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大人たちの事情

早朝、午前5時に私たちは起きてしまった。寝たのが午前0時だったから睡眠時間は5時間だけで眠い。


「ふぁああ」

私はあくびをした。他の子もそれにつられてあくびをした。

「まだ5時なの・・・。眠いわ・・・ねえ2度寝したいわ」

「二度寝すると寝坊しそうだわ。でも眠いわ」

「ちょっと自動販売機でコーヒー飲もう」


私たちは喫茶室に向かって缶コーヒーを飲みに行く。

「おはよう」

「おはようございます」

「あら、早いね。眠れた?」

「ちょっと気分がワクワクして夢を語りあったのです」

「そうなの。ねえ、あんたたち眠そうな顔しているわ。コーヒーメーカーで作るから。少し待っていてね」

「ありがとうございます」

周囲にはコーヒーの香りがした。



コーヒーもアキバ製である。

「昔は、いろんな種類のコーヒーがあったけど、全世界のコーヒーがアキバに独占されて、みんな同じような味になったわ。あなたたちも同じような顔にならないように、それぞれの個性を出してね」

「うん」

「私、個性があるアイドル歌手になるわ」

「そのために、この学園があるのね」

「建前状ではアキバを支援する学園と言うことで許可されているけど・・・。本当の目的は、個性的なアイドルになること。とにかく、あなたたちは無限の可能性があるから、夢に向かってがんばってね」

「そうね。ありがとう」

「がんばるわ。コーヒーごちそうさまです」

女性職員は優しい笑顔で去って行った。





 私たちは学校に行く。寮からでると政治結社の宣伝カーがあった。

「独占経済、反対!自由競争による経済の活性化を!民主主義をとりもどせ」

その時、政治結社の青年が私を睨んだ。

「この国賊もの!アキバの支援者!心を入れ替えて田舎に帰れ」


 私は困惑した。私たち女学院生は政治に関係ない。

「私たち政治には関係ないわ・・・」

「そうよ。ただみんなに夢をあたえたいために上京したの」

私たちが泣きそうになるとき、警察のパトカーが来て、宣伝カーをとらえた。私たちは駅に向かった。





私たちは電車に乗り、関東女学院に向かった。

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