ヴィンスとの話
私はお義父さんの部屋に招かれた。
「まあ掛けてくれ、実の所ちょっと話しておきたくての」
私は空いていた椅子に座る。
「それで、どうしたんですか?」
「まあ、他愛ない世間話でもと思っての」
「そうですね・・・やっぱり皆さん流石ですね。仕事じゃない今も皆さん起きていらっしゃるんですもん」
「おっと、皆、気配を消しているのに気づいてしまったか」
「皆さん気配を消すのが上手すぎるんですよ、それで異様な静けさがが漂っています」
「確かにな、今度皆に言っておこう」
「皆さんこれからも伸びるんでしょうね」
「フウカ君?昼間となんか雰囲気が違うけどなんかあったかね?」
「そうですか?」
「なんか、全体的に大人びた感じになったような」
その理由は恐らく髪を縛っているからだろう。
「まあ色々ありましたからね、失神薬とか、ワイン飲まされたり、シャワー中にイタズラされたり…」
「誰じゃそんなことするのは!ラルフ!」
『俺っ!?』
「ケイトですよ」
「ケイトか、あれほど言ったのにまったく学習しとらんな」
「なんか、あったんですか?」
「いや、以前からケイトに口が酸っぱくなるほど言っとるんじゃ、下手に動くなって」
「全然学習してませんね、そこがケイトの良いところでもあるんですが」
「確かにそうだの、ここらでケイトが心配しとったぞ的な嘘をつこうと思っていたが、フウカ君のことだからそんな嘘をついたところで騙されんじゃろう、ケイトのことよろしく頼むな」
「それはどういう・・・」
「これ以上のことはケイトから聞いてくれ」
「まあ、このことは置いといて。フウカ君はラルフのことどう思う?この際だからはっきり言ってくれ」
「ラルフさんですか、筋は通っていますよね」
(男なら筋を通すのは当たり前だぞ。筋通さない男はクズだ)
「それに色々面白いですよね、ムードメーカーって感じでいいと思いますよ?」




