Date3 紫
今日は始業式WW
はぁ……
どーぞ♪
夏休みが終わり、とうとう席替えの日が来てしまった。
恋をすると成績が下がるって言うけど、アタシの場合、明らかに成績は上がってた。
決まった席は……司とちょっと離れてしまった。
しかもあろうことか、司の隣は、司のことが好きだという水鳥優子。
ブリッコで、正直アタシは嫌いだ。
でも、司が優子を嫌いだとは言いきれない。
しかも、司と優子が付き合っているという噂まで流れはじめた。
嘘だと思ってたけど、
司と優子が一緒に歩いて帰っているところ、見ちゃった……
しかも、あの笑顔を見せてる……
本人に確認する勇気はなくて、少し避けてたけど、司はいつも通り接してくれる……
授業中でも、司のことを考えちゃって涙が溢れてくる。
慌てて拭おうとしたその瞬間――
「日和」
いつの間にか休憩時間になっていたらしい。
名前を呼ばれて、そのまま顔をあげてしまった。
「!!!!」
しかも、声の主は司であった。
「あ、え……わ、悪い………」
女の子の涙におどおどする司に、アタシはなるべくの笑顔を見せた。
「な、なんでもないの!!!あ、あくびしただけ!!!!!」
「なら良かった。んと、前借りてた雑誌。……遅くなっちまって悪かったな」
わざわざアタシの席まで来てくれたことが嬉しかった。
いつまでもそばにいてほしくて、会話を延ばした。
その笑顔、アタシしか知らないって信じていたかったのに……
でもそれはもう無理だって、わかってるから切なくなる。
「席は離れちゃったけど、これからも勉強教えてもらってもいい……?」
「当たり前だろ?いつでも俺んとこ来いよ!!」
なんでだろ、
司の一言一言が、アタシの心を軽くして
そして奪っていくんだ……
アタシは司が好き
たとえ、司が他の人を愛していたとしても……




