表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/38

エイプリル

 艶やかな赤色に染まった長い髪を三つ編みにして一つにまとめ、ワインレッドのワイシャツに袖を通し、黒いスラックスにはサスペンダーが付けられ、すらりと長い脚にはチョコレートブラウンの革靴を履いている。


 ──エイプリル・スタフォード。


 昨夜の読み聞かせの際に出た名前と同じ名を、客間に通された女性は生まれた時から使っている。

 本人だ。

 あの絵本は、等身大の彼女の姿を描いたものであり、絵本を制作した者が、彼女の知り合いだからと星影家にいつも送りつけている。


「そろそろ来る頃だと思っていたわ」


 こぐまに手を引かれ、身支度を終えたミザールが姿を現す。客人に合わせてか、布地も飾りも全てが赤い、ゴスロリ服だった。頭頂部に赤い帽子の髪飾りを付けている。


「……ミザール」


 艶やかな笑みを浮かべて、エイプリルは口を開いた。


「──相変わらず動く人形みたいな格好してよお! この家の奴らの趣味は変わんねえな!」

「……貴女の、品のなさもね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ