AI漫画 マッチングアプリで出会ったら(姉、弟)だった! (姉、弟)だと指摘したらアプリを使ってるのがばれてしまう。仕方がないこのまま(姉、弟)とデートしよう!(中)
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小説本文
「ここのパフェが、とても人気らしいんだ」
(お~~。頑張って調べてるな)
とにやにやする夏美。
「え、何、何かおかしかった?」
「ううん。トモくんがいろいろ調べてくれているのがうれしくて」
「そ、そんなたいしたことないよ」
夏美
(おー。赤くなってる。ちょっと面白いかも)
「ナツさんも、さっきも言ったけど、とてもかわいいよ」
「そ、そう。ありがとう」
智也
(めっちゃ恥ずかしがってる。ちょっと面白いかも)
「そ、それで何、注文する?」
「じゃあ、トモくんがおすすめのパフェにしようかな」
2人で、それぞれのパフェを食べながら、智也はスマホをナツに見せる。
「この後、この水族館に行こうかと思うんだ。良いかな?」
「うん。水族館は大好きよ!」
「そう。良かった」
「これも調べてくれたんだよね。ありがとう」
(なんかすごく褒めてくれるな)
(弟がせっかく頑張ってるんだから誉めてあげないとね)
「あ、ナツさんもおしゃれしてきてくれたの俺のためなんだよね。ありがとう。かわいいよ」
「う、うん」
(さっきから、かわいいしか言ってないけど、褒められて悪い気はしないわね)
パフェを食べ終え、
「じゃあ、行こうか」
と、水族館に向かう。
周囲には同じように水族館にむかうカップルが大勢いる。
(なんか、さっきからいろいろ褒めてくれるな。俺も何かリードしないと。周りもカップルだらけか……。やっぱりカップルだと手をつないでるよな)
(そうだ。マッチングアプリのキャラを演じるんだった。アプリではもっと積極的な感じだったよな。よしっ!)
と、ナツの手を握る智也。
握られた手を見て
(え? 何いきなり手を握ってくるの? 周りはカップルだから手を握ってるんでしょ。私たち付き合ってないよね?)
と戸惑う夏美。
「あ、ごめん。手を握ったらダメだった?」
「そ、そんなことないよ。ちょっとびっくりしただけ」
「そう。良かった」
と、手を握り続ける智也。
本当は姉だと分かっているので、平然としたものだ。しかし夏美はそうは行かなかった。
(私を姉だって知らずに手を握ってるんだよね? 家ではダサダサなのに、こんなに積極的なの?)
と、顔を赤らめ戸惑う。
(なんか。すっごく恥じらってるんだけど、家ではがさつなんだけど、男の前ではこんな顔するのか……)
水族館に到着する。
まずは、定番のペンギンから見て回る。
本当は姉、弟だという安心感が土台にあるためか、智也は積極的に行動し、夏美は見守るように過ごす。
イルカショー、ラッコのエサやり。
巨大水槽を見て回る。
はからずとも家ではみせない顔を、見せ合い、それは思いのほか楽しいものだった。
そして水族館も見て回り、水族館をでる。
すると、外はすっかりと日が暮れていた。
ここからは、本当のカップルの時間だ。
姉、弟が踏み込むわけにはいかない。
(夜になったけど、姉とどこに行けっていうんだよ)
(まさか、弟とこれ以上はね……)
だが、相手は自分を(姉、弟)とは気づいてないはず。別れの言葉を言い出せない。
これからどこに行こうかとも言えず、公園のベンチに座った。




