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護衛のバイト、してみませんか?  作者: 愚兎
初登校、してみませんか?
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最初は登場人物の紹介が続きますが、第9話から物語が大きく動き出します。ぜひそこまで読み進めていただけますと幸いです。

この世には、人を顔や見た目で判断しない人がどれほどいるのだろうか。


中学に上がってからというもの、死別した父から受け継いだ三白眼のせいで、先輩や地元の素行の悪い連中から「睨んでる」「ガンをつけた」「威嚇してきた」と、何かと絡まれることが増えた。


本来なら、目つきが悪い程度でわざわざ因縁をつけてくることはないはずだ。

そう思いたいのに、現実はそうでもないらしい。


黒鉄家に代々受け継がれている武術の師匠でもある祖父は言っていた。

「相手を“点”で見るな。視野が狭まり、相手の誘導に騙される」

「“面”で捉えろ」

それは“遠山の目付”というらしい。


だが、その教えがどうにも厄介だった。

三白眼という生まれつきの目つきと相性が悪いのか、意識していなくても相手を見据えているように映ってしまうらしい。


結果として返ってくるのは、ありがたくない誤解と、気の進まない「ひと時の団欒」というやつだ。


祖父曰く、黒鉄流古武術は戦が盛んな時代、実戦を想定して生まれた武術らしい。

だが今では、戦とは無縁の平和な日本で、静かに廃れていくだけの武術となってしまった。

一子相伝なんて立派なことを言っているが、要するに担い手不足の不人気武術というわけだ。


そんなこんなで、絡まれては制圧し、また絡まれては制圧する。そんな中学時代とも今日でお別れだ。


普通の学園生活を送るため、俺は地元を少し離れた開路学園へ進学した。

そして今日――。


俺の新しい高校生活は、この通学路から始まる。

本作をお読みいただき、誠にありがとうございます。

まだまだ読者の方も少なく、皆様がどのように感じられたか、そわそわとした気持ちでおります。


どのような些細なことでも、また率直なご意見でも大変励みになりますので、一言だけでも感想をいただけますと幸いです。


最後に気に入って頂けたら、ブックマークと評価のほど宜しくお願い致します

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