魔王の部屋の前にて(全)
魔王打倒の旅をする勇者パーティは、ついに魔王の部屋の前にたどり着いた。
今回の課題:普通の漫画を描くこと。
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小説本文
魔王城。
それは世界征服をたくらむ魔王の居城。
勇者カイン。戦士ガラム。僧侶サムス
そして魔法使いのエリス。
4人は世界を救うため、魔王を倒すため、魔王城に向かう。
そして、数々の魔族、魔王幹部たちを倒し、ついに魔王が居る部屋の前にたどり着く。
最終決戦を前にカインが口を開く。
「ここまでも苦しい戦いが続いた。だが、魔王との戦いはそれよりも苦しいものとなるだろう」
ガラム、サムス、エリスがうなずく。
「死ぬかもしれない。勝っても魔王との戦いで傷ついた身体では、城を生きて出れないかもしれない。だが、その覚悟はある。しかしそれだけに悔いを残したくない」
そしてカインがまっすぐとエリスを見つめる。
「エリス」
「は、はい!」
エリスは、まさか告白なの?とトキメク。
「最後に、やらしてくれないか?」
「は?」
「いや、だから死ぬかもしれないし、その前にやることやっとこうよと」
「何言ってるのあんた!?」
エリスはぶちぎれ寸前である。
しかしガラムも
「じゃあ、俺も!」
と手を挙げ、サムスも
「では、私も」
と参加表明する。
エリス
「あんたたち馬鹿じゃないの!」
カイン
「でも、正直、お前だって俺に結構、気があったよな」
エリスは
「今ので、台無しだけどね」
とあきれ顔だ。
「はっきり言え! お前だって俺とやることを考えたことあるだろ!」
エリス、顔を赤くし
「ぐっ」
と言葉に詰まる。
「で、でも、この2人は何なのよ!」
とエリスが、ガラムとサムスを指さす。
カインがぽんっとエリスの肩に手を置く
カインが
「仲間だろ」
と微笑む。
エリスが
「そんな仲間いらない」
と冷たく言い放つ。
エリスがガラムに、
「あんたはなんでやりたいの?」
と不機嫌に聞く。
ガラムは
「やれるなら、やっときたいと」
エリスは
「死ね!」
と言い放つ。
エリスは次にサムスに、
「あんたはなんでやりたいの?」
と不機嫌に聞く。
サムスは
「童貞のまま、童貞のまま死にたくない!」
エリスは
「くそ。切実じゃねえか」
と困惑する。
エリスは
(こいつら、殺るか)
と考えるが、
(しかしこいつら殺して一人で城を脱出するのは不可能……)
と追いつめられる。
カイン、
「頼む!」
ガラム、
「一回でいいから!」
サムスが
「童貞を!」
とエリスに詰め寄る。
エリスは
「うぐぐぐぅ」
と追いつめられる。
しばらく後、
エリスが衣服の乱れを正しながら
「行くわよ!」
と号令する。
エリスの後ろではカイン、ガラムがズボンを履きながら
サムスが衣服と整えながら
「おう!」
と答える。
大広間の玉座に魔王が座っている。
魔王
「よく来たな。勇者と名乗る身の程知らずども」
カイン
「身の程知らずかどうか。試してみるんだな!」
魔王
「まあ確かに、300年の間、多くの勇者と名乗る者たちを葬ってきたが、お前たちのような者は初めてだがな」
カイン
「ふ。そうだろう」
魔王
「いや、俺の部屋の前で、やり始めるってなんなの? そんな奴ら初めてだよ」
「マジでドン引きなんだけど」
エリス
「え⁉ 見てたの!」
魔王
「当たり前だろう。お前たちの動向はすべて監視している」
「それだけではない。今までの勇者たちの記録も、すべて保存しておるわ」
エリス
「ちょ、ちょっとその記録消してよ!」
魔王
「馬鹿を言うな。それどころか、世界に拡散してくれるわ!」
エリスは
「世界に拡散……」
と、その衝撃によろめく。
しかしエリスは踏みとどまる。
「こ、この戦い」
「負けるわけにはいかない!」
エリスの身体から強大な魔法が放出される。
時間経過。
倒れて天に召される魔王。
カインが
「結構、楽勝だったな」
ガラムが
「エリスの魔法がすごかったな」
サムスが
「いつもは失敗確立の高い強力魔法を連発でしたしね」
エリスは満足げにうなずく。
エリスは笑顔で
「秘密は守られたわ」
と天を仰ぐ。
ナレーション
ついでに世界の平和も守られた




