第一五話,戦じゃ戦!
翌日。今日は月曜日であり登校日…なのだが例の事件で臨時休校になった。
そのためゆっくりなはずだが朝起きるのが早い龍之は早くにおきて朝のニュースを見ていた。
「…女子児童1名が拉致されたとのことです。あの変な騎士みたいな集団は現在鳥取県にいるとの事ですが激しい抵抗で警察には手に終えないとの事です、家族の方々や周辺住民、そして進駐区域に近い鳥取県民は自衛隊の派遣を要求しており自衛隊側も出動する方針ですがハトちゃん総理はその意志はないとインタビューで答えています」
「今回の事件は大変遺憾であります、はやく解決してほしいものですが自衛隊については反発を避けるため出動は控える方針であります」
「先日のこの発言に対したった今入った情報によりますと東京や鳥取、そして鞆の裏でデモ行進が行われているとの事です」
テレビを見ていた龍之はこう言った。
「へえ、この世界にも国に使える軍隊というものがあるのか」
「まあ…一応だけどね」
「でもなんでこんな時なのに出動しないんじゃ?」
「それは…龍之、大人の都合よ」
「なんじゃ、大人の都合か…ってそれじゃ解決できないじゃないか」
警察も自衛隊もダメなら残るはひとつ。
猛虎龍之介が幼女になっちゃった龍之、同じく黒豹真坂由紀夫が幼女になっちゃった由紀、そして坂上蝉麿。あと頼れるといえば夏奈の友達である保美と琴音ぐらいであろう。
龍之は朝飯を食い終わるとあかねや美香子の目を盗んで外に出た。
そして公園に行き蝉麿と由紀という仲間を集めて作戦会議に乗り出した。
「さて、警察とやらと自衛隊とやらが使えないのならやっぱワシらがやる必要あるのか?」
「半分その為に呼ばれたんでしょ我々」
「だがどうするんだ、余は思うにこの数でしかもこの中の2人はほぼ戦力外。勝ち目があるのか?」
「う~ん」
「……龍之ちゃん」
「えっ?」
その時龍之は後ろから自分を呼ぶ声がしたので振り向いた。
だが保美でも琴音でもない、龍之が一番苦手としている奴であった。
「げっ!!石原!!」
「困ってるの?」
「ワシはなんも困っとらん!」
「そうなんだ…龍之ちゃん、前から抱きついたりキスしたりしてるから…わかっているかもしれないけど…好きだよ」
「えっ}
その時石原は龍之を優しく押し倒した。
(ちょ!こやつは本当にガキか!?)
「おおお!!さ、坂上殿がピンチでありますよ!!」
「まあまあよいではないか…」
石原は龍之の服に手を突っ込みあそこを触り始めた。
しかも生であった。
「!!」
「…おちんちんがないね」
「アホ!ワシは元はでっかいのが!!」
「なんのこと?」
(このガキめ!!はっ!?)
龍之はちょっと視線を変えてみた。
するとうっとり目でみている蝉麿と由紀がいた。
「お前ら!!助けんかい!!!」
「あっ、ごめんなさい坂上殿、では!…斬!!」
ザグァゥア!!
「あぎゃあああああ!!!!」
石原は痛がりながらどこかへ走っていった。
突如訪れた危機を脱する事に成功した。
「ふう…あぶなくあのエロ男が始めての相手になるとこじゃった」
「ふっ、そうなればお主はホモである」
「だまっとれロリコンめ、それより本当にどうするんじゃ?」
「う~ん……」
その時、蝉麿は殺気を感じたのか後ろを向いた。
「はっ!?」
「や・ら・せ・ろぉぉぉぉぉ!!!」
「げぇ!!阿部の新!!!」
某いい男にそっくりである阿部の新がやってきたのである。
こうなれば大ピンチ、またかまを掘られるか!?
「「やめいホモが!!!」」
ぼぉっきぃぃ!!
「おぎゃあああああ!!!」
しかし龍之と由紀が止めに入り事はおさまった。
蝉麿はとりあえず安心したが…
「まっくた、危ない所でした。しかし本当にどうしましょう…」
「う~ん……」
「おっ!かわいい幼女発見!!」
「へっ?」
その時、包帯を巻いた栗田が走ってきた。
しかも下半身全裸でちんこを丸出しであった。
「あっはは、ヤらせろぉぉ!!!!」
「「いやぁぁぁ!!!!」」
「まったく!!我々が真剣に悩んでいる所をどうして邪魔が!!斬!!!」
ザグゥゥゥ!!!!」
「いってえええええ!!!おぼえていろこの前男とヤッていたちょんまげ男!!」
「なんですってぇぇ!!私を怒らせるとは!!成敗してくれる!!!」
「いゃやぁぁぁごめんなさああああい!!!」
ダダダ…
そういって2人は追っかけこを始めた。
その様子をみて2人は完全に呆れていた。
「はぁ…」
「こんなんで大丈夫なのか?」
「先が不安じゃ…」
10分経ってようやく蝉麿は戻ってきた。
エロゲーとエロ本を沢山もってきた。
「なんじゃそれは?」
「戦利品です、それより作戦を」
「そうじゃな……ってまた邪魔が入るんじゃないか?」
「そうなれば余が…」
「ってさっきお前ワシと一緒になって女々しくなっていたじゃろ」
「そういうお主だって猛虎といわれたくせに」
「この姿だから文句なしじゃろ、それよりさっさと始めるぞ」
その時、龍之は背中に水をかけられた。
「冷た!!なにするんじゃい!!…ってこの前の婆?」
水まき婆さんこと國井さんがそこに突っ立っていた。
なにかはいってそうな鞄をもっていた。
「あんたたち鳥取砂丘を目指すのか?」
「鳥取砂丘?」
「あのへんな輩、鳥取砂丘へ行きおった。あいつらと戦うのかい?」
「まあ…」
その時國井婆さんは眼鏡を光らせた。
奇妙な光景だ、その直後、まあ、喋った。
「……そうか、さすが猛虎龍之介じゃな」
「えっ?なんでワシの名を?」
「私が教えたもん」
「へっ?」
そこにいたのはあかねと美香子であった。
なんで知っているか想像するとぞっとするメンバーだ。
「なぜ!?」
「だって、蝉麿さんから聞いたもん本当の事。だから最近あまり子供扱いしないでしょ。失礼かなとおもって」
「……おい蝉麿、あとで覚えてろよ」
「すみませんでした」
っというわけでとっくの昔に招待がばれていた龍之。
しばらく黙り込んだが國井婆さんが始めに喋った。
「ゴホンッ、来なさい、いいものをくれてやるよ」
「いいもの?なんじゃ?」
「鳥取まで行くには十分な燃料があるじゃろう。行くぞ」
「えっ?あ…ああ…こりゃ蝉麿。おまえも来んかい」
「あっ、はい」
國井婆さんははたして一行をどこへ連れて行くのだろうか。
続く…かも。
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