侵入者とこれからの方針
これまでに結構時間がたったけどお腹もすかないし眠くもない。食事の必要も睡眠の必要もないか…
「いつの間にか人間辞めちゃってたんだなー。たった20年弱だったけど少し寂しいね」
今のとこ生活に困ってるわけでもないし生命の危険があるわけでもない。十分幸せだと思っておこう
ん? ついに来たのか、ヒトが。
見たとこ猟師って感じかな。先に来た鹿(仮)は獲物かな。だめだね不用心に入ってきちゃ。ほらやっぱり死んじゃった。情けない。鹿(仮)ばっか見て罠の確認をしないから。輪廻転生はあったみたいだから君も来世頑張ってね。
冒険者みたいなダンジョン攻略に慣れてそうな職業ではないみたいだし、仕方ないかもだけど
「あとちょっと頑張ってほしかった。」
ダンジョンの魔物がドロップアイテムを落とすのかとか、そしてそれがこの世界で普通かどうか知りたっかたのに魔物に会うこともなく死んじゃうなんて。それに死ぬのがあまりにも早くて侵入者がいても魔物が召喚できるか試せなかったし、というか試すの忘れてた。
小説とかによくある、死にたくなければ侵入者を排除するしかないみたいな展開と違って僕はダンジョンから出られないかわりに襲われることもなさそうだ。そもそも誰もこの部屋に来れないだろうし。
ということはこのまま放置しても問題ない?ダンジョン強化する必要性なさそう?でもダンジョン内の魔物が全滅でこの部屋への入り口がとか条件思いつくし、決めつけは良くない。何よりどうせ異世界に来てダンジョン経営する立場になれたんだから、人の人生の最期っていうかなりドラマティックなものを見せてもらって楽しもう。
「何事も経験だよ。」
下衆なやつの無様な死に方とか高潔な人のかっこいい死に方とか、いろいろな死のシチュエーションが見たい。
多分だけど僕はここから出ることができないだろう。誰かの思惑があったとして説明も何もないんだから出す気はなさそう。思惑とか全然関係なくてただの偶然だったとしたらここから出るのも偶然に近くなるだろう。そんな偶然を待つくらいなら、ヒトじゃなくなったんだから人のものじゃない望みを、楽しみをもっていこう。
主人公馴染みすぎかな?




