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猛虎龍之介  作者: 栗林
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第一四話,決闘…そして戦乱へ

龍之は完全に怒っていた。

対する由紀も戦う事を決意した。



あとはどう戦いどちらが勝つかだ。

今同期が戦いを始める!

「ワシの記憶をぶっ飛ばした事を後悔させてくれるわ!!」


「そちらこそ余に喧嘩をあったことを後悔させてくれる!!」


「ワシは猛虎じゃああああ!!!!」


「余は黒豹である!!」

2人はそれぞれ元に戻りフルパワーで戦おうとした。

2人の実力はだいたい互角、勝負の決めては3分以内にいかにダメージをあたえるか。

戻った時どれぐらい戦えるかだ。


「行くぞ!!」

由紀夫が刀で攻撃してくる。

その速度は肉眼で捉えるのが難しいほどであった。

しかし龍之介も弱者ではなくその攻撃を槍で弾き返すのだ。


「ふふふ…やるではないか猛虎!!」


「そちらこそ!!黒豹と呼ばれただけはあるぞ!!じゃがお主には致命的な欠点がある!!!貴様の一撃はワシには通用せん!!」

力に関しては龍之介のほうが上だ。

たしかに真坂の攻撃は速く鋭い。


っがそれはきかなかったら無意味である。

「あちゃちゃちゃちゃちゃ!!!!!!!!」

真坂はわけのわからない掛け声をあげて刀で攻撃してくる。

それを龍之介は槍で防ぐ。

「面白い!!これが戦いじゃな由紀夫よ!!」


「余もこういうのを求めていた!!」

2人とも人々の男の戦いに燃えていた。

3分という時間制限はあるが昔を思い出しつつ、2人とも全力を出し戦った。

両者の実力は先述の通り互角、このままだと決着がつかない勢いの戦いだ。


しかし2人は戦いをやめたいとは思わなかった。

戦闘要員である2人は、実力が同じぐらいだと燃えて仕方ないのである。

「記憶をぶっ飛ばされたのはそりゃあ腹立つ!!だがこの勝負!!どちらが勝とうが関係ない!!」


「その通り!!全力をだし最後まで戦おうぞ!!!」

っと言った瞬間真坂は刀を龍之介につきさそうとした。

しかし龍之介はものすごい勢いでジャンプを敢行、それをかわしこんどは龍之介が槍で真坂の脳天を狙った。

「おりゃああ!!!」


「てぃ!!」

ザグッ!!


しかし真坂は間一髪でかわした。

「ちっ!」

龍之介は槍を抜き再び持ち、真坂に立ち向かって言った。

今度は龍之介が攻勢をしかけた。

龍之介の槍は強力だ、防ぐのは簡単ではない。


「くっ!!相変わらず力はすごい奴だ!!」


「秘技!!『夢想乱突き』!!」

なんかダサく厨臭いこの技はものすごい威力であった。

それは流石の真坂も防ぎ切れないほどであった。


カキィィィン!!!!


「なにぃ!?」

龍之介は真坂の刀をぶっ飛ばした。

戦闘時間は2分50秒であった。


刀はものすごく遠くまで飛んだらしく10秒後に落下してきた。

それと同時に2人はまた幼女になってしまった。

「……ふっ、龍之介…いや女の子バージョンは龍之か、余は嬉しかったぞ。あれほどの戦いが久々にできてな」


「ワシもじゃ、こっちの世界じゃあまり強い奴はいないがこの体だと思う存分に暴れられないからの」


「まったくだ、ロリがなんだかと我々はやっていたが、結局我々は武士もののふ。戦うのが本業で趣味も半ばそれになっている」


「ロリコンロリコンやってたのは貴様だけじゃろ」


「そうだったな、余はわりとこの世がお気に入りだ、かわいい幼女がいっぱいいるからな」


「警察に突き出してやろうか?」


「すまん、それだけは勘弁してほしい」


「さ、ワシは帰るとする。そのうちまた一戦やろうではないか」


「うむ」

龍之はその場から去ろうとした。

だがその時とんでもない光景を目にしてしまったのである。

空を見ると無数の竜とそれに乗る西洋風の怪しげな騎士がいた。


「な、なんじゃあいつら!!?」


「俗にいう映画の撮影だろうか?」

後ろを振り向いた瞬間見えたのだから驚きである。


「いやぁぁ!!」


「うるさい!!来い!!」


「あっ!!夏奈!!」

ちょっと見るところを帰るとなんと夏奈が男に連れ去られそうになっていた。

その男の服装はやっぱり龍之達にとて馴染みない西洋の騎士のようだった。

夏奈は気絶させられ後竜にのせられ飛んでいってしまった。



龍之と由紀は止めようとしたが無意味に終わった。

「おそかったか…」


「そもそもワシら、明日になるまで全力は出せん、奴らも武人に思える、おそらく勝てないじゃろう」


「坂上殿!!」

その時蝉麿が走ってこっちにやってきた。

「おお蝉麿!!どうした!?」


「どうしたじゃないでしょ!!!これを見たら普通駆けつけますよ!!大丈夫ですか!?」


「ワシらは大丈夫じゃが夏奈が連れ去られた」


「なんでよりによって、まあそんな事いっている場合ではありません!!それに見てください」

なんと怪しい軍隊(?)は鞆の裏を攻撃していた。

ゲームにでもでてきそうな戦法で。


人々は逃げ惑っていた。

「……坂上殿、あれって」


「うむ、秋津の外にいると噂されている西の戦士か?噂程度でしか聞いていなかったが……」


「もしかすると西の戦士が新天地だと気がついてこの世を荒らすのを阻止すべく我々はやってきたのではないでしょうか?」


「可能性はあるが……この時代は進んでいる、なんでよりによって我々が?」

確かに日本がちょっと本気だせばあっさり倒せる相手である。

もし龍之や蝉麿の推測が正しいのならばなぜ自分たちなのか疑問に思った。

「余はこう考えた、同じ世界の者が始末すべしと…」


「なるほど、異世界の人間が主体となってやってはならんという事か」


「そうだと思う、だとしたら我々を呼んだ理由などあるのか?」


「……よし、ワシは今回めずらしく、貴様を信じてやるとする」

あんまり長くもないけどまあ、うん…な始まった。

果たして拉致された夏奈を救出できるだろうか、そして突如現れた西の戦士の目的は?


続く…かも。



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