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もふもふ召喚士の自由気ままなVRMMO冒険記 ~可愛い魔物を集めていたら、いつの間にか最強の魔物国家ができていました~  作者: 黒海苔
第1章:神が作ったゲーム

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幕間:登場人物・設定資料集①

設定集です。基本的に作者のメモ程度に思ってください。今後登場予定のキャラクターの紹介文も含まれます。

 第一章終了時点で登場している人物や魔物、現在判明している《エルディア》の設定についての簡単な資料集。


 本編ではまだ細かく触れていない情報も一部含まれていますが、今後の展開に関する重大なネタバレはありません。



 ◆ ユズ

挿絵(By みてみん)


 名前:ユズ

 本名:小日向 柚葉

 年齢:17歳

 種族:人間

 職業:召喚士



 本作の主人公。


 《エルディア》のサービス開始から約三ヶ月遅れてゲームを始めた少女。


 攻略、ランキング、邪神討伐競争などにはあまり興味がなく、ゲームを始めた理由も、配信で見かけた可愛い魔物に会いたかったから。


 ゲーム開始時に不遇職扱いされていた《召喚士》を選択した。


 魔物を戦力や道具として見る意識がほとんどなく、基本的には友達のように接している。


 可愛い魔物、とりわけもふもふした魔物には非常に弱い。



 現在の目標は、


「魔物たちが安心して暮らせる場所を作ること」


 本人としては、国を作っているつもりなど一切ない。


 ◆ シロ

 幼体

挿絵(By みてみん)

 成体

挿絵(By みてみん)


 種族:《神狼フェンリル》

 性別:オス

 契約者:ユズ



 ユズが最初に契約した魔物。


 雪のように白い毛並みを持つ小さな狼だったが、その正体は神獣に分類される《神狼フェンリル》。


 見た目に反して非常に希少かつ強力な種族。



【神狼フェンリル】


 狼型魔物の中でも極めて上位に位置する神獣種。


 非常に高い身体能力と成長性を持ち、成体になれば一般的な大型魔物とは比較にならないほど強力。


 警戒心も強く、本来は人間と契約すること自体が極めて珍しい。



 シロはまだ幼体。


 《神狼の首輪》を装着している間のみ、一時的に成体の姿になることができる。


 成体時には人間を複数人乗せて走れるほど巨大になる。



 人化能力は持っていない。


 人間の言葉を話すこともできず、


「わふ」

「くぅん」


 などの鳴き声で意思を伝える。


 ただし契約を通して、ユズとはある程度感情を通じ合わせることができる。



 ユズのことが大好き。


 食べることと、撫でてもらうことも好き。



 ◆ ユキ

 魔物形態

挿絵(By みてみん)

 人化形態

挿絵(By みてみん)


 種族:《月影猫》

 性別:メス

 契約者:ユズ



 宿場町ミルフィアの路地裏で出会った猫型魔物。


 銀灰色を基調とした毛並みと、淡い桃色の瞳を持つ。


 臆病で人見知りだが、一度信頼した相手にはかなり懐く。



【月影猫】


 夜や薄暗い場所を得意とする希少な猫型魔物。


 人間からは、通称《化け猫》と呼ばれることもある。


 純粋な戦闘能力はあまり高くないが、人化能力を持つ個体が多く、その能力を利用して人間社会に紛れながら暮らしている者も少なくない。


 気配を消す能力、索敵能力、夜目などに非常に優れている。


 特に、


「そこに何かが存在しているか」


 という気配そのものを感じ取ることを得意としており、単純な視覚や嗅覚では見破りづらい幻覚や隠蔽にも強い。


 主に、


 ・偵察

 ・索敵

 ・潜伏

 ・追跡


 などを得意とする種族。


 一定以上の個体は《人化》することも可能。


 ただし、猫の姿では人間の言葉を話すことはできない。



 ユキは人目がない場所や、信頼している相手しかいない場所では人化していることも多い。


 人型では銀灰色の髪、桃色の瞳、猫耳と尻尾を持つ少女の姿になる。


 かなり恥ずかしがり屋で、知らない相手が突然現れるとユズの後ろに隠れることも。



 ◆ コハク

 魔物形態(幼体)

挿絵(By みてみん)

 人化形態(幼体)

挿絵(By みてみん)

 魔物形態(成体)

挿絵(By みてみん)

 人化形態(成体)

挿絵(By みてみん)


 種族:《九尾の妖狐》

 性別:メス

 契約者:ユズ



 ダンジョン《白狐の迷い館》の初代ボス。


 長い間、館の中から外へ出たことがなかった。


 ユズが戦闘を拒否し、


「一緒に外へ行かない?」


 と誘った結果、自ら契約を申し込んだ。



【九尾の妖狐】


 狐系魔物の中でも極めて高位の種族。


 高い知性と魔力を持ち、幻術や妖術を得意とする。


 個体によっては非常に長い年月を生きることもある。


 九本の尾は、高位の妖狐である証。



 コハクは複数の姿を使い分けることができる。


 ・小さな白狐

 ・少女の姿

 ・巨大な九尾の白狐


 など。



 長期間館の中で暮らしていたため、外の世界を実際に見た経験は少ない。


 しかし館に大量に残されていた書物を長年読み続けていたため、


 ・植物

 ・魔物

 ・料理

 ・地理

 ・生活

 ・文化


 などについて意外なほど詳しい。



 つまり、


「知識は豊富だが、実体験が少ない」


 タイプ。



 一人称は「妾」。


 ユズのことは「お主」と呼ぶ。


 ユズたちの中では比較的常識人であり、現在は主にツッコミ役を担当している。



 ◆ グランヴェル

挿絵(By みてみん)


 種族:《古龍》

 性別:オス

 契約者:ユズ

 愛称:グラちゃん



 巨大な森の中心部で暮らしていた古龍。


 黒銀色の鱗と黄金色の瞳を持つ。


 非常に巨大。


 人化も小型化もできない。



【古龍】


 長い年月を生きた龍の中でも、特に強大な存在。


 単に長生きしただけの龍を指す言葉ではなく、その力、知性、存在そのものが通常の龍とは別格。


 周囲の魔物から強く畏怖されることも多い。



 グランヴェルの周囲に魔物がほとんど近づかなかったのは、彼が非常に強大な存在だったため。


 そのため結果的に、彼の寝床周辺は巨大な森の中でも比較的安全な場所となっていた。



 基本的には面倒くさがり。


 寝ていることが多い。



 しかし、ユズが作った鍋料理を非常に気に入っている。


 ユズと契約した理由にも、かなり鍋が関係している。



 ユズに《古龍の加護》を与えている。


 この加護により、グランヴェルを知る森の魔物の多くはユズを、


「古龍グランヴェルが認めた存在」


 として認識する。



 ただし、これは魔物を強制的に従わせる能力ではない。


 理性を失った魔物、グランヴェルを知らない魔物、彼の存在を気にしない魔物などには通用しない場合もある。



 ◆ ノア

挿絵(By みてみん)


 種族:不明

 職業:不明

 所属:不明



 突然現れては、ユズに色々な情報を教えてくれる謎の少女。


 淡い桃色の長い髪と桃色の瞳を持つ。


 一人称は「僕」。



 《白狐の迷い館》の存在を知っていたり、


 長距離転移を当然のように使ったり、


 希少な《転移》のスキルブックを持っていたり、


 古龍グランヴェルがなぜか彼女には強く出なかったりと、


 明らかに普通ではない。



 本人曰く、


「ただの女の子」



 現在、ユズにとって最初のシステム上のフレンド。


 正体は今のところ不明。



 ◆ ルナ

挿絵(By みてみん)


 種族:人間

 所属:冒険者ギルド



 宿場町ミルフィアの冒険者ギルドで働いている新人受付嬢。


 ユズが初めて冒険者登録をした時の担当。


 まだ仕事には慣れていない部分もあるが、真面目で一生懸命。



 ◆ マロン

挿絵(By みてみん)


 種族:獣人

 職業:宿屋関係



 宿場町ミルフィアでユズが出会った少女。


 大きなリスのような尻尾を持つ。


 ユズに、


「尻尾触ってもいい?」


 と聞かれた最初の被害者でもある。



 ◆ 《暁ノ華嵐》



 日本サーバーでも特に有名なトップクランの一つ。


 メンバーは女性8人のみ。


 大人数による物量攻略ではなく、それぞれが異なる得意分野を持つ、


「少数精鋭」


 のクラン。



 現在は巨大森林《魔の森》を長期間探索している。


 簡易クラン拠点を利用しながら少しずつ探索範囲を広げており、日本サーバーでは最も深部へ到達しているクランの一つ。



 攻略だけでなく配信活動も行っている。


 ただし、未踏地域の探索中は攻略ルートや簡易拠点の位置などを守るため、常時配信を行っているわけではない。



 アメリカサーバーの《Frontier Dream》に世界最速で《魔の森》中心部到達を先に達成されたものの、《暁ノ華嵐》は現在も攻略を続けている。



 ◇ シフォン

挿絵(By みてみん)


 役割:クランリーダー/精霊術師

 戦闘位置:中~後衛



 《暁ノ華嵐》をまとめるリーダー。


 白を基調としたふわふわの衣装と、大きな兎耳が特徴。


 柔らかな見た目そのままに、普段は明るく親しみやすい性格。



 攻略中でも必要以上に張り詰めることはなく、自然と周囲をまとめていくタイプ。


 配信でも気取ったところがなく、視聴者からの軽口にも笑って返すことが多い。



 ただし危険な状況ではすぐに頭を切り替え、


 ・戦闘続行

 ・撤退

 ・進行ルートの変更


 などの最終判断を行う。



 戦闘では複数の精霊を使役し、攻撃、防御、索敵、補助などを状況に応じて使い分ける万能型。



 未知の場所を探索することそのものが好き。


 世界最速を逃した直後にも、


『魔の森の世界最速、先越されました』


 というタイトルで緊急配信を開始。


「世界最速は取られちゃったけど、別にそれだけが目的じゃないし」


「せっかくここまで来たんだから最後まで行くよ」


 と笑っていた。



 ◇ ミオ

挿絵(By みてみん)


 役割:暗殺者/高速近接戦闘

 戦闘位置:前衛



 猫耳付きのフードと、白・黒・桃を基調とした軽装が特徴。


 《暁ノ華嵐》でも特に速度に優れたプレイヤー。



 短剣や暗器を使用し、敵の攻撃を避けながら一気に懐へ入り、急所を狙う戦闘を得意とする。


 一対一の戦闘能力も非常に高く、単独での行動能力にも優れている。



 普段はやや無口でマイペース。


 感情を大きく表に出すことは少ないが、冷たいわけではなく、仲間から何か頼まれると黙って手伝うタイプ。


 実はかなり面倒見がいい。



 強い相手を見つけると、普段より少しだけ目が輝く。



 ◇ ハルカ

挿絵(By みてみん)


 役割:忍者/奇襲・攪乱

 戦闘位置:前~中衛



 長い白銀の髪と兎耳、桜をあしらった和風装備が特徴。


 クナイ、忍具、投擲武器などを扱う高速戦闘型。



 正面から敵と殴り合うよりも、


 ・死角への移動

 ・奇襲

 ・敵の攪乱

 ・罠

 ・投擲攻撃


 などによって、仲間が戦いやすい状況を作ることを得意としている。



 性格は明るく人当たりが良い。


 ただし、かなりの悪戯好き。


 面白そうなことを見つけるとすぐ首を突っ込もうとするため、他のメンバーに止められることも多い。



 普段は軽い調子だが、仲間が本当に危険な状況になると一瞬で真剣になる。



 ◇ アカネ

挿絵(By みてみん)


 役割:鬼人剣士/近接アタッカー

 戦闘位置:最前衛



 桃色の髪、二本の角、華やかな和装と刀が特徴。


 《暁ノ華嵐》の正面戦闘を支える主力メンバー。



 高い身体能力を活かした刀による近接戦闘を得意とする。


 単純な攻撃力だけでなく、敵の攻撃を見切る技術にも優れており、格上の魔物とも正面から斬り合える実力者。



 性格は豪快で姉御肌。


 細かいことにはあまりこだわらない。



「まあ、なんとかなるでしょ!」


 と勢いで進もうとすることもある。



 戦うこと自体は好きだが、無意味に他者へ喧嘩を売るタイプではない。


 仲間が傷つけられるとかなり怒る。



 ◇ セレナ

挿絵(By みてみん)


 役割:聖術師/回復・結界・支援

 戦闘位置:後衛



 淡い紫色の長髪と、白を基調とした聖職者風の衣装が特徴。


 大きな杖を使用する、《暁ノ華嵐》の回復・防御支援担当。



 ・回復

 ・状態異常解除

 ・結界

 ・魔法防御

 ・能力強化


 などを得意とする。



 長期間に及ぶ《魔の森》探索では、パーティーの継戦能力を支える重要な存在。



 性格は穏やかで上品。


 比較的常識人であり、騒がしいメンバーたちを微笑みながら見守っていることが多い。


 ただし、


「本気で怒らせると一番怖い」


 という噂がクラン内にはある。


 本人は否定している。



 ◇ ライラ

挿絵(By みてみん)


 役割:斥候/索敵・追跡・危険察知

 戦闘位置:遊撃



 狼耳と銀紫色の髪、動きやすい軽装が特徴。


 《暁ノ華嵐》の本格的な探索担当。



 ・魔物の気配察知

 ・追跡

 ・地形確認

 ・安全なルートの選定

 ・危険察知


 などを得意としている。



 《魔の森》のような未踏地域では特に重要な役割を担う。



 性格は好奇心旺盛。


 知らない場所や見たことのないものを見つけると、すぐ近づきたがる。


 そのため仲間から、


「斥候なのに一番危ないところへ行きたがる」


 と言われることも。



 ただし本当に危険な兆候を察知した際の判断は冷静で、その探索能力はメンバー全員から信頼されている。



 ◇ エリス

挿絵(By みてみん)


 役割:錬金術師/道具・戦術支援

 戦闘位置:中~後衛



 帽子、書物、薬瓶、大量のポーチなどを身につけた研究者風の少女。


 《暁ノ華嵐》の知識・アイテム担当。



 ・ポーション

 ・爆薬

 ・煙幕

 ・特殊薬

 ・魔道具

 ・簡易結界


 などを状況に応じて使い分ける。



 直接的な戦闘能力では前衛陣に及ばないが、事前準備ができれば非常に幅広い状況へ対応できる。



 クランの遠征に必要な物資や消耗品の管理も担当しており、長期間に及ぶ《魔の森》探索を裏から支えている。



 性格は真面目で理屈っぽい。


 数字や効率を重視するため、勢いで行動するメンバーに振り回されることも多い。



 ただし本人も、興味深い研究対象を発見すると周囲が見えなくなることがある。



 そのため、


「人のこと言えないよね」


 とよく突っ込まれている。



 ◇ モモカ

挿絵(By みてみん)


 役割:料理人/料理・生産支援

 戦闘位置:後方



 桃色の長髪と兎耳、可愛らしいメイド風衣装が特徴。


 《暁ノ華嵐》の中では特に生産職寄りのプレイヤー。



 料理スキルを中心に取得しており、使用する食材や調理法によって様々な特殊効果を持つ料理を作ることができる。



 ・体力回復

 ・一時的な能力強化

 ・疲労軽減

 ・耐性付与


 など、長期探索において食事面からメンバーを支えている。



 食料保存や食材鑑定などにも詳しい。



 性格はふわふわしていて、かなりのマイペース。


 危険地帯でも、


「今日のご飯、何にしようかな~」


 などと考えていることがある。



 戦闘そのものへの興味は他のメンバーほど強くない。


 その代わり、珍しい魔物を見ると、


「これって食べられる?」


 と聞くことがある。


 そのたびに残りのメンバーから止められている。



 以上8名。



 それぞれ戦闘スタイルも得意分野も大きく異なるが、それを補い合うことで、わずか8人という人数ながら日本サーバー最前線の一角を維持している。



 ◆ 異邦人



 《エルディア》の住人たちがプレイヤーを呼ぶ際の名称。


 プレイヤーだけが死亡しても復活することなどから、NPCたちから見ても普通の人間とは少し異なる存在として認識されている。



 ◆ 契約



 召喚士が魔物と結ぶ契約。


 必ず相手の同意が必要。



 力ずくで弱らせたとしても、魔物本人が拒否すれば契約することはできない。



 契約成立時、


「その魔物を一度討伐した場合に得られる経験値」


 と同等の経験値を召喚士が獲得する。



 つまり、強力な魔物ほど契約時に得られる経験値も大きい。



 また、契約した魔物が敵を倒した場合、その戦闘経験値は召喚士にも反映される。



 ◆ 現在ユズと契約している魔物



 ・シロ

 《神狼フェンリル》


 ・ユキ

 《月影猫》


 ・コハク

 《九尾の妖狐》


 ・グランヴェル

 《古龍》



 以上4体。



 ◆ 魔物の人化



 一部の高位魔物や特殊な種族が使用できる能力。


 全ての魔物が人化できるわけではない。



 また、


「強い魔物ほど必ず人化できる」


 というわけでもない。



 現在、ユズの契約魔物の中で人化が確認されているのは、


 ・ユキ

 ・コハク


 の二体。



 シロとグランヴェルは人化できない。



 ◆ 《転移》



 ノアから譲り受けたスキルブックによって、ユズが習得した特殊スキル。



 基本的には、


「ユズ自身が一度訪れたことのある場所」


 へ転移することができる。



 近くにいる同行者も、互いに一緒に移動する意思があれば転移対象に含めることが可能。



 ただし場所によっては、特殊な理由で転移できない場合もある。



 ◆ 《エルディア》の時間



 ゲーム内時間は現実世界のおよそ三倍。


 現実世界で一日が経過すると、《エルディア》ではおよそ三日が経過する。



 また、プレイヤーがログアウトしていても世界は止まらない。



 NPCや魔物たちはその間も普通に生活し、行動している。



 ◆ サーバー



 《エルディア》は国・地域ごとに複数のサーバーへ分かれている。



 基本的な地形や大きな世界構造には共通点があるが、


 ・NPCの行動

 ・国家情勢

 ・プレイヤーが発見したもの

 ・プレイヤーの介入

 ・それまでに起きた事件


 などによって、それぞれ異なる歴史を歩み始めている。



 そのため、


「アメリカサーバーで起きたことが、日本サーバーでも同じように起きる」


 とは限らない。



 ◆ 《エルディア》の最終目標



 ゲーム開始時、神から提示された最終目標は、


 《邪神の討伐》。



 ただし、


 ・邪神がどこにいるのか

 ・どうすれば戦えるのか

 ・何をすればそこまで辿り着けるのか


 などは一切説明されていない。



 さらに、この競争はサーバーごとではない。



 全世界、全サーバーのプレイヤーの中で最初に《邪神》を討伐した一人だけが、


「神に一つだけ願いを叶えてもらえる」


 とされている。



 ◆ 冒険者ランク



 冒険者ギルドでは、


 F

 E

 D

 C

 B

 A

 S


 の順にランクが存在する。



 F~Aが通常の冒険者ランク。


 Sランクは単純なAランクの上位というより、歴史に残るほどの功績を持つ者などに与えられる特別なランク。



 Cランク以上になると、一般的には一人前の冒険者として扱われる。



 ◆ 簡易クラン拠点



 長距離遠征などで使用される、クラン専用の一時的な拠点。



 正式なクラン拠点とは異なり、基本的には使い捨て。



 安全を確保した場所へ設置することで、


 ・休憩

 ・簡単な物資保管

 ・遠征時のチェックポイント


 などに利用できる。



 また、一度町へ帰還した後、その簡易拠点へ一回だけ転移で戻ることも可能。



 《暁ノ華嵐》はこの簡易クラン拠点を利用しながら、《魔の森》の奥地へ少しずつ探索範囲を広げている。



 ◆ 現在の世界最前線



 アメリカサーバーの大規模トップクラン、


 《Frontier Dream》


 が《魔の森》中心部へ世界最速で到達。



 現在のクラン平均レベルは80前後。



 その中から選ばれた十数人ほどの探索チームが、《魔の森》の攻略を担当していた。



 彼らが本格的に《魔の森》の中心部を目指し始めたのは、サービス開始から数週間が経過してから。



 以降、現実時間で二ヶ月以上を費やし、ついに中心部へ到達した。



 彼らの公式な発表によれば、


「中心部には何も無かった」


 とのこと。



 なお、探索チームはその直後に全員リスポーンしている。



 ほぼ同時刻。


 《魔の森》の外縁付近にいた別のプレイヤーから、


「森の奥から巨大な咆哮が聞こえた」


 という報告も上がっている。



 実際に中心部で何が起きたのかは、現在も不明。



 ◆ 宿場町ミルフィア



 ユズがゲーム開始後、初めて訪れた町。


 フィオル王国に存在する比較的小規模な宿場町。



 冒険者ギルドや宿屋などが存在し、ユズが冒険者として活動を始めるきっかけとなった場所でもある。



 なお、参考用の世界地図では便宜上、


「始まりの町ミルフィア」


 と記載されている。



 これは、


「ユズにとって冒険が始まった最初の町」


 という意味で付けられた表記であり、《エルディア》の世界で一般的に「始まりの町」と呼ばれているわけではない。



 そもそも《エルディア》には、全プレイヤー共通のスタート地点となる、


「始まりの町」


 というものは存在しない。



 プレイヤーの初期出現地点は一定ではなく、それぞれ異なる場所からゲームを開始する。



 ◆ 参考用・《エルディア》世界地図



 以下は、現時点での《エルディア》の大まかな世界構造をイメージした参考用世界地図。

挿絵(By みてみん)


 主な地域として、


 《中央大陸アルカディア》


 《忘却大陸ノクスレム》


 《獣牙大陸ヴァルネア》


 《聖暁大陸ルミセル》


 などが存在する。



 中央大陸アルカディアには、


 ・フィオル王国

 ・セレス帝国

 ・ラティス王国

 ・《魔の森》


 などが存在。



 その他にも、


 ・フェンリル獣王国

 ・エルメリア聖教国

 ・アウロラ王国

 ・海底国家ネレイディア

 ・ノクスヴェイル


 など、様々な国家・地域が存在している。



 なお、この世界地図は物語制作時の参考用として作成したものです。


 国の位置、地形、名称、距離感などは今後の物語に合わせて変更される可能性があります。


 そのため、


「現時点での大まかな世界観を掴むための参考資料」


 程度に見ていただければと思います。



 また、地図に記載されている、


「始まりの町ミルフィア」


 という名称についても前述の通り、正式な地名や一般的な呼称ではありません。


 ユズにとって最初に訪れた町であることを分かりやすくするための、地図上の便宜的な表記です。



 ――以上、第一章終了時点での登場人物・設定資料でした。

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