、《魔の森》の攻略を担当していた。
彼らが本格的に《魔の森》の中心部を目指し始めたのは、サービス開始から数週間が経過してから。
以降、現実時間で二ヶ月以上を費やし、ついに中心部へ到達した。
彼らの公式な発表によれば、
「中心部には何も無かった」
とのこと。
なお、探索チームはその直後に全員リスポーンしている。
ほぼ同時刻。
《魔の森》の外縁付近にいた別のプレイヤーから、
「森の奥から巨大な咆哮が聞こえた」
という報告も上がっている。
実際に中心部で何が起きたのかは、現在も不明。
一方。
日本サーバーでは《暁ノ華嵐》が中心部近くまで到達。
その探索配信中に、
「魔物たちの共同生活圏」
を発見した。
この場所が今後どのように扱われることになるのかは、まだ誰にも分からない。
◆ 宿場町ミルフィア
ユズがゲーム開始後、初めて訪れた町。
フィオル王国に存在する比較的小規模な宿場町。
冒険者ギルドや宿屋などが存在し、ユズが冒険者として活動を始めるきっかけとなった場所でもある。
なお、参考用の世界地図では便宜上、
「始まりの町ミルフィア」
と記載されている。
これは、
「ユズにとって冒険が始まった最初の町」
という意味で付けられた表記であり、《エルディア》の世界で一般的に「始まりの町」と呼ばれているわけではない。
そもそも《エルディア》には、全プレイヤー共通のスタート地点となる、
「始まりの町」
というものは存在しない。
プレイヤーの初期出現地点は一定ではなく、それぞれ異なる場所からゲームを開始する。
◆ 参考用・《エルディア》世界地図
以下は、現時点での《エルディア》の大まかな世界構造をイメージした参考用世界地図。
主な地域として、
《中央大陸アルカディア》
《忘却大陸ノクスレム》
《獣牙大陸ヴァルネア》
《聖暁大陸ルミセル》
などが存在する。
中央大陸アルカディアには、
・フィオル王国
・セレス帝国
・ラティス王国
・《魔の森》
などが存在。
その他にも、
・フェンリル獣王国
・エルメリア聖教国
・アウロラ王国
・海底国家ネレイディア
・ノクスヴェイル
など、様々な国家・地域が存在している。
なお、この世界地図は物語制作時の参考用として作成したものです。
国の位置、地形、名称、距離感などは今後の物語に合わせて変更される可能性があります。
そのため、
「現時点での大まかな世界観を掴むための参考資料」
程度に見ていただければと思います。
また、地図に記載されている、
「始まりの町ミルフィア」
という名称についても前述の通り、正式な地名や一般的な呼称ではありません。
ユズにとって最初に訪れた町であることを分かりやすくするための、地図上の便宜的な表記です。
――以上、第二章終了時点での登場人物・設定資料でした。
夏休みとかに書き溜めていた分の投稿が終わったので、投稿頻度が下がります。(夏休み後とかに書いたやつがまだあるので、ある程度は大丈夫ですが、一日に五本とか投稿するのは今後難しくなります。)
面白いと感じましたら、ブクマ、評価、コメント等をよろしくお願いします。




