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シルシトウ一頁目
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ある日、天使が遥かな空から舞い降りて来ました。
ある日、悪魔が地の底より這い上がって来ました。
ある日、人類は、魔法が使えるようになりました。
天使と悪魔と人類は争いを始めました。
そして、
東の大地を天使が、
西の大地を悪魔が、
南の大地を人類が、
それぞれ治めるようになりました。
北の大地はずっと昔から海に覆われいて、海の底には“眠り姫”が居ます。
人びとは東・西・南の大地をまとめて“アダムの地”と呼び、海に覆われた北の大地は“イヴの海”と呼びました。
それら四つの大地に囲まれた丁度真ん中。そこには天高くまで伸び、地深くまで突き刺さる、巨大な塔がそびえ立っているのでした。
人びとはその塔を“バベルの塔”と呼びます。
天使と悪魔と人類は、それぞれの領地を増やそうと争いを続け、数百年が経っても争いは続いています。
“世界の歴史 第三のハジメに” より
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