14話 街攻防戦2
「ゴラン。お前はこれ装備しろ。」
鎧:剣ドラゴンの衣+40
靴:闇の靴+40
アクセサリー:ゴウリキのバンクル+50
ナックル:拳王のナックルダスター+99
特殊:
剣ドラゴンの衣+30以上の場合、+1につき物理攻撃%反射。
闇の靴+30以上の場合、+1につき速さUP。
ゴウリキのバンクルが+50以上の場合、
HP+3000、MP+1000、即死回避、ステータスALL+500
拳王のナックルダスター+49以上の場合、+1につき攻撃力UP。
「あっ兄貴・・・。これ高価すぎて怖い・・・。」
にこっと笑いながら、
「壊すんじゃねーぞ。それおれの私物だから。」
「うひぃぃぃ・・・。」
「あとはキースか。」
鎧:フレアドラゴンの衣+40
盾:フレアドラゴンの小手+40
アクセサリー:クロス+50
杖:ホーリースタッフ+99
特殊:
フレアドラゴンの衣+30以上の場合、炎、水、闇の魔法50%カット。
フレアドラゴンの小手+30以上の場合、物理攻撃を30%の確率で無効。
クロスが+50以上の場合、
HP+3000、MP+1000、即死回避、ステータスALL+500
「ぼっぼくのフレアドラゴンの衣が・・・過剰精錬されてる・・・。」
「おいおい、お前が着てたやつ「フレアコモドドラゴンの服」だからな。偽装がかかってたぞ。パチモンな。」
「そっそんな・・・。」
「まあ本物着れたからいいじゃねーか。それはギルドの持ち物だから終わったら返せよ。」
「へい。了解しました。」
「おい!「ファブニール」のギルマスと幹部。」
「はい。」
「とりあえず、こっちの準備は整ったから領主のとこに案内してもらえるか?」
「わかりました。ではいきましょう。」
そういいつつ、ギルドハウスを後にし、領主の館へと向かった。
「お~、めっちゃめちゃ並んでますね~。」
「すげーな。おれさ並ぶの嫌いなんだけどなぁ。帰りたくなってきた。」
「ドクロさんそっちじゃないですよぉ~。」
「ファブニール」の三人がこっちこっちと手をこまねく。
列があるとついつい並んでしまうのは、日本人だからだろうか。
どうやらある程度、領主側には話はついているようだ。
「ファブニール」の後ろをついて、ゴラン、キース、マグマ、ドクロさんの順番でそのまま門をくぐろうとする。
「おっと、坊主。ノービスがくるとこじゃないぞ。帰った帰った。」
門番が最後に入ろうとするドクロさんを止める。
どさくさにまぎれて一緒に入ろうとしたそこらのノービスだと思ったのだろう。
「いえ・・・その人は・・・。」
「いや・・・その方は・・・。」
「あっその・・・。」
三人ほど、なにかをいおうとするのを威圧で止める。
ドクロさんはものすごいいい笑顔だ。
もう、なにこの状況、俺待ってた!っというぐらい目がキラキラしていた。
「兄貴ッ!おれも入りたいよ!!いいだろ!一応俺だって「ルシアン」のメンバーなんだからさ!」
そういって、キースに話しかける。
「るっ「ルシアン」だって?!」
話をあわせやがれとぎらついた目でキースに話す。
あ・わ・せ・ろと口をパクパクと動かす。
お前がギルマスのふりをしろとパクパクと口を動かす。
「ドクロさんっ!お願いだよ!ドクロさんからもなんか言ってよ!!」
「たしかに・・・あれはフレアドラゴンの衣に小手・・・ただものじゃないと思っていたが・・・。あれがうわさの・・・」
門番がおののいているのをニヤニヤしながら眺めるドクロさん。
「すっすまないがこの子も入れてもらっていいかな。うちのメンバーなんだ。」
「はっ!失礼いたしました!!小僧!通っていいぞ!!!」
にやにや笑いながら横目に通る、
「いやっ、お勤めご苦労さん!!!いきましょう!ギルマス!」
ぼそぼそと話しかけてくるキース、
「ちょっと・・・!ギルマス!まじそういうの勘弁してくださいっ・・・!!!」
「いやばっか面白いだろ。このままいこうぜ。」
「えええええええぇ!?」
「ギルマス命令な。おう、マグマ、ゴランわかったな?」
ピョンピョンはねながらマグマ。
「うひひひひ、なんか面白いこと起きそうだし?わたしてきにはオッケーーー!」
「ギルマスの命令は絶対っす。」
くっ・・・と苦虫をかんだような顔をするが、所詮はしたっぱのため断れない。
「んじゃ領主との会話もまかせたからな。」
「ちょっ!ギルマス!そのつもりで・・・!?」
ひゅーひゅーっとならない口笛を吹きながら目をそらす。
「な~んのことかな~。でもほらノービスよりウィザードロードの方が見栄えいいじゃーん?なめられないじゃんー?」
こうなるということは聞かないし、しこたまうざいのがドクロさんである。
「もうほどほどにしてくださいよ。」
さすがにあまりつっこんでへそを曲げられても困るため、「ファブニール」側としては、軽い小言でとめている。
そのまま、領主の館に入り、ドアをノックする。
コンコン。ガチャ。
「お待ちしておりました。」
執事らしい執事が出てきた。
白髪にオールバック、50代だろうか。燕尾服を普段着として着こなし、年齢を感じさせないキビキビとした繊細さを感じる。
「どうぞこちらへ。」
そのまま、通されるまま、一番奥の部屋へ通された。
「だんな様。お連れいたしました。」
「うむ。」
威厳があるというべきだろうか、低い声で入ることを許可する。
「足が悪いため、座ったままで対応することをご容赦願いたい。」
少しふっくらとした、どちらかというとあまり健康的でないはげたおっさんが座っていた。
「お初にお目にかかる首都「プロローグ」の領主となる、ルミア=ボナフトロールだ。そちらの立派なローブを着ている方が「ルシアン」のギルドマスターかね?」
「いや・・・ちが・・・ごふっ・・・なにを・・・」
指弾っ・・・最低攻撃力でわき腹に指弾が叩き込まれた。
「はっはい。ぼくが「ルシアン」のギルドマスター、ドクロさんです。領主様。」
「なるほど、物腰も柔らかい。さすがトップギルドと呼ばれることはあるな。」
「ありがとうございます。」
ちらっとドクロさん、ノービスの方に目を向ける。
「しかも、ノービスの救済を行っているようで。」
「え!?いや・・・はあ・・・あはははははははは。」
くっくっくっとものすごく笑いを我慢しているマグマ。おい、バカばれるだろやめろ。
「それよりも、詳しい話をしてもらっていいでしょうか。ランカー、順位魔族がいるという話を聞いております。」
横から「ファブニール」が話しを挟む。
「ああ・・・そうだったな。実は新しい情報があった。」
ごくりと周りの空気が変わる。
「どうやら、順位魔族の中に高順位が1匹まじっている情報が入った。」
さらに空気が凍る。ただ、初心者のマグマだけは空気がよめない。
「高順位?って??どういうこと?」
「うん?そうか、知らない人は知らないかもしれないな。」
「高順位とは順位魔族ってのは500位以内のランカーの魔族のことを順位魔族というんだ。」
「それで?それで?」
「高順位ってのはその中で30位以内の魔族のことを言う。」
「やはり・・・強いの?」
「強いってもじゃんじゃないぞ。上位ギルドがレイドを組んで勝てるか・・・勝てないか・・・。のレベルだ。」
思った以上に絶望的であることはたしかだが、やるしかないだろう。
「まあ、やるしかねーだろ。」
普通のノリでドクロさんがしゃべる。
「とにかく、傭兵の方と他のソロ活動されている方も参戦しているので、まずは顔合わせをしてほしい。」
「了解した。」
「今、みなうちの裏にある別邸におる。よろしくたのむ。」
とりあえず、まずは集まった戦力を把握することが先決のようだ。
せめて、順位魔族に対抗できる人が5人・・・いればいいのだが・・・。
期待半分ぐらいに考えて別邸に向かった。




