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登校時々狐

さて、学校に行こう。家のカギをかけてバス停へ急ぎ足で向かう。バス停までは歩いて7〜10分かかる。正直言うと 遠い


バス停に着くと人が列を作っていた。いつもの光景なので、並んでいる人の顔も大抵は見たことのある顔だ。最後尾に立ってスマホを触っているとバスが来た。すでにあまり空いていないバスの中へ人が入って行く。僕も入る。 …狭い


最寄駅までバスで15分、バス停の数は6個ある。最寄駅までほとんどの人は降りない。なのに止まるバス停で必ずと言っていいほど人が乗ってくる。「バスが潰れるのでは?」と疑問に思うくらいに。

調べてみると、1200kgまで乗れるそうだ。

かなり頑丈だと思う。

……まてよいつも30人くらい乗ってないか?



まぁそんなことを考えていると最寄駅に着く。駅に着くともう電車が来ていた。「出発しまーす御注意下さい〜」の放送を聞いて走り出す。間一髪で中にはいることができたので、まわりを見回してみるけど、いつも通りほとんど人はいない。半貸切状態だ。

30分くらいすると学校前の駅に着く。乗り換えをしなくていいので結構楽だ。



駅から学校までは、目と鼻の先。歩いていると例の狐が話しかけてきた。

「あの、たまには朝も一緒に話して貰えませんか?」

ふわふわと宙を漂いながら笑顔で言ってくる。正直言うとめっちゃかわいい///


白く透き通るような肌、少し吊り上がった目、今にも闇へ吸い込まれそうに黒い艶のある髪、そこから生えている獣耳。

現実にいたら告白してるな。たぶん。


そう、この狐は妖狐なのだ。いつからいるかと言うと、物心ついた頃にはもういた。その頃はその時の僕と同じくらいの子狐だった。だから、ずっと一緒に過ごしてきたパートナー的なものだ。でも、他の人には見えない。

だから小さい頃はよくこう言われた。


「変な子供」「気味が悪い」


そんなことを言う友達、大人は嫌いだった。



僕の友達は今も昔もこの妖狐ただ一匹だ。

学校名は五月雨高等学校


家→渡丘(最寄駅)→時雨(学校前の駅)→学校


みたいな感じです。

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