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「水はすべてを受け入れる」
水は、留まっている。
器の中に。
地の窪みに。
形はない。
触れたものに、従うだけだ。
落ちてくる。
雨。
それは、迷いなく水へと還る。
拒まない。
濁りも。
温もりも。
すべてを、そのまま受け入れる。
かつて。
強く揺らぐものがあった。
光。
それは、上から差し込み。
水面を乱した。
水は、それを拒まない。
ただ、映す。
揺れた光は。
歪んで映る。
それでも、水は変えない。
そのまま、受け入れる。
やがて。
影が落ちる。
深く。
静かに。
水は、それも受け入れる。
沈み。
溶け。
形は、失われる。
だが。
消えはしない。
すべては、水の中にある。
区別なく。
やがて。
揺れは収まる。
光も。
影も。
何であったかは、分からなくなる。
ただ。
同じものとして、そこにある。
水は、変えない。
水は、すべてを受け入れる。




