AI漫画 ひどい話(下)
家族を殺された少女の復讐譚
昔描いた短編の漫画家
今回の課題:ダーク系の作画
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小説本文
小さな村の外れに、その孤児院はあった。
親を失った子供、親から捨てられた子供が沢山引き取られていた。
孤児院は一人の男が支えていた。朝から晩まで働き、子供達の食い扶ちを稼いでいる。だがそれは、ただの仮面。その善人面した裏ではどす黒い物が詰まっているのだ。
その男こそが、私の仇なのだから。
今でこそ無害そうにしているが、中々の手だれのはずだ。私でも勝てるか分からない。それに他の人間がいるところでは、さすがに襲撃出来ない。私は男の生活を観察し、隙を待った。
だが、男はいつ寝ているのかと思えるほど、ずっと働き、孤児院に戻ると子供達と遊んだ。常に誰かと一緒にいるのだ。
そうしている間に、男の噂を聞いた。
昔は悪人だったが、改心して善人になり、今までの罪滅ぼしに子供達を養っているのだという。村の人々や子供達は、男が悪人だった事を知っていて、慕っているのだという。
私は以前にもまして、男を観察した。そして、確かに私から見ても、男が本心から改心し、善人になっているとしか思えなかった。
ある日、孤児院で男が子供達と遊んでいた。
私は男に近づく。男は私の顔を見て、悲しそうな顔をした。どうやら私の事を覚えていた様だ。
お父さんとお母さん、お兄ちゃんを返して! そういえば、そう言ってこの男に殴りかかった気がする。男はその時の事を覚えていたみたいだ。
もしかすると、それで子供達を引き取っているのだろうか? 自分の所為で家族を失った、私への贖罪の積りで。
剣を抜き放つと、男を真っ二つに切った。手だれのはずの男は避け様ともせず、その剣を受けたのだ。男は避けないだろうと思っていた。なにせこいつは善人なのだ。
お父さんを返せ! 子供達は口々にそう言って、私に飛びかかってきた。そのすべてを殴り倒して、高笑いした。
さあ、大きくなったら、仇を討ちに来なさい。私は、悪人のままで待っていてあげる。善人になっているなんて、そんなひどい事はしないから。




