第11話:忘れていた依頼
「よーし!」
私はぐっと拳を握った。
「じゃあ、まずは何から始めようかな!」
魔物のみんなが安心して暮らせる場所。
どうやって作るのかは全然分からないけど。
作るって決めたんだから、まずは何か始めないと!
「やっぱり広い場所が必要だよね!」
「わふっ!」
「ご飯もいっぱい必要だし!」
「うむ」
「お水もあった方がいいよね!」
「にゃあ」
「それから――」
そこまで言ったところで。
「……にゃ」
ユキが私の足元で鳴いた。
「ん?」
「どうしたの、ユキ?」
「にゃ」
ユキは私の腰につけているポーチをじっと見つめる。
それから。
前足で。
ちょん。
ちょん。
と、ポーチを叩いた。
「これ?」
「にゃ!」
「…………」
なんだっけ?
私はポーチを開く。
中には。
「…………」
二本の草。
どこかで見たことがある。
「…………あ」
思い出した。
「癒し草ぁぁぁぁっ!?」
「にゃ!」
「忘れてた!!」
「わふ?」
シロがびくっとする。
そうだった!
私。
まだ依頼の途中だった!
《依頼:癒し草の採取》
《推奨ランク:F》
《目標:癒し草×10》
そして。
今あるのは。
「一、二……」
二本。
「あと八本もある!」
「なんじゃ、依頼を受けておったのか?」
コハクが呆れたように私を見る。
「うん……」
「それを途中で放り出して、妾の館へ来たと?」
「だって!」
「なんじゃ」
「シロに似合う首輪があるって聞いたから!」
「…………」
コハクが黙る。
「それで妾のところまで来たのか……?」
「うん!」
「…………」
「コハク?」
「いや……もうよい」
なんだか疲れた顔をされた。
「と、とにかく!」
私は立ち上がる。
「今度こそちゃんと依頼を終わらせよう!」
「わふっ!」
「にゃあ!」
「うむ。そうするがよい」
◇
「シロ、ユキ! さっきの続きお願いしてもいい?」
「わふ!」
「にゃ!」
私たちは、もう一度森の中で癒し草を探し始めた。
シロは地面に鼻を近づけて。
くんくん。
くんくん。
ユキは周囲の草むらをじっと見つめながら、耳をぴくぴく動かしている。
ダンジョンへ行く前も。
二匹にはこうやって手伝ってもらっていた。
「私も探そっと」
しゃがみ込む。
「…………」
草。
草。
草。
「やっぱり全部同じに見える……」
似たような草が多すぎる。
すると。
「にゃ!」
「ん?」
ユキが一つの草むらへ走っていった。
「見つけた?」
「にゃ!」
見ると。
「あ!」
癒し草。
「すごい! ありがとう、ユキ!」
「にゃ!」
私が摘もうとしたところで。
「…………」
ユキが自分の前足を見る。
「どうしたの?」
「…………」
周囲をきょろきょろ。
今いるのは森の中。
近くに人はいない。
すると。
ぽふんっ。
「わっ!」
淡い光が広がって。
そこに現れたのは。
銀灰色の髪。
ピンク色の瞳。
猫耳とふわふわの尻尾を持った少女。
「ユキ!」
「……うん」
人間の姿になったユキだった。
「どうしたの?」
「……私も、採る」
「え?」
ユキは癒し草の前にしゃがむ。
そして。
小さな手で丁寧に摘み取った。
「……はい」
「おお!」
差し出された癒し草を受け取る。
「ありがとう!」
「……ん」
ユキがちょっと嬉しそうに微笑んだ。
「そっか!」
私はぽんっと手を叩く。
「猫の姿だと見つけても摘むのは大変だけど、人間の姿ならユキも自分で採れるんだね!」
「……うん」
「じゃあ二人分なら、さらに早いね!」
「……頑張る」
ユキの尻尾が嬉しそうに揺れた。
「よーし! どんどん集めよ――」
「待て」
「ん?」
声がして。
振り返る。
そこには。
小さな白狐姿のコハク。
「どうしたの?」
「先ほどから聞いておれば」
「?」
コハクはふんっと鼻を鳴らした。
「妾も人化くらいできるぞ?」
「…………」
「…………」
「ええっ!?」
「なんじゃ、その反応は!」
「コハクも人間になれるの!?」
「当然じゃ!」
小狐姿のまま。
コハクが胸を張る。
「妾を誰だと思っておる!」
「コハク!」
「そうではない!」
「あれ?」
「妾は九尾の妖狐じゃぞ! 人化程度、造作もないわ!」
「見たい!」
「…………」
「コハクの人間の姿見たい!」
「近い近い!」
「お願い!」
「まったく……」
コハクがため息をつく。
でも。
どこか得意げ。
「そこまで言うなら、見せてやるわい」
「やった!」
「よく見ておれ」
コハクの身体が。
淡い桜色の光に包まれる。
「わぁ……!」
小さな白狐の姿がぼやけ。
少しずつ。
人の形へと変わっていく。
光が消える。
「…………」
そこにいたのは。
一人の少女だった。
雪のような白銀色から、毛先にかけて淡い桜色へと染まる長い髪。
頭には大きな白い狐耳。
赤橙色の瞳。
額には、狐の姿の時と同じ炎のような赤い紋様。
赤、白、金を基調とした華やかな和装。
赤い組紐や鈴が飾られていて。
背後には。
ふわふわの白い尻尾。
「…………」
私は固まった。
「ふふん」
コハクが腰に手を当てる。
「どうじゃ?」
「…………」
「妾の人化もなかなかのものじゃろう?」
「…………」
「お主?」
「か……」
「か?」
「可愛いいいいいいいいっ!!」
「うわっ!?」
思わず抱きついた。
「コハク! すっごく可愛い!」
「こ、こら! いきなり飛びつくでない!」
「髪も綺麗!」
「待て!」
「狐耳も残ってる!」
「触るでない!」
「尻尾もふわふわ!」
「だから触るなと言っておろうが!」
「最高!」
「人の話を聞けぇぇぇ!」
まさか。
小狐の姿だけじゃなくて。
人間になってもこんなに可愛いなんて!
「コハク最高!」
「分かったから離れよ!」
「あ、ごめん」
ようやく離れると。
コハクは乱れた髪や服を整える。
「まったく……」
「えへへ」
「笑って誤魔化すでない」
「……ユズ」
「ん?」
横からユキに服を引っ張られた。
「……依頼」
「…………」
「あ」
忘れてた。
「また忘れるところだった!」
「……もう」
ユキが少しだけ頬を膨らませる。
「ごめんごめん!」
頭を撫でる。
「ユキもすっごく可愛いからね!」
「……っ」
ぴくっ。
猫耳が動いて。
「……ん」
少し嬉しそう。
「わふ!」
「あ、シロも!」
「わふっ!」
「シロももちろん可愛いよー!」
わしゃわしゃ。
「わふー!」
「……忙しいやつじゃのう」
コハクが呆れている。
でも。
少し笑っていた。
「さて」
コハクが袖を揺らす。
「妾もお主の依頼を手伝ってやるわい!」
「ほんと!?」
「うむ!」
「ありがとう、コハク!」
「感謝するがよい!」
「じゃあ!」
私。
人化したユキ。
人化したコハク。
そしてシロ。
「みんなで残りを集めよう!」
「わふっ!」
「……うん!」
「任せておけ!」
◇
「わふっ!」
「シロ、見つけた?」
「わふ!」
シロについていくと。
草の陰に一本。
「あった!」
癒し草。
「シロすごい!」
「わふー!」
次は。
「……ユズ」
「なに?」
「……こっち」
ユキが指差した木の根元。
「あ!」
また一本。
「ユキもすごい!」
「……ん」
嬉しそうに尻尾が揺れる。
そして。
「お主、こっちへ来るのじゃ」
「ん?」
コハクについていく。
そこは。
木々に囲まれた、少し湿った場所だった。
「この辺りを探してみよ」
「ここ?」
「うむ」
「なんで?」
「癒し草は、日陰で湿り気のある場所を好むのじゃ」
「そうなの!?」
「これくらいの薬草なら妾も知っておるわ」
コハクがしゃがみ。
「ほれ」
草を一つ摘み取る。
「あ!」
「これが癒し草じゃろう?」
「うん!」
「この近くにもまだあるぞ」
「ほんとだ!」
一つ。
その近くにもう一つ。
「コハクすごい!」
「ふふん!」
胸を張るコハク。
「もっと褒めてもよいぞ?」
「コハク天才!」
「うむうむ!」
なんだか嬉しそう。
でも。
「…………」
そこで。
ふと気になった。
「ねえ、コハク」
「なんじゃ?」
「コハクって、ずっと《白狐の迷い館》にいたんだよね?」
「そうじゃが?」
「なのに、どうして外に生えてる薬草のことまでそんなに詳しいの?」
「…………」
コハクが瞬きをする。
「お主、今さらそこに気づいたのか?」
「だってさっきまで普通にすごいなーって思ってたから!」
「まったく……」
コハクが小さくため息をつく。
「妾とて、あの館でただ座って挑戦者を待っておったわけではないぞ」
「そうなの?」
「うむ」
コハクが近くの木に手を添える。
「いつ誰かが辿り着くかも分からぬ場所じゃ。長い間、誰一人として妾のところまで来ぬことも珍しくなかった」
「…………」
それって。
かなり暇そう。
「暇だったの?」
「……まあ、否定はせぬ」
「やっぱり」
「笑うでない!」
「ごめん!」
コハクは少しむっとして。
それから続ける。
「ゆえに暇を潰すため、館に残されておった書物を片っ端から読んでおったのじゃ」
「本?」
「うむ。薬草や魔物、料理、土地、国、人の暮らし――外の世界について記されたものなら、何でもな」
「へえ……!」
「実際にこの目で見ることはできずとも、書物を読めば多少は外のことを知ることができたからのう」
「…………」
私は少しだけ。
コハクが初めて外へ出た時のことを思い出した。
空を見上げて。
『広いのう』
そう呟いていたコハク。
「じゃあコハク、ずっと本で外の世界のことを読んでたんだ」
「そうじゃ」
「外に出てみたいって思わなかったの?」
「…………」
コハクは少し黙る。
「思わぬわけではなかった」
「…………」
「じゃが、妾はあの館の主じゃったからの」
それだけ言って。
コハクはすぐに笑った。
「まあ、今となっては昔の話じゃ!」
「うん!」
私は笑い返す。
「これからは本で読むだけじゃなくて、本物をいっぱい見に行こうね!」
「…………」
コハクが一瞬だけ目を丸くする。
そして。
「ふふ」
優しく笑った。
「そうじゃな」
「妾も楽しみにしておるぞ、お主」
「うん!」
やっぱり。
コハクを外へ連れて来られてよかった。
「……ユズ」
「ん?」
「……こっちにもある」
「あ! 今行く!」
「わふ!」
「シロも!?」
忙しい。
でも。
「楽しい!」
みんなで探して。
みんなで摘んで。
少しずつ。
ポーチの中の癒し草が増えていく。
「えっと……」
数える。
「八……九……」
最後の一本を入れて。
「十!」
「やったー!」
「わふっ!」
「……やった」
「うむ!」
ようやく。
十本全部集まった!
「ありがとう、みんな!」
「わふー!」
「……役に立てた?」
「もちろん!」
「当然じゃ。妾がおるからの!」
「コハクもありがとう!」
「うむ!」
三匹とも。
それぞれできることが違う。
シロは匂い。
ユキは気配。
コハクはいろんな知識。
そして。
私も一緒に探す。
「こうやってみんなで何かするの、楽しいね!」
「わふ!」
「……うん」
「ふふ。そうじゃな」
「じゃあ!」
ポーチを閉じる。
「ギルドに帰ろう!」
◇
森を出て。
ミルフィアへ向かう途中。
「……ユズ」
「ん?」
ユキが周囲を見回した。
前の方には。
町へ向かう人たち。
「あ」
「……人」
「そっか」
ユキは人前だと猫の姿の方が落ち着くんだった。
「戻る?」
「……うん」
ぽふんっ。
「にゃ」
銀灰色の猫へ戻った。
「よしよし」
頭を撫でる。
「コハクは?」
「妾か?」
まだ人化したまま。
「そのままでもいいけど」
「ふむ」
コハクが自分の格好を見る。
狐耳。
尻尾。
華やかな和装。
「……少々目立つか」
「可愛いからね!」
「そういう意味ではないわ!」
「?」
「まあよい」
ぽふんっ。
こちらも。
小さな白狐に戻る。
「おお……」
「なんじゃ」
「どっちも可愛い」
「もう聞き飽きたわ!」
「えへへ」
私は三匹を見る。
小さな白狼のシロ。
銀灰色の猫のユキ。
小さな白狐のコハク。
「…………」
完璧。
「何がじゃ」
「なんでもない!」
そして。
そのままミルフィアへ戻った。
◇
「こんにちはー!」
「あっ、ユズさん!」
冒険者ギルド。
受付にいたルナさんが。
私を見つけて手を振ってくれた。
「今日はどうされました?」
「依頼終わりました!」
「本当ですか!」
「はい!」
私はポーチから。
集めた癒し草を取り出す。
「十本あります!」
「確認しますね」
ルナさんが一本ずつ確認する。
「一、二、三……」
そして。
「十本、確かに確認しました!」
「やった!」
「依頼達成です! お疲れさまでした!」
「ありがとうございます!」
初めての依頼。
やっと。
ちゃんと終わった!
「……それにしても」
「ん?」
ルナさんが首を傾げる。
「ず、随分時間がかかりましたね?」
「そう?」
「癒し草の採取ですから……」
「あー」
「何かありました?」
「ちょっと寄り道してました!」
「寄り道……?」
「うん!」
「…………」
ルナさんが。
なんとも言えない顔をする。
「ま、まあ……無事ならいいんですけど」
「大丈夫だよ!」
「危険な場所には、あまり無理して入らないでくださいね?」
「はーい!」
危険な場所。
「…………」
ダンジョンのことかな?
でも。
シロの首輪も手に入ったし。
コハクとも仲間になれたし。
大成功だったと思う。
「……あれ?」
「ん?」
ルナさんの視線が。
私の足元へ向いた。
「その白い狐さん……」
「あ!」
コハク。
「この子、コハク!」
「コハクちゃん!」
「うん! 新しく仲間になったの!」
「えっ!?」
ルナさんの目が大きくなる。
「ま、また契約したんですか!?」
「うん!」
「…………」
「どうしたの?」
「ユズさん……召喚士になったばかりですよね?」
「そうだよ?」
「もう三体……」
ルナさんが。
シロ。
ユキ。
コハク。
順番に見る。
「すごいですね……」
「そうなの?」
「はい……かなり……」
「えへへ」
褒められた。
「まあ当然じゃな」
「…………」
ルナさんが止まった。
「え?」
「なんじゃ?」
「…………」
「どうしたの?」
「い、今……」
「ん?」
「狐さんが喋りました!?」
「ああ!」
「コハクは喋れるよ!」
「そうなのですか!?」
「うん!」
「なんじゃ。妾が喋っては悪いか?」
「わっ!」
ルナさんが一歩下がる。
「い、いえ! 悪くありません!」
「ならばよい」
「…………」
なんか。
コハク。
ちょっと偉そう。
まあ。
九尾の妖狐だから。
実際偉いのかな?
「で、では!」
ルナさんが気を取り直して。
「こちらが今回の報酬です!」
「おお!」
お金を受け取る。
「初めて自分で稼いだ!」
なんだか。
すごく嬉しい。
「先ほど手に入れた宝の方が、よほど価値が高いと思うがの」
「それはそれ!」
「そういうものか?」
「うん!」
自分で依頼を受けて。
達成して。
もらった報酬。
これはこれで。
特別だと思う。
「また依頼受けに来るね!」
「はい! お待ちしています!」
「じゃあね!」
ルナさんに手を振って。
私たちはギルドを出た。
◇
「ふぅー!」
町の通りを歩きながら。
大きく伸びをする。
「これで一段落!」
「わふ!」
「にゃ!」
「うむ」
初めての依頼も。
無事に終わった。
シロの首輪も手に入った。
コハクも仲間になった。
「…………」
そして。
次は。
「魔物たちの居場所……」
そうだ。
それを作るって決めた。
「よーし!」
「なんじゃ?」
「次は、住む場所探しだね!」
「うむ」
「…………」
…………。
「…………?」
「お主?」
「…………」
私は。
立ち止まった。
「どうしたのじゃ?」
「コハク」
「なんじゃ?」
「魔物たちの居場所って」
「うむ」
「どこに作ればいいんだろう?」
「…………」
「…………」
「…………」
「今さらそこからか!?」
「だってさっき思いついたんだもん!」
「それにしても、もう少し考えてから宣言せぬか!」
「これから考えればいいじゃん!」
「本当に気楽なやつじゃのう……」
コハクがため息をつく。
「でも」
私は少し考える。
「広い場所がいいよね」
「まあ、そうじゃな」
「人があんまり来なくて」
「うむ」
「水があって」
「……大事」
「食べ物もいっぱいあって!」
「わふ!」
「いろんな魔物が暮らせて!」
「うむ」
「それで」
私は少しだけ考えて。
「誰にも追い出されない場所」
「…………」
コハクが黙る。
「そんな場所がいいな」
「……そうじゃな」
「でも」
周囲を見る。
宿場町ミルフィア。
たくさんの人。
たくさんの建物。
冒険者。
商人。
旅人。
「この辺じゃ難しそう」
「そうじゃろうな」
「……人、多い」
ユキも同意する。
「だよねぇ」
私は空を見上げる。
《エルディア》は。
地球よりずっと広いらしい。
だったら。
どこかには。
「人がほとんど来なくて」
「すっごく広くて」
「魔物がいっぱい暮らせる場所」
そんな場所も。
きっとあるはず。
「…………」
問題は。
「どこにあるのか全然分かんない!」
「威張って言うことではない!」
「だって私、このゲーム始めたばっかりだもん!」
知っている場所なんて。
まだほんの少し。
「どうしようかなぁ……」
「……探す?」
「うん!」
ユキを見る。
「明日から探してみよっか!」
「……うん」
「ずいぶん気長じゃのう」
「だって」
私は三匹を見る。
「急いでも仕方ないし!」
「わふ!」
「それに」
まだ知らない場所へ行くのも。
きっと楽しい。
「どんな場所が見つかるかな?」
「わふっ!」
「にゃあ!」
「ふふ。そうじゃな」
魔物たちが。
誰にも追われず。
安心して暮らせる場所。
「そんな場所、本当に見つかるといいな」
まだ。
どこにあるのかも。
どうやって行くのかも。
何も分からない。
だけど。
きっと。
どこかにあるはず。
私はそんなことを考えながら。
三匹と一緒に。
宿へ向かって歩いていった。




