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緋蒼ライフ  作者: 百瀬日和
2/9

Date2 緑

はい、どーぞ☆

その日から、司がカッコよく見えて仕方がなくなった。




中学校時代からは考えられないくらい、学校に行くのも楽しくて


これが恋なんだ、って実感した。








思い切って、メールアドレスまで交換しちゃった。



授業中、わからないところはこっそり聞いて、放課後も部活がないときは勉強教えてもらって






そんなある日。




「あ!!!明日の時間割変更確認するの忘れた!!!……どうしよう」



誰かにメールで聞こうと思って電話帳を開いた。



か行で手が止まる。






神城司






……時間割聞くだけだもん。

なのに、なんでこんなに緊張してるんだろ……



やっぱり親友の村崎那奈(むらさきなな)に聞こうかな……




でも……





彼の名前でボタンを押した。




本文を打ち込んで………送信した。





男の子とのメールは初めてで、変に鼓動が速い。



特に絵文字には気をつけた。





そうこう考えているうちに返信が来た。



『明日は、

1、現社

2、数学

3、数学

4、地学

5、英語

6、古文

7、芸術だよ

それと、この前話した雑誌、明日借りてもいいか?』






明日数学2時間か……

……じゃなくて!!!



雑誌……というのは、ハリウッド映画のやつで、ハリウッド映画が好きなのはアタシと司の共通点なんだ。



その雑誌を貸してほしいなんて……いいに決まってる。





その後も会話が続いて、気づくと受信ボックスが司の名前で溢れていた。





司のケータイも、アタシの名前でいっぱいなのかな……





正直、アタシは司に女子の中で一番優しくしてもらいたかった。


嫉妬、のつもりじゃないけど、司が他の女子と話してると胸がちくっとする。




司に好きな人なんて、いたりするのかな……?

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