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第42話

41話と42話の同時投稿です。41話を読んでいない方は一つ前からどうぞ。

 やっと……。

 精霊の泉を後にして、おそらく一週間が経った。目の前にそびえるのは懐かしき城壁。

 俺は……帰ってきたぞ……。

 目の前に存在するのは、ジザス国の王都。王宮が悪魔に乗っ取られ、エリスが(とら)われ、リーナが一人で待っている街だ。



 ……ん?

 街に入るため門へと近付き、門兵に挨拶をしようとしたのだが、兵士の様子がどこかおかしかった。意識が無いように見えるが、仕事はしている。無気力。眼の焦点があっていないような、そんな雰囲気だった。



 その兵士に声をかけても返事が返ってくることはなく、仕事を淡々とこなしていくだけだった。

 何があったんだ?

 俺の独り言に対する答えは街の中に入って直ぐに予想がついた。街に住む全ての人が門兵と同じように、無気力状態、意思疎通が出来ない状態だった。



 悪魔たちがついに行動を起こしたのか……?

 街全体は暗い雰囲気に飲み込まれ、空気が重かった。人に話しかけても返ってくる声はない。住人の表情も乏しい。俺はリーナが泊まっているであろう宿に向かって全力で駆けて行く。そして宿に着き、部屋の前に着く。

 リーナ!


1分間の読書、ありがとうございました。

昨日の18時には大変ご迷惑をおかけしました。また今日の18時に会えることを願っています。

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