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チーム
戦いが始まる。
魔物の群れ、そしてあの男。
戦場は混沌と化す。
だがユウトたちは崩れない。
「カレン、前線維持!」
「任せろ!」
「リナ、右支援!」
「はい!」
「ミリア、回復回せ!」
「了解です!」
「セレナ、中央制圧!」
「……分かった」
完璧ではない。
だが――機能している。
“チーム”として。
再び対峙する、あの男。
「来たか、勇者」
同じ言葉。
だが意味は違う。
戦いが始まる。
今度は互角。
いや、それ以上。
連携、判断、覚悟。
すべてが違う。
「……面白い」
男の笑みが変わる。
余裕ではない。
“本気”だった。




