↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
降伏の儀式 捧ぐ  作者: kero


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/12

転職

3 、2、 1 、0 、機械音声の秒読みが終わるとともに


どぉ~ん

という音と振動が一秒間隔で続く


藤堂艦長は身体を包み込む様にガッチリ固定された対Gチェアーの中で歯を食いしばっていた。

藤堂は思う、思えばおかしな事になったものだ、二年前なら頭がおかしいと笑うような事態に今、自分はいる。

私は今、人類初の本当の意味での宇宙戦艦の艦長として今ここにいるのだ。




ことの起こりは二年前に藤堂が磯風級フリゲート艦、潮風の艦長だった際、訓練で座礁事故を起こしたのが発端で有った。

海軍において船を座礁させた艦長に居場所は無い


勇退するしかない、

退役して妻とともにどうするか?いっそのこと妻の実家で農家でもするかと、話し合っていた際にその電話(TV電話)がかかってきた、国防省から紹介だと言う、

電話の主は妙に迫力のある顔で(ヤクザの組長と言われた方が納得できる)大質量打ち上げ研究所AA(AA大天使の略称だと後に分かった)の所長だと名乗り仕事について話したいと言う。


少々胡散臭かったが、ネットで調べても、ありきたりの内容し書かれておらず、仕事を探していた私は申し出を受けることにした。


会う際は妻も一緒にと言われ、何故?と聞くと、いい忘れましたこの仕事は夫婦で働いて欲しいからと、迫力のある顔で言われる、妻の許可を得て、大質量打ち上げ研究所AA事務所に向かう。


内容は、現在開発中の大容量打ち上げ船の船長になって欲しいとのこと、妻は事務の仕事を予定している。何分にも他社との競争が激しく完成予定の二年後迄は作業所に缶詰になる勿論その間は不自由させないように努力する、内容を理解したら来て欲しい、給料は破格で妻ともども文句はなかったが、やはり胡散臭過ぎると断りかけたが、信用出来ないならと国防省の人事部の宇崎大尉に連絡してみろと言われる。


宇崎大尉なら知ってる、信用出来ると思い連絡するとその会社は信用出来るので国防省としては是非とも受けて欲しいと言われる、なんだ?何が起きている、民間に偽装した軍の仕事か?

……何か悟ったと思ったのか、所長は満全の笑みを浮かべて、これからもよろしくお願いします。

と言われる……

私は軍を辞めれないようだ。


入社してからは妻と一緒に会社の保養所?

保養所の割りに設備がおかしい、保養所って隣りに病院があるものなのか?


サプリメントを飲まされ、ひたすらに体力作りをさせられている、私はともかく、

妻と?

なぜだ?

暫くするとさらに何人もの男女が加わる、自己紹介すると全員陸海空軍の現役だった、志願したと言う、

ハハハっ食いっぱぐれてお金目当てに入った私とは違う、

落ち込む私に妻は余所は余所、

貴方は私を不自由させない為に入ったのでしょ私にとって最高の理由だわと慰めてくれる。

彼らに聞いても最高に名誉ある極秘作戦だとしか聞いていないと言う。

答えのないま、

夜間の睡眠も変な機械のタンクの中で眠るという生活を行った。


そうこうしているうちに、ここでの妻の地位が爆上がりしていた、格闘訓練?

今さら信じて無いけど貨物輸送に何でや?

格闘訓練で妻は無双した、

夫だからわかるが、かなりストレスを貯め込んでいた、

我が家なら買い物に夜のご奉仕にと機嫌を取るのに神経と体力をすり減らしているころだ。

残念ながらここには機嫌を取るのに出来る事は無い、

一度人気のないところで夫婦の営みをと思ったが監視カメラのないところは無かった、妻の機嫌がさらに上がった。


だからであろう、

格闘訓練では全員叩きのめられた、

特に教官は可哀想なぐらい、

本来ならば止めるべき私は真っ先に血祭りに挙げられそれどころで無かった、

なんでや!


それから妻に対する態度が女王?に対するかのように接する。

思わず私が番長の相手する子分だねと言ったら、肘鉄が飛んできた

……肋骨が折れた!

さすが妻も驚き謝って来たが、驚いたのは私もだ、

肘鉄なんて普段のじゃれあいだ、

それがそんなに威力が出るとは、おかしいのは、妻か私か?


その様な生活を半年も続けるたであろうか、ようやく説明が行われた、内容は驚くべきものだった。


日本は現在画期的な宇宙船を建造中である事、

その乗組員はその宇宙船の特性上、そのまま乗り込むと命にかかわるために人体を強化する必要がある事。


私は驚いた、契約書には書いてなかったと。

担当者は契約書を持ってくると慣れた手付きで、書いてある所を示した。

よほど気をつけて読んでも解らないように、注意深く書かれていた。


私はともかくなぜ妻も一緒にと聞くと、妻も候補であったと言われる。

元々妻も海軍だった、いわゆる職場結婚てやつだ。

結婚と同時に妻は退職し専業主婦になっていた。


その為か軍の理不尽さをよく知っているため私ほど難色を示さずお金さえ契約書通りならよいという態度だった。


また、今になって説明が行われたのは、単純に人体改造が終わってようやく第二段階に進めるようになったからだと言われた。


人体改造と言われても特別感は何もないんだがと妻と言うと、主に耐久性の効果なので日常生活で恩恵を受けることは少ないと思いますと言われてしまった。


内心、それまでのことで思い当たることも有ったが黙っていた。

その辺も今から説明しますとも。


大天使計画

核パルス推進ロケット、毎秒一発の核を船尾で爆発させそれを推力として船を飛ばす狂気の計画、別にこの話がオリジナルではなく、核保有国なら一度は考えて断念する話だ。

アメリカと我が国が通常の火薬を使った実証実験を1950年代にしている。

実現すると化学ロケットでは不可能な重量の物質を軌道面まで一度に運べる。


確か可能だが地球環境への影響が大きいからと、取りやめになったと思うが、

作っても飛ばせんだろう?

戦争になるぞ!


しかしそうなると、妻と私の受けた訓練や強化された内容もわかる気がする。


核パルス推進ロケットは人間にとって乗り心地が悪いのだ、考えてほしい一秒毎にガッツんとした耐え難い程の衝撃を船体が大気圏外を抜けるまで受け続けるのだ、船の規模や核の出力にもよるが、確か800発程必要だったはず、人間にはかなり辛いものになるはずだ。


たぶんだが私たちが受けた改造は対ショック対G耐性だろう?

こんなことの出来る技術なんて在ったかな?

と思ったが現に受けているので考えるのを辞めた。


大丈夫です。あなたたちは考える必要はありません、と言われて黙るしかなかった

後の祭りだし(泣)


その後は今後の訓練予定と更なる追加手術の話、

今度は外科手術で心肺機能の強化と真空暴露時の生存性の強化、脳の電脳化。


オイオイ今は2060年そんな技術、アニメ位しか聞いたこともないぞ?

そんな手術をして今後俺たちは日常生活が出来るのか?

一生軍の施設から出れないとかなら嫌だぞと言うと見た目はそんなに変わらないし、服で隠せますよと言われる。


いやいやいやいや、普通にやばいだろう?

服で隠れるってどの程度の服なんだよ、露出の一切無いような服なら嫌だぞと、色々ごねたら、改造例を見せてもらえることになった。


次の日、会議室で待っていると、担当官と一緒に背の高いモデル体型の女性が歩いてきた、女性を見るなり何か感じたのか目を離せない。

妻が何か訝しげにしていると。


件の女性の方から親しげに旧姓で妻を呼ぶ、そこで初めて分かったのか、駆け寄って名前を呼んでいる、紹介を受けると妻の士官学校時代の同級生だと言う、見た目が若返り、胸がかなり、かなり大きくなっていると言う。


なんかこのことだけで妻の心は決まった様だった。

この担当者は策士である。


こうなると私の意見など関係ない。

改造ヶ所は心臓・肺を人口のものに筋肉の増量、電脳化に伴い頭髪の除去と電極の設置(目立つものではなかったた、だのスキンヘッドである)電極と聞いて、某アニメのように首筋に挿す物を想像していたが、頭の所にペタンと張り付けるもので、少しがっかりした。

人工肺と強化された血液機能で最低十分間の真空での活動が保証されるらしい、目も人口のものに真空中でも視力を維持するのが目的とか、目の色も好きな色にしますよと言われて妻が喜んでいた、おまけに暗視機能がつくらしい、私は視力が回復するのがうれしい、後は皮膚の強化か。話の内容だと、宇宙での事故に備えた生存性向上の為の改造っぽい、私たちが受けた体力作りは次の手術に対する体力作りと、改造に対する下地作りとしての、ナノマシンによる内蔵全体の強化だったようだ。

ん、妻の肘鉄の件は……怖くなってきた……まあ妻にはもともと喧嘩しても勝てないからいっしょか?


後は妻にとって最大の関心ごと。

見た目の変化だが、皮膚(皮膚も強化の過程で色が変えれると言われて妻が喜んでいた)や筋肉の最適化や増量で、若返って見えるようになるとのこと、女性に関しては、希望者には豊胸(生存性向上に繋がるため推奨しているそうだ、男は無理だね)

妻がやる気になっている以上手術に関してはサインするしかなかった。


妻よお前は何を目指しているのか?これで背が伸びるとか言われたら、悪魔とも手を結びそうだ、怖くて言えないけど。


同時に私と妻は軍に復帰した。

半年後全ての手術とリハビリを終了した時、妻と私は別人のようになった、妻は背さえ目をつぶれば海外の超一流のモデルで通じるだろう、なんとなく妻の劣等感が透けて見える。


うんうん魔法少女コスプレしたら何処かできっと大人気だよ、しかも真のロリババアだし、大きなお友達の性癖を歪ませて来いとか思っていると、ジト目で睨まれた、危ない付き添いの看護師がいなければ私の命が危なかった。


妻は鏡を見ながら、カツラのデザインやらカラーを取替えては楽しそうに私に聞いてくる、妻が喜んでいるなら私には文句はない、何もない。

ようやく決まったのか、私の前に現れた妻は結婚当時の、若々しい姿を見せてくれた、元々童顔で背が低くスレンダーな体系だったために、ホテルから出た際に職質をよく受けて、毎回軍隊手帳やら運転免許証で誤解を解いたものだが今後はないだろう。


妻に感想を聞かれた私は最も変化のあったところ、胸を思い切り褒めてしまった。


何せAカップ以下の絶壁がGカップのまさしく巨乳になったんだ男なら目がいくし褒めるよね、平地に険しい山が生えたねって……


人間が出してはいけない音がした『ドゴ―ン』胃袋の中身が全部出ました、強化された妻のパンチは、あり得ないほどの威力でしたよ。

きっと生身なら死んでいたと思う。

担当者が後ずさりしながら首をかしげる程の。


改造が終わって初めに有った説明は、いったい何をしようとしているかだった。


何せ私たちにした改造だけでも尋常でない、海軍少佐である私が噂すら聞いたことも無い様な人体改造手術!?それもかなりの完成された技術で!

余程の何かがあると思っていたら、やはりというかとんでもなかった。


今から10年前にそれは発見された、木星軌道上に長さ約二キロ直径約一、五キロの

人工物だった、本来ならば大騒ぎになる話だが箝口令が引かれて一切の情報が流れないよう世界規模で規制された。


それ程の規制がされた理由はその発見された経過で有った、当時アメリカと日本が共同で木星に探査機を派遣していた。

木星の衛星の内、ガニメデを日本が、イオをアメリカがそれぞれ観測機を分離投下して以後は木星の衛星として全体の観測をする予定だった、それぞれの母艦探査機はお互いを補完する存在として設計されていた。


日本の衛星が二十日分の先行して木星に接近、軌道迄後一ヶ月迄接近したときにそれを発見した、巨大な人工物らしきもの、実のところその存在は何年も前から発見されていたが、距離が遠すぎて何かまではわからなかった、その為今回の探査はこれの探査も含まれていた、


探査機が千キロまで接近した時、それは突然牙を剥いた。

何かで探査機を破壊したのだ、その光景は後続のアメリカ機がハッキリ観測していた、直ちにアメリカは宇宙観測用望遠鏡、観測衛星等、木星方面に向けられる衛星をすべて動かすと共に日本にも協力要請。

日本も既に動かせる衛星に指令済みでアメリカとの観測データの共有が図られることとなった。

アメリカ機が接近すると予想どうり、それはアメリカ機を破壊した、破壊の御子から、破壊の際大量の赤外線の放出を確認された、また日本の衛星の破壊時にも、電波望遠鏡の観測データから同様の方法で破壊されたものと考えられた。


それらの結果から衛星の破壊は故意で行われたものとして、未確認建造物は敵として認定された。

アメリカは敵の名を『フィスプ』と名付けた。

当初、敵として認定したところ遠すぎて、何か出来る事もなく、観測を密にする程度だった。


話が変わってきたのは、日本、アメリカの衛星のデーターの解析結果からで有った。

『フィスプ』は木星大気から気体をくみ上げている様で有った、

さらに『フィスプ』の形状が詳しく解析されるにつれ

『フィスプ』は宇宙船であると決論された。

その事から、いずれ動き出すであろう?

問題は何処へだった。


地球の機械知性体は彼らは敵である、直ちに攻撃せよと国際連合時事国に通達、


時事国では対応を協議し迎撃態勢を整えることとなった。

ただ整えるにしても宇宙はあまりにも遠かった。

この時代は成層圏に何らかの物を打ち上げるのも一苦労だった。



粗筋だけを決めて勢いで書き始めました、作者にもどうなるか分かりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。御意見、感想をお送りください、迷いがなくなるかもです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。