13話 街攻防戦
ユニーク数が伸びてる。
それにお気に入りも・・・。
お気に入りと評価はがんばる気持ちになりますね!
「食事しながら聞いてくれ。」
返事はない。もぐもぐとみんな粗食してる。
「5日後、予定通り「黄金の剣」に殴りこみをかける。」
「ごくり。」
「まあ軽い報復程度だから、全員を戦闘不能するところまでで完了とする予定だ。」
「はい!」
手を上げるマグマ。
「真っ二つにしちゃ駄目ですか?」
かわいい顔して、ものすごい事を言う。
「状況による・・・かな。あまりにひどい様子だったらぶった切ってもしょうがないと思う。」
「あっあにき・・・。」
さすがのキースも心配そうに声をかける。
「まあ状況によりけりだからなぁ。あの三人のノービスがちゃんと大事に扱われているならば、厳重注意で終わるかもしれないしな。」
実質、やり方は気に食わないがノービスを救済しているのであれば、どうであれ問題とはならないだろう。
今までの狩場荒らしはゲーム内のことであるからだ。そこまで大きくクローズアップする必要はない。
なにせもうゲームではないのだから。
ピーンポーーン。ピンポンピンポン!ピーンポーーン!
インターホンがなる。
ただ、うちのインターホーンは特殊で犬の頭をポチポチ押さないとならない。
知っている人は少ない。
「はいはいっと。どなた?」
ギルド長の部屋は入り口と直接つなぐことができる。
「ドクロさん!!!!!!!!!!!!」
ずずいっと、三人が入ってきた。
「ファブニール」の幹部とギルドマスターだった。
「「「たずげでグダサイッッッ!!!!!」」」
泣きそうな三人が詰め寄ってくる。
「わっわかったからちょっと落ち着け!!!」
なにか慌てた三人を落ち着かせ、話を聞くことにした。
「実は・・・・。」
淡々と語り出した。
本日いつもの警備状況を領主へ報告へいった際、領主から青い顔で聞かされた情報。
ここ、250キロ先にある、王都「ブリュンヒルデ」が魔族に襲撃されたとの報告だ。
魔族は約30名程度。
この魔族は、ゲームでは絶対悪として君臨していた。
あまりに平和だった為、存在していないのでは?と思っていたが甘かったようだ。
問題はこの魔族。
普通の魔族でも普通のギルドならばPT5名で互角といったところ。
ただ、魔族にも格付けがありランクがある、このランカーの魔族こそ規格外に強いのである。
順位魔族となると基本1匹倒すのに、上位ギルドエース級がタイマンで張ってギリギリ勝てるぐらい。
現在、300名の大規模ギルド「ドライアド」が交戦中だが、ほぼ壊滅に追いやられてるとの連絡を受けている。
大規模ギルド「ドライアド」は「ファブニール」とほぼ互角で、勝った、負けたなどお互い高めあってきたギルド、そのギルドが壊滅を余儀なくされているとの事。
現在、「ドライアド」にいる時空士による首都「プロローグ」へ退避をおこなっているところだが、1回の魔法スキルで15名ほどしか送り出せないため、住民をあわせると助かるのは微々たる物だろう。
問題はここからである、どうやら次のターゲットは首都「プロローグ」ということである。
それはおのずとカナンにも攻めてくるということだ。
「んで、順位魔族は何名だ。」
「たぶん・・・情報によると10名・・・。」
「10名?!?!」
思った以上にまずい状況だ。
「えっと・・・ドクロさん。ドクロさんなら何人と戦えるぐらいなの?」
「ランキングによるがせいぜいが今は1匹か2匹が限界だ。」
「ドクロさんでも・・・。」
「くそっ・・・ギルメンがあと二人・・・いや一人いればなんとかなるんだが。いないものをいってもしょうがない。」
「すいません・・・うちの力が足りないばかりに・・・。」
「いや。順位魔族じゃしょうがないだろう。」
「リース!ゴラン!マグマ!悪いが「黄金の剣」は後回しだ!それどころじゃねえ!」
「ふもっふもっふふふも!!!」
「口の中のチャーハン食ってからしゃべれっ!」
「ふもっふー!」
残念ながら「ルシアン」の戦力はこれである。
「秘奥義は先払いでやる。あと二人もギルメンだ。悪いがギルド登録するぞ。」
「ふもっふですかい!?兄貴?!」
ええい、チャーハンを飛ばすな。
「綺麗ごといってられないからな。はっきりいって今のお前らの装備じゃまったく歯がたたん。」
問題は二刀流のマグマか。
片手剣二本必要ってことだな。
「そこの三人!」
「はっはい!」
「はい!」
「あい!!!」
「装備提示しろ。」
装備を提示してもらったがはっきりいって、今ギルド内にあるやつよりいいものでは無いが、さすがにギルド長だけで貸すことができるレベルのものはなかった。
仕方がないため、回復薬を渡す。
「悪いな。おれの一存だけでは貸せない装備ばかりで・・・。」
「いえ、回復剤をここまでまわしていただいただけで助かります。」
「魔族はどれくらいでくる予定だ?」
「魔族は今、「ブリュンヒルデ」で暴れてます。飽きるまで暴れるかと、たぶん1週間後ぐらいにはこちらに・・・。」
なるほど、猶予としては1週間か。
おれ自身とほかのメンバーを何処まで高められるかだな。
あとはもう二つ。
「ファブニール」の力の底上げ。
「あとそうか。領主に話を通しといたほうがいいな。」
「そうですね。できればお願いしたいところです。」
「今、領主側でも救援願いをだして傭兵を集めてるところです。」
「「ルシアン」の参加があればかなりの士気があがるとおもいます。本当に助かります。」
苦笑いをしながら、
「今一人しかいないことがばれないようにしないとな。」
「ギルマス!用意ばっちりんこだよ!」
マグマが横から話しかける。
「ああ~、マグマ。お前まだ剣士の装備だろう。」
「そだよ?」
「ナイト用の装備があるからまっとれ。いいの出してやる。」
「まぢで?!また?!また空気読まない装備でるの?!」
空気読まないってなんだこら。
鎧:王者の鎧+45
盾:炎蛇の剣+45
アクセサリー:ゴウリキのバンクル+50
剣:氷蛇の剣+45
特殊:
王者の鎧+45以上の場合、HPを毎秒200回復。
炎蛇の剣と氷蛇の剣を両方装備し、両方が+45以上の場合、
合体蛇波を使用可能
ゴウリキのバンクルが+50以上の場合、
HP+3000、MP+1000、即死回避、ステータスALL+500
ちなみに全部BOSSドロップ品というひどい装備である。
しかも過剰精錬とよばれ、+45まであげるには同じ装備が30個必要とされるといわれている。
「なんか剣燃えてる。凍ってる。なんかちゅーに臭い~。ださーい。」
「マグマ!「私の炎と氷の舞。食らいなさい!」ってポーズして。」
「私の炎と氷の舞。食らいなさい!」
「ぶふぅっ!!!ださっ!!!」
「やらせんな!!!」
いいじゃん。だってやらせたいからその装備貸したんだから。
あとは、ゴランとキースの装備だな。
あいつら本当そこらの露天で買った装備そのままだったからな。
あのなんたらの衣だっけ?あれも偽者だったしな。




